住信SBIネット銀行の評判、住宅ローンの審査や金利や手数料さらにメリットやデメリットを解説します。
このエントリーの目次
住信SBIネット銀行住宅ローンの概要
- 商品名:ネット専用住宅ローン
- 資金使途借入用途:本人または家族が住んでいる現在の住宅ローンの借換資金、以上に伴う諸費用、登記費用(抵当権設定、抹消等)にかかわる費用
- 対象者:三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険に加入が認められている方で、仮審査申し込み時20歳以上、借入時満65歳以下、最終返済時満80歳未満で、国内在住かつ安定して継続した収入がある方
- 借入の対象となる物件:本人または家族が居住する物件
- 借入金額:500万円以上1億円以下(10万円単位)
- 借入期間:新規購入の場合1年以上35年以内(1ヶ月単位)、借換の場合35年-借入日からの経過期間(経過期間の端数月数は1年単位で切り上げ)
- 借入金利:借入時時点での金利を適応
- 借入金利プラン:変動金利、固定金利特約(2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、30年、35年)、長期固定金利「フラット35」、「フラット35S」、ミックス
- 返済方法:元利均等返済、元金均等返済で、毎年返済と半年毎増額返済の併用、繰上返済
住信SBIネット銀行住宅ローンの手数料諸経費
住信SBIネット銀行住宅ローンでかかる手数料諸費用は以下の通りです。
- 事務手数料(住宅ローンを契約の際に支払う手数料):借入金額×2.16%(税込)
この事務手数料は、住信SBIネット銀行の代表口座を経由せず、直接借入金額から差し引かれます。
承継所発行手数料(住宅ローンの発行に関わる証明書の発行手数料)
融資内諾証明書 | 864円(税込) |
住宅借入金等に係る借入金の年末残高証明書 | 無料 |
住宅借入金等に係る借入金の年末残高証明書(再発行) | 無料 |
残高証明書 | 864円(税込) |
利息証明書 | 864円(税込) |
繰上返済手数料(繰上返済をする際に発生する手数料)
一部繰上返済手数料 | 変動金利期間中:無料、固定金利特約期間中:無料 |
全額繰上返済手数料 | 変動金利期間中:無料、固定金利特約期間中:1契約あたり32,400円(税込) |
その他の手数料
- 固定金利の再設定手数料(固定金利期間終了後や変動金利期間中に固定金利の設定を行う際にかかる手数料):無料
- 条件変更手数料(契約内容を変更する際に発生する事務手続きにかかる手数料):5,400円(税込)
住信SBIネット銀行住宅ローンの特徴
住信SBIネット銀行住宅ローンは、三井住友信託銀行の専門商品で「ネット専用住宅ローン」を住信SBIネット銀行が三井住友信託銀行の銀行代理業者となって販売しています。
ちなみに、住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスを出資会社としているインターネット専業の銀行です。
申し込みから借り入れまでの期間
住信SBIネット銀行住宅ローンには、仮審査と正式審査という2種類の審査があります。
仮審査は、仮審査申込日当日から3日営業日以内に完了し、住信SBIネット銀行からメールで結果が送られてきます。仮審査を通過したら、その2日営業日後に、正式審査の申し込みに必要な書類が送られてきます。
正式審査書類を郵送後、住信SBIネット銀行に到着してから実行まで、通常1ヶ月~1ヶ月半程度かかります。なお、書類の状況や申し込みの時期によっては、少し日数が伸びる可能性もあります。
夫婦それぞれが住宅ローンを利用できるペアローンプランがある
一定の収入がある同居親族と一緒に、夫婦それぞれが住宅ローンを申し込める「ペアローン」というプランがあります。それぞれが主な債務者となって、お互いの債務に対する連帯保証人になることで成立します。
物件の持分がある場合は、それぞれが住宅ローン控除の対象になります。
住宅ローンの借入金額は1契約あたり500万円以上と定められています。ペアローンを利用するときも、それぞれが500万円以上の借入を最低金額としているので、2人合わせて1,000万円以上の借入金額となります。そして夫婦それぞれが、団体信用生命保険に加入しなくてはいけません。
ペアローンに加入しているどちらかが亡くなったり、あるいは高度障害になってしまった場合、加入者分の住宅ローンは団体信用生命保険の保険金で完納されるようになっています。1人ずつ住宅ローンを申し込むので、それぞれが審査を通過する必要があります。
審査の通知もそれぞれの分が届き、2つの契約を同時に進めるため、速やかな手続きが必要になります。婚約者が連帯保証人になる場合、または担保提供者になる場合は、原則として借入前に入籍しておく必要があります。
ネット手続きはもちろん来店してもOK
住信SBIネット銀行住宅ローンは申し込みから書類の受け取り、借入まですべてネット手続きをすることができます。
しかし自分の収入に見合った返済プランを考えてほしい、どのような返済プランにすればいいかわからない、借入ができるかどうか知りたいなど、詳しい質問や相談をしたい場合は、住信SBIネット銀行の専属銀行代理店に来店することもできます。
また「ミスター住宅ローンREAL」は、SBIマネープラザが住信SBIネット銀行の銀行代理業者として販売している「対面専用住宅ローン」なので、受け付けはローンプラザの支店で行うことになります。
詳しい店舗か以下のバナーからチェックしてください。
住信SBIネット銀行の口座を持っていなくても申し込み可能
住信SBIネット銀行住宅ローンは、口座を持っていない状態でも申し込みをすることができます。「口座開設と住宅ローンの同時申し込み」というボタンから進んで行くと、住宅ローンと口座開設を同時に申し込むことができます。
申し込み後に、住信SBIネット銀行で口座開設の手続きを行ったあとに、仮のログインパスワードとキャッシュカードが、転送不要の簡易書留郵便で郵送されてきます。
受け取りができなかった場合、簡易書留郵便が住信SBIネット銀行に返戻すると、口座が閉鎖されるだけでなく住宅ローンの申し込みも自動的にキャンセルになってしまう場合があります。これは、借入の際もキャッシュカードは必ず必要だからです。
ちなみに、住宅ローンの正式審査の結果にかかわらず、口座開設の手続きは進んでいきます。審査が不合格だったり、もし借入をせずに口座が不要になった場合は、解約手続きを行う必要があります。
フラット35、フラット35Sも取り扱い
フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提供している「長期固定金利住宅ローン」です。
長期固定金利の住宅ローンは、資金を受け取る際に返済終了までの借入金利・返済額が確定するので、長期のプランを立てやすくなります。金利は毎月見直しが行われ、その時々によって違います。
また適用金利は、申し込み時点のものではなく、借入実行日の金利が適応されるようになっています。
充実した保障がすべて保険料無料で基本付帯
住信SBIネット銀行の住宅ローンは充実した保障がウリです。すべての病気・ケガ(精神障がい等を除く)に保障する全疾病保障などに加入でき、保険料無料(保険料は銀行が負担)で基本付帯され、金利の上乗せもありません。(ただし、保険会社の判断により加入できない場合があります。)
保障内容は以下のとおりです。
病気やケガで働けなくなった場合は月々の住宅ローンの返済は0円に
保険開始日(保険会社が申込書兼通知書兼同意書により加入を承諾した場合、借入れ実行日を責任開始日とします)以降に、精神障がいを除く病気・ケガで終了不能状態(被保険者本院の経験・能力に応じたいかなる業務にもまったく従事できない状態をいい、8疾病以外の場合は、入院によって就労不能状態になったときに保障の対象になります)になった場合、保険金により月々の返済額が支払われ、月々の住宅ローンの返済は0円になります。
なお、8疾病(ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)以外の疾病または障がいの場合は1ヶ月の免責期間があります。
働けないまま12ヶ月経過したら住宅ローンの残高が0円に
3つの特定疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)、5つの慢性疾病(糖尿病、肝硬変、高血圧症、慢性腎不全、慢性膵炎)、その他の病気やケガ(精神障がい等を除く)で12ヶ月働けない状態が続いたら、住宅ローンの残高が0円になります。
女性の場合ががんになったしまってら30万円の保険金がもらる
女性の場合に限りますが、がんと診断されたとき30万円の保険金がもらえます。
住信SBIネット銀行住宅ローンの利用条件について
利用条件について
申し込み時の年齢が満70歳未満で日本国籍の方、また年収におけるすべての借入の年間合計返済額が、以下の基準を満たしている方が利用できます
年収 | 400万円未満 | 400万円以上 |
---|---|---|
すべて借入の年間合計返済額基準 | 年収の30%以下 | 年収35%以下 |
なお、すべての借入の範囲は、フラット35とそれ以外の住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローンなどの借入です。よって、審査申込時に自動車ローンや教育ローンさらにカードローンがある方は返済額基準に引っかかる可能性がありますのでご注意ください。
資金使途について
住宅ローンの資金使途は、申し込み本人または親族が住むための新築住宅の建設・購入資金または中古住宅の購入資金(リフォームには利用不可)に限ります。
融資金額について
融資金額は100万円以上8,000万円以下(1万円単位)ですが、住宅建設費または住宅購入価格の100%以内が限度です。
融資期間について
融資期間は、15年以上かつ完済時年齢が満80歳以上となるまでの年数(住宅の購入・建築・借換の場合)です。
返済方法について
毎月元利均等返済、毎月元金均等返済、または半年ごとの増額返済を選ぶことができます。
また、さらに、繰上返済は、何度でも手数料は0円です。ただし、固定金利特約期間中の全額繰上返済は32,400円(税込)かかります。
住信SBIネット銀行はフラット35やフラット35Sも利用できる
住信SBIネット銀行はフラット35やフラット35Sを利用できます。業界最低水準の金利や全疾病保障さらに、保証料や繰上手数料も無料と至れり尽くせりです。
ちなみに、フラット35Sは、省エネルギー性、耐震性に優れた住宅向けにフラット35の金利引き下げを年0.3%以内に抑えるという制度です。もちろん、借入の対象となる住宅は、フラット35の技術基準を満たしていることと、以下のいずれか1つの性能の技術基準も満たしている必要があります。
新築住宅・中古住宅共通基準について
省エネルギー性 | 1.「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」に基づく「住宅事業建築主の判断の基準」に適している住宅(一戸建てのみ)
2.認定低炭素住宅 3.一次エネルギー消費量等級5の住宅 |
耐久性・可変性 | 4.長期優良住宅 |
耐震性 | 5.耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅 |
バリアフリー性 | 6.高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同住宅の専用部分は等級3でも可) |
各種事務取扱手数料などは、通常のフラット35と同じです。
住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット
業界最低基準の低金利
金利は毎月見直しをされて、公式ページで公開されていますが、平均的に業界最低基準の低金利に設定されているうえに、全疾病保障は金利の上乗せがありません。
大手の銀行で言えば楽天銀行、イオン銀行などは年0.5%以上の金利ですが、住信SBIネット銀行は0.4%台で推移しています。
保証料、全疾病保障が無料
住信SBIネット銀行住宅ローンは、保証料がかかりません。さらに全疾病による就業不能のときに、保険金で住宅ローンの保障をしてくれる全疾病保障にかかる保険料も無料です。
一部繰上返済の手数料が1円からできるうえに手数料が無料
住信SBIネット銀行住宅ローンでは、1円から繰上返済が可能です。繰上は何回行っても手数料が無料(ただし、固定金利特約期間中の全額繰上返済は税込32,400円の手数料が発生)で、細かく繰上返済をすることが可能です。
返済額を変更せずに期間を減らしていく「期間短縮型」、期間はそのままで月の返済額を減らす「返済額軽減型」の2つがあります。返済額軽減型は毎月の支払額が少なくなりますが、期間短縮型の方が、支払う利息の合計は少なくすることができます。
住信SBIネット銀行住宅ローンのデメリット
融資事務手数料が高い
住信SBIネット銀行住宅ローンの融資事務手数料は借入額×2.16%と少し高めです。
これはネット銀行の住宅ローンでほとんど設定されている額ですので、住信SBIネット銀行住宅ローンが著しく高いわけではありません。
金利が低くて、保証料がかからない分、融資事務手数料でかかる金額をしっかり計算しておかないといけません。
審査基準が難しい
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査は、通常目安にすることができる「年収」や「勤続年数」などの目安が公表されておらず、自分が審査に通るのかどうか判断しにくくなっています。特別審査が厳しいというわけではありませんが、年収や勤続年数以外にも総合的な要素で判断をしているので、どんな方でも必ず審査が通ると思わないほうがいいです。
ちなみに、過去の借入れ返済が滞っている場合は、どんな優良企業に勤務していても、審査に通らない可能性が極めて高いです。また正式審査でも落ちる可能性が十分ありますのでご注意ください。
利用不可能な地域もある
住信SBIネット銀行住宅ローンは、住宅の基準や申し込み者の条件の他に、借地、保留地、離島などのある物件に関して、使用することができない場合があります。
新居を購入する予定の地域、現在住んでいる地域の市町村役場に問い合わせをすれば、利用可能かどうか分かりますので、事前に確認しておかなくてはいけません。
融資実行までの期間が延びる可能性がある
住信SBIネット銀行住宅ローンの融資は、物件購入の借入と借換の場合で所要期間が異なります。
審査機関が三井住友信託銀行、受付と手続きが住信SBIネット銀行と分かれているため、申し込み内容、書類の内容の不備、年末年始などの申し込みの時期によって、表記されている日数よりも融資実行まで時間がかかる可能性があります。
住信SBIネット銀行住宅ローンの評判は?
住信SBIネット銀行住宅ローンの良い評判に、金利が安いという点を評価する声があります。
大手銀行よりもネット銀行の方が住宅ローンの金利が低い傾向にあるのですが、その中でも住信SBIネット銀行住宅ローンは特に安いのです。
また、住宅ローンなのに手続きがネットで完結する点が素晴らしい、という声もあります。
通常の銀行であれば、住宅ローンの契約は何度か銀行へと足を運ばなくてはいけません。それが、ネット上だけで完結するため、忙しい人でも簡単に利用できるのです。
さらに、保障がついていていざという時安心、という声もありました。
団信や疾病保証が付いているので、何かあった時に心配する点を減らすことができるのです。
一方悪い評判としては、窓口相談ができないのが不満、という意見があります。
通常の銀行では、担当者が決まっていて、その人と相談しながら契約するのですが、ネット完結なので窓口に行くことがなく、電話での連絡も担当者ではなくコールセンターになります。あまり住宅ローンに詳しくないという方の場合、その点に不安を感じることがあるのです。
また、疾病保障の適用条件が厳しい、という意見もあります。
8疾病の場合は12ヶ月以上働けない状態が続くと住宅ローンが免除されるのですが、それ以外の疾病では24カ月以上働けない状態が継続しないと保障されないのです。
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- ATM手数料無料回数(引出):月7回
- 住信SBIネット銀行への振込手数料無料回数:無制限
- 他行への振込手数料無料回数:月7回
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