投資初心者の読者の方から、「定期預金の運用ばかりで満足な利息をもらえないので、資産運用するために投資にチャレンジしたいけどオススメのサービスを教えて欲しい」とのメールを頂きました。
投資の経験がある人はいろいろな投資をやってみるのは間違いではないのですが、資産運用を目的として初心者が投資するならば、オススメのサービスは自動資産運用サービスです。
このエントリーの目次
投資をするのは間違っていない
今から30年以上昔は、金利が相当高かったことから定期預金に預け入れるだけで資産は増えていきましたが、現在はマイナス金利のため利率も低く満足に資産が増える状況であはりません。
もちろん、定期預金は預金保険という元本保証の制度がありますので、絶対に減らしたくない資産を預け入れるためには最適な商品です。
しかしながら、資産運用をしていきたいと思っているあなたにとっては、利率の低さが物足りないと感じますよね。
そこで投資をしてみるかという考えになるかと思いますが、定期預金などの安全商品だけを運用してきた初心者が投資に踏み入れるのはかなり勇気がいります。
投資はいろいろあるが分散投資がオススメ
投資といってまずは思いつくのが株式投資です。株価は企業の業績などに応じて日々値動きしていきますので、将来有望な会社や業績が高まりそうな会社が株価が安い水準に投資した場合、将来、値上がり益を得ることが可能です。もちろん配当金ももらえたり、株主優待なども手に入れることもできます。
株式投資の場合、1つの銘柄に集中投資すれば、資産は大きく増える可能性がありますが、逆に半減する可能性もあります。
初心者が証券口座を開いて株式を1つだけ購入して大きな損を抱えてしまったという相談を良く受けますが、これは1点集中投資したためです。
複数の銘柄に分散投資すれば、1つの銘柄が下がったとしても他の銘柄があがった場合は、大きな損失を抱える可能性は少なくなります。
でも2から3銘柄に分散したとしても、分散効果はあまりありません。できれば100銘柄以上購入したいのですが、資金力が必要ですし、なによりも管理が大変です。
また、どんな銘柄に投資するのか検討する時間も必要です。
ではどうしたらいいのでしょうか?
分散投資するならばインデックスファンドを利用しよう
ところでインデックスファンドというのはご存知でしょうか?
インデックスファンドは、世界各国の株式市場の株価指数と連動するので、そのインデックスファンドに投資することで分散投資ができます。
個別銘柄とは違って、保有している間は信託報酬というコストがかかりますが、インデックスファンドの信託報酬の引き下げ競争が激化していることから、以前に比べて低廉なコストで分散投資ができます。
投資に詳しい方ならば、インデックスファンド利用して、自分にあった、金融資産の最適保有率であるポートフォリオを組めばよいのですが、ある程度知識が必要です。
金融知識についてどの程度詳しいかによってオススメの投資方法は変わる
金融知識が豊富な人や金融知識が詳しい人は、自分でポートフォリオが組めるのでまったく問題ありません。
貴方がもし金融知識が豊富にあれば、時間のムダですので、この記事を読む必要はないです。
金融知識が豊富な人や金融知識が詳しい人は、自分で最適と思うポートフォリオを決めたうえで、そのポートフォリオごとに最適なインデックスファンドを投資します。
インデックスファンドは日々価格が変わりますので、適時ポートフォリオを観察して、あまりにも自分が保有している金融資産がポートフォリオと乖離したらリバランスしていくという流れになります。
しかしながら、金融について詳しくない初心者の方は「分散投資?」「ポートフォリオ?」となるとハードルが一気にあがります。
初心者が分散投資したときに直面する疑問とは?
もちろん、見よう見真似でポートフォリオを組んでインデックスファンドに投資するのも良いのですが、いろいろと問題に直面するでしょう。
- そもそも積立金額をいくらにすればいいのか?
- 自分にあったポートフォリオはどんなものなのか?
- どのインデックスファンドに投資すればいいのか?
- 株価が急変したときに目指したポートフォリオと現在の資産比率が崩れた場合にどうすればいいのか?
- どの程度ポートフォリオと乖離したときにリバランスしたらよいのか?
- 発注のタイミングはどうすればいいのか?
- 配当金などの再投資はしたほうがいいのかどうか?
- 税金を安くするためにはどうしたらいいのか?
これらの問題は、勉強すれば自分なりの回答が見つかります。
でも、日常の生活や仕事に忙しい方が、金融について勉強しろといわれても投げだしてしまうことでしょう。
そこでオススメするのが自動で資産運用してくれるサービスです。
自動資産運用サービスとは?
自動資産運用サービスは、ロボアドバイザーなどを利用して、その人その人にあった金融資産配分を提案し、入金すれば資産運用を自動で行ってくれるサービスです。
インデックスファンドなどの買付はもちろんのこと、資産配分を適切に保つために売買したり、配当金の再投資や、サービスによっては金融危機が発生した場合に現金を多めに配分するなどの臨機応変な対応をしてくれるサービスもあります。
さらに税金を安くするために自動で売買してくれる至れり尽くせりのサービスを提供している自動資産運用サービスもあります。
自動資産運用サービスはいろいろあります。代表的なものは以下のとおりです。
自動運用サービス | 提供会社 |
---|---|
ウェルスナビ(WealthNavi) | ウェルスナビ |
THEO(テオ) | お金のデザイン |
楽ラップ | 楽天証券 |
マネラップ[MSV LIFE] | マネックス・セゾン・バンガード投資顧問 |
各社それぞれ特徴がありますが、基本的に口座開設したうえで入金すれば自動的に資産運用を行ってくれます。
これらの自動資産運用サービスは、いずれも、ハードルが高いと思いがちな分散投資が手軽にできるサービスです。
自動資産運用サービスは手数料がかかる
手軽に自動資産運用できるというメリットがある反面、どの会社の自動資産運用サービスは手数料が発生します。先ほどお伝えした4社は預かり資産に対しておおよそ1%の手数料が発生します。大手証券会社や銀行が提供する自動資産運用サービスはそれ以上の手数料を取る場合も少なくありません。
自分で勉強してポートフォリオを構築して運用できれば、このコストを払う必要はありませんが、勉強したくない人や他にもっと時間を使いたい人にとっては、この程度の手数料は、その見合いと考えればお得なサービスです。
自動資産運用サービスの中でも一番のオススメは、WealthNavi(ウェルスナビ)です。
WealthNavi(ウェルスナビ)を利用すると、投資は全て米国市場のETF(上場投資信託)を利用して、自動的に、低コストで世界分散投資ができます。
メリットとしてつぎの3つありますが、預かり資産も自動資産運用サービスの中で№1であり、既に10万人以上が利用している人気のロボアドバイザーによる資産運用サービスです。
忙しい方にピッタリの資産運用システム
- ロボアドバイザーが最適ポートフォリオを作成する自動投資システム
- 自動化した資産運用により銘柄を調べたりする時間や手間いらずで投資できる
- 面倒なリバランスや税金最適化もウェルスナビがやってくれる
初心者も知識不要でお手軽に投資ができる
- 世界の富裕層が利用する金融アルゴリズムを利用できる
- 海外ETFへ気軽に投資できる
- 世界分散投資することで価格変動幅を抑えることが期待できる
- 中立的な運用をしてくれる
使いやすく人気の高いロボアドバイザーシステム
- インターフェイスが直感で分かるので大変使いやすい
- 全国300以上の金融機関から自動引落しによる定期積立ができる
- 主要金融機関からはリアルタイム入金可能
- 投資資金は当日米国市場でETF購入するので無駄なく運用
- 運用資金や運用年数に応じて手数料が割引になる長期割プログラムもある
- SBIグループ(住信SBIネット銀行・SBI証券)との連携で多くの人が利用している
- 口座数や預かり資産が急増中の人気の運用システム
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ウェルスナビ(WealthNavi)の資産実績や評判さらにかかる手数料やメリットデメリットを解説しました。
WealthNavi(ウェルスナビ)という個人資産家向けのロボアドバイザーが2016年7月3日より一般公開され、早速「2016RISING EXPOグランプリ」 ...
このように、WealthNavi(ウェルスナビ)に入金して運用開始すれば、指示することなく勝手に資産配分や税金などを最適化してくれます。
もちろん、年利10%以上が狙えるという投資サービスではありません。逆に年利10%以上をキャッチフレーズにしてる投資サービスは、詐欺案件か詐欺案件まがいのものばかりです。
WealthNavi(ウェルスナビ)は資産運用を全くしたことが無く、投資について詳しく勉強するのがめんどうだと思う方が、着実に資産を増やしていきたいという方にオススメできますし、管理人も実際に利用しています。
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4月から運用開始しているウェルスナビ(WealthNavi)。当ブログでは、その運用実績を月ごとに公開していますが、推移などまとめて紹介します。 このエントリー ...
WealthNavi(ウェルスナビ)は短期的にお金を劇的に増やしたいという方にはオススメできませんが、長期的に積立を継続して運用を続けていけば、将来的にかなりの額になる可能性が高い運用サービスです。
もちろん、WealthNavi(ウェルスナビ)の口座開設費用や口座維持費用は無料です。
