財形貯蓄制度というものがあります。正式名称は勤労者財産形成貯蓄制度です。
企業が希望する労働者の給与から一定額を天引きし、取扱い金融機関へ送金します。
よって、労働者は、ライフイベントなど目的に応じて資金を貯めることができます。
管理人も住宅取得するまでは利用していました。
いろいろとメリットがありますので、まとめてみました。
財形貯蓄制度のメリットその1:金利が若干良い
普通の銀行の金利にくらべて若干高い金利を得ることができます。
しかしながら、ネット銀行や高利の定期預金を募集する傾向が強い信用金庫などに比べると劣ります。
財形貯蓄制度のメリットその2:預金だけじゃない
銀行商品(期日指定定期、スーパー定期など)、信託銀行商品(金銭信託など)、証券会社商品(公社債投信、株式投信、国債、社債など)、生命保険会社商品(積立保険など)、損害保険会社商品(積立傷害保険など)、郵便局商品(財形定額郵便貯金、財形積立貯蓄保険など)などなど、いろいろな商品を財形貯蓄として積立が可能です。
会社によって制度が異なりますので、給与担当者に確認してみてください。
財形貯蓄制度のメリットその3:利子が非課税
財形年金貯蓄&財形住宅貯蓄が該当しますが、550万円までならば利子が非課税になります。
年金&住宅を2本積立の場合は合算して550万円までとなります。
財形貯蓄制度のメリットその4:低利の融資を受けられる
限度額がありますが、持ち家融資ならば、現時点で0.91%(5年固定金利)。
以前は、財形教育融資もあったのですが、独立行政法人雇用・能力開発機構の廃止に伴い制度自体もなくなりました。
財形貯蓄制度のメリットその5:引き出しにくい
いちいち給与担当者に言って書類を書いて提出しないと引き出せません。
給与担当者は「何に使うの?」などとは聞かないと思いますが、他人ではない同僚などにそういった解約の手続きをすることは心理的な抑制につながり、軽い気持ちで引き出すことはありません。
財形貯蓄制度は貯蓄を目指す初心者にはおすすめの制度
お金を貯めたいけど金融機関などにいって手続きをするのが面倒という方や、貯蓄初心者なら、企業の給与担当とかけあって、手続きすれば、給与天引きされてて貯蓄にまわせますのでおすすめします。
ただし、過去にくらべて優位性が低くなった印象もありますので、利子が非課税になる財形住宅貯蓄をうまく利用すれば良いでしょう。