インヴァストカードという高還元率のクレジットカードがあります。知名度はあまりありませんが、優れたメリットがありますので、
デメリットとと合わせて解説します。
インヴァストカードの特徴
インヴァストカードの特徴、メリット・デメリットを紹介します。
ここで詳しい解説をすると時間がかかりすぎるので、後ほど解説します。
- カード利用で貯まったポイントを現金化し自動投資される
- 高水準のポイント還元率1.0%
- 端数切捨てがされないポイント制度
- ジャックスモールを経由してショッピングをするとお得
- 国内旅行傷害保険が付帯している
- ネット安心サービス&カード盗難保険
- J‘sコンシェルで優待・割引サービスが受けられる
- 電子マネーに対応している
- 貯まったポイントを資産運用できる世界発のクレジットカード
インヴァストカードとは?
インヴァストカードは、インヴァスト証券株式会社と株式会社ジャックスが提携し、ジャックスから発行されているクレジットカードです。
2017年に発行が開始され、カードを利用したときに溜まるポイントが現金化され、トライオートETFのスキームで投資ができます。
「ポイント積立投資専用クレジットカード」という世界初の試みを可能にしたカードで、手間を省いてポイントを利用した方や、トライオートETFを始めとする積立投資に興味がある方におすすめです。
インヴァストカードの入会条件は?
インヴァストカードは、20歳以上の方(高校生不可)で電話連絡が可能な方が入会できます。
ただし、インヴァストカードを申し込む際は、インヴァスト証券の「トライオートETF」の口座を開設しないといけません。
トライオートETFの口座開設費は無料です。
またキャッシング枠付帯の資格があるのは、20歳以上65歳未満で、職業があり毎月安定した収入がある方です。
インヴァストカードの審査について
インヴァストカードは20歳以上であれば入会できますし、高校生でなければ学生や専業主婦でも申し込み可能なので、審査はそれほど厳しくないと言われています。
ただし、審査にはクレジットカードの利用実績や年収などの他に、ジャックスのローン返済なども関係します。
ジャックスのローン商品で返済の遅延がある方などは、審査を通過できない可能性もあります。
インヴァストカードの年会費は?
インヴァストカードの年会費は初年度無料です。2年目以降も、年1回カードのショッピング利用があれば無料になります。
年間で1度も利用がない方は、1,350円(税込)の年会費がかかります。2年目以降は、利用実績が1回もなければ432円(税込)の年会費がかかります。
家族カードは最大3枚まで発行可能で、年会費は初年度無料です。通常は432円(税込)ですが、こちらも年1回のショッピング利用で翌年度は無料になります。
ETCカードも年会費無料で利用できます。
ちなみに、インヴァストカードの国際ブランドはVISAのみです。
インヴァストカードの利用限度額は?
インヴァストカードの利用限度額は60万円です。
月間の利用額が60万円を超える方は少ないかもしれませんが、もし60万円以上の支払いをしている方は、別のクレジットカードを利用するしかありません。
インヴァストカードのポイント還元率は?
インヴァストカードのポイント還元率は1.0%です。
1%のポイントは自動的に毎月現金化され、トライオートETF口座に送られます。
ちなみに、ETCカードの支払い分も1.0%のポイント還元があります。
トライオートETFに関しては、後ほど解説します。
インヴァストカードの入会手続きの流れ
インヴァストカードの入会手続きの流れについて解説します。
インヴァストカードに申し込みをするには、まずインヴァスト証券のトライオートETF口座を開設しなくてはいけないので、それも併せて解説します。
1.トライオートETF口座開設
トライオートETF口座には、開設費や維持費は一切かかりません。
口座開設申込は約5分で申し込みが完了します。口座開設完了までは、約2日かかります。
2.インヴァストカードの申し込み
トライオートETF口座開設後、最短で2営業日以内にマイページのログインID、パスワードが自宅に郵送されます。
マイページから「マネーハッチ」にログインすると、インヴァストカードの申し込みができるので、必要項目を入力します。
3.カード利用開始
審査に通過すると、ジャックスからインヴァストカードが郵送されます。
インヴァストカードのメリット
カード利用で貯まったポイントを現金化し自動投資される
インヴァストカードの利用で貯まったポイントは、現金化され毎月トライオートETFの口座に自動的に振り込まれ、投資されます。
トライオートETFの積立投資登録が終わると、「S&P500EFT自動売買」、または「日経225ETF自動売買」、いずれかの投資スタイルを選択できます。
トライオートEFTは、投資といっても銘柄を選んだり、チャートを見ながら投資するわけではないので、手間がかかりません。為替リスクがないのもトライオートETFのメリットです。
0.1口からの投資が可能で、1口あたりの売買金額は約10,000円~20,000円です。店頭CFDで売買手数料、為替手数料はかかりません。
トライオートEFTに関しては、詳しく解説した記事がありますので、もっと知りたい方はそちらの記事を参考にして下さい。
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2016年4月25日、インヴァスト証券からETF(上場投資信託)取引専用の口座「トライオートETF」が開始されました。 従来は証券口座のみ取引できなかったETF ...
高水準のポイント還元率1.0%
インヴァストカードは、ジャックスまたはVISA加盟店でのカード利用で、還元率1.0%のポイントが貯まります。
通常のクレジットカードの平均的なポイント還元率は0.5%程度なので、インヴァストカードは非常に高水準です。
nanacoやEdyのチャージ代金、カードの年会費支払い、キャッシングサービスの利用代金はポイント還元の対象外です。
端数切捨てがされないポイント制度
インヴァストカードのポイントは100円の利用につき1ポイント貯まりますが、税ぬき価格ではなく税込価格でポイント還元がされるのがメリットです。
980円の利用でも、税込価格の1,058円でポイント還元されるので、端数の切り捨てがされにくく、より効率的にポイントが貯まりやすいです。
また1回の利用ごとにポイント還元されるわけではなく、1ヶ月の合計利用額を合算し、その金額に対するポイントが還元されるので、税込価格での還元はお得になります。
ジャックスモールを経由してショッピングをするとお得
インヴァストカードは、通常の店舗ではポイント還元率1.0%ですが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販のショッピングであれば、還元率がアップする方法があります。
ジャックスの会員サイト「ジャックスインターコムクラブ」からジャックスモールを経由して、ネット通販のサイトでショッピングをすると、1%還元以外に0.5%~12%のポイントが貯まります。
ジャックスモール経由で利用できる主な通販サイトは、以下のとおりです。
カテゴリ | 名前 | ポイントアップ |
---|---|---|
総合通販 | Amazon | 0.5% |
楽天市場 | 0.5% | |
LOHACO | 1.5% | |
Yahoo!ショッピング | 0.5% | |
ヤフオク! | 0.5% | |
ネットスーパー、ドラッグストア | SEIYUドットコム | 0.5% |
楽天ネットスーパー | 0.5% | |
Apple | iTunes Store | 3.5% |
トラベル | じゃらんnet | 0.5% |
楽天トラベル | 1.0% | |
エクスペディア | 3.50% |
このポイント以外にも、楽天市場では「楽天ポイント」、LOHACO、Yahoo!ショッピングでは「Tポイント」が貯まるので、ポイントの三重取りが可能です。
国内旅行傷害保険が付帯している
インヴァストカードは、国内旅行傷害保険が付帯しています。利用付帯なので、以下の料金をインヴァストカードで支払った時に補償が適用されます。
- 公共交通乗用具の搭乗費用
- 宿泊費用
- 宿泊を伴う募集型企画旅行参加費用
補償内容は以下のとおりです。最大で1,000万円の補償が受けられます。
補償内容 | 補償金額 | 備考 |
---|---|---|
死亡 | 1,000万円 | 事故の当日を含めて180日以内に死亡した場合 |
後遺障害 | 30万円~1,000万円 | 事故の当日を含めて180日以内に後遺障害が生じた場合、障害の程度に合わせて補償 |
入院 | 日額5,000円 | 事故発生日から180日まで |
手術 | 5万円/10万円/20万円 | 入院保険金を支払う場合で手術を受けたとき、手術の種類に応じて補償される(1事故につき1回まで) |
通院 | 3,000円/日 | 事故発生日から180日以内で通院合計日数90日まで |
国内旅行傷害保険で補償される事故は、公共交通乗用具に乗っているときのケガ、宿泊施設内の火災・爆発・破裂によるケガ、募集型企画旅行参加中のケガです。
ちなみにインヴァストカードには、海外旅行傷害保険やショッピング保険は付帯していません。
ネット安心サービス&カード盗難保険
インターネットでインヴァストカードが不正に利用された場合、発行元のジャックスに伝えると、その日から90日さかのぼって、不正利用による損害を補償してくれます。
盗難だけでなく、紛失した場合の不正利用にも対応しているのがポイントです。
J‘sコンシェルで優待・割引サービスが受けられる
インヴァストカードはジャックスが発行しているので、ウェブ会員サービス「インターコムクラブ」に会員登録すると、「J‘sコンシェル」という優待・割引サービスが利用できます。
J‘sコンシェルは、ベネフィット・ワンが提供している福利厚生サービスです。ジャックスのインターコムクラブ会員は、J’sコンシェルを無料で申し込めます。ただし、J‘sコンシェルには審査がありますので、確実に利用できるわけではありません。
Amazonギフトカードが2%OFFで購入できたり、図書カードが3%OFFで購入できるなどの割引があります。
金券等の購入方法は、銀行振込かコンビニ決済を選択できます。
電子マネーに対応している
インヴァストカードは、交通系電子マネー「SMART ICOCA」にチャージすることでポイントが貯まります。「モバイルSuica」へのチャージでもポイントが貯まりますが、モバイルSuicaは年会費がかかります。
ちなみに、nanacoや楽天Edyにもチャージはできますが、ポイントは貯まりません。
またインヴァストカードは、「Apple Pay」にも対応しています。インヴァストカードをApple Payに登すると、全国のQUICPay加盟店で利用できます。
インヴァストカードのデメリット
海外旅行保険、ショッピング保険が付帯していない
インヴァストカードには、国内旅行傷害保険が付帯していますが、海外旅行傷害保険は付帯していません。
年会費無料のカードでも、利用付帯で海外旅行傷害保険が付帯しているカードはあり、海外によく行く方にとっては大きなデメリットです。
国内旅行傷害保険も利用付帯なので、旅行代金や公共交通乗用具の支払いをしないと適用されません。
また、インヴァストカードで購入した商品に付帯するショッピング保険もないのが少し残念です。
利用するにはトライオートETFの口座開設が必要
インヴァストカードに入会する前に、インヴァスト証券のトライオートETF口座に登録しないといけません。
トライオートETFの口座開設申込は5分ほどで完了しますが、開設が完了するまで2日程度かかります。
また2度申し込みの手続きをしないといけないのはデメリットです。
積立投資を利用しない方にとってはメリットが物足りない
インヴァストカードは世界発の自動積立投資ができるクレジットカードですが、投資にあまり興味がない方にとっては、メリットが物足りないカードです。
チャージ可能な電子マネーは多いですが、利用されている方も多いnanacoや楽天Edyにチャージをしても、ポイントは還元されません。
今ならインヴァストカードの入会キャンペーンが実施中!
インヴァストカードは、カード発行審査が完了すれば、1,000円がプレゼントされるキャンペーンを実施しています。
また他にも、インヴァストカードが手元に届いてから3ヶ月以内のカード利用額に応じて、利用額が値引きされる「Jデポ」がプレゼントされます。
Jデポは、有効期限内のカード利用合計額から、Jデポ金額が差し引かれるサービスです。
合計50,000円以上の利用でJデポ2,000円分、70,000円以上でJデポ3,000円分、10万円以上でJデポ5,000円分がそれぞれプレゼントされます。
ETCカードに申し込みをして利用すればJデポ500円分がもらえるキャンペーンもあります。
また、国内外の翌日1回払いが自動的にリボルビング払いに変更されるサービス「Jリボ」に入会すればJデポ1,000円分、インヴァストカード入会と同時にJリボに入会すればさらにJデポ1,000円分がプレゼントされます。
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