お願いいたします。020年1月18日14:30からきゅりあん(品川区総合区民会館)小ホールにて開催された投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019の模様をお届けします。
諸注意の伝達です。
「皆さんこんにちは、本日は寒い中お越くださいまして誠にありがとうございます。
雪もチラつきましたけど、足元のお悪い中お越しいただきまして本当にありがとうございます。
開演に先立ちまして、皆様にお願いがございます。
イベント中の写真撮影、動画撮影は、プレスの方も含めて禁止とさせて頂いております。
イベントの最後にすべての方が撮影できるフォトセッションの時間を設けておりますので撮影はその時にお願いいたします。
イベント中はスタッフによる撮影のみ行われます。スタッフの撮影した写真はオフィシャルfacebookで公開されます。
皆様のブログなどでお使いいただくことができます。
twitterやfacebook、ブログなどへの書き込みは自由に行ってください。ハッシュタグは #ファンドオブザイヤー です。
最後にご来場者様への勧誘行為や宣伝行為は固くお断りいたします。
ではこれより、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019を開始いたします。まずは運営委員長のイーノ・ジュンイチより開会のご挨拶を申し上げます。」
運営委員長のイーノさんの開会宣言
皆さんこんにちは。イーノ・ジュンイチと申します。えー、今日は、来場いただきありがとうございます。まずは、ご来場の皆様、ご来賓の皆様、それから投票していただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございます。
本イベントは、個人投資家により結成された投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 運営委員会が主催するイベントです。
全員がボランティアで参加しており、皆様からいただいたチケット代はこの会場の使用代とかその他の運営費に充てられます。余ったお金が出た場合には、来年の運営費に充てらるということになっております。
運営委員一同、こういった個人投資家が中心となって、自分たちにとってより良い投資環境を作りたいという取り組みは非常に大事なものだと思って取り組んでますので、そういう形で準備してきました。
その結果、今日こうやって皆さんに集まっていただいてこういったイベントをできることを大変集まってこういした取り組みを行うのは大切だと思っています。
その結果、今日こうやって皆さんと一緒にこういったイベントをできることを大変うれしく思っています。
できるだけ楽しく、そして、役に立つようなあるいはためになるようなイベントにするつもりで準備してきましたのでぜひ最後まで楽しんで頂ければと思います。
では、さっそくイベントの"第一部 かしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイント"をお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
第一部 かしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイント
第一部は「かしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイント」。まずは、かえるさんと竹川美奈子さんがMCとして登場
竹川さん:皆さんこんにちは。一部を担当します竹川美奈子と、
かえるさん:かえるでございます。
竹川さん:よろしくお願いします。第一部に関してはテーマ かしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイント ということで、権丈善一先生にお話しをいただきたいと思います。
昨年は財政検証とか金融庁の報告書騒動とかいろいろありまして、公的年金が非常に注目された年でもあります。
ただし、公的年金とっても誤解が多いんですよね。なので、正しい知識を知っていただきたいということで、今回慶応義塾大学商学部教授権丈善一先生にお話をいただきたいということで、是非にということでお願いしました。
先生は社会保障審議会などの委員や社会保障の教育推進に関する検討会の座長などを歴任されております。
それでは権丈先生よろしくお願いいたします。皆さん拍手でお迎えお願いします。(会場拍手)
慶應大学 商学部教授 権丈善一氏の講演
ただいまご紹介にあずかりました権丈善一と申します。
日頃は大学で公共政策としての社会保障を教えているわけですから、今日は全く場違いな所に来たような感じですが、スタッフの方々が本日の面白企画として、これをやれということですので、やりたいと思います。
これは私のプロフィールですけども、昨年6月にですね、ちょうど2000万円問題が盛り上がっているときに、わたくしは「『わからず屋』は放っておこう」というインタビュー記事を東洋経済(「年金は破綻なんかしていない、『わからず屋』は放っておこう」 | 50歳からのお金の教科書 | 特集 | 週刊東洋経済プラス)に出すことになります。
これはどういう事かというと、結構この国の年金制度は出来てるんですけど、これはものすごく不信感が強い。
そういうことをどう思いますかと言われて、わたくしは「放っておけ」というような話ですね、騒ぐ方が悪いという風にですね、向こうにオアシスがあるよ~、とか、あと少し頑張れば大丈夫だよとくらいびのことを言ったのですが、あれは蜃気楼だ、近づくと遠ざかる逃げ水だとかいうような事をいうような人たちいるわけですけど、そういう人たちは周りに人にあまり迷惑をかけないんで、倒れて日干しになってもいいんじゃないのっていうような話を永遠としているわけですけど。
ここにその、ちょっと気になる社会保障という本があるんですが、例えば友達に献本します。献本したときのお礼というので、こういう文章が送られてくるんですけど、これ読んで分かりますか?っていうのがある。
今日は、スプレッド、長生きリスクに対する保険ということ、そして、Output is Centralというようなことを理解してもらいと思っております。
よろしいでしょうか?
年金不信感について
どういしてそいういう風に年金に対して不信感がいろいろあるということなんですが、これはある意味仕方がない。
このスライドをお見せしたいんですが、「年金+破綻」、「年金+抜本改革」、民主党が掲げていた「最低保障年金」キーワードを全国(の新聞)、日経、朝日、毎日、読売、産経新聞というところで検索した記事の件数です。
で、2004年頃というのは、どこかの党首をしている人たちは、「(現行制度は)間違いなく破綻して、5年以内にまた替えなければならない」っていうような事を言っていて、新聞をこの年になってくると(年金の)抜本改革というようなことで、毎日のように記事が出てくる。テレビでも年金は破綻しているという形になっていく。
岡田さんも「国民年金制度は壊れている」というな事を言う。
彼らが政権交代をした後になっていくと、岡田さんは、「年金制度破綻というのは私もそれに近いことをかつて申し上げたことがあり、それは大変申し訳ない」。長妻さんは、「年金は破綻しません、国が続くかぎり支える」。野田さんは、「(現行の年金)制度が破綻しているとは言えない、破綻するということはない」。で、鳩山さんとかは「年金がこのままではボロボロになって、年を取ってももらえなくなるという語りかけは、非常に政権交代に貢献してくれた」というような正直な言ってしまうんですけど(場内笑)
毎日毎日破綻しているっていうような話を聞いていた時代に、生きていた人たちは、これはそう信じます。
だけども、いろいろと彼らが政権を取って、いろいろとみんなで議論していくと、こららの記事(=「年金+破綻」、「年金+抜本改革」、「最低保障年金」のキーワードによる記事)は収束していく。
彼らが抜本改革っていうのを掲げていた最低保障年金っていうものも、次第にこれは消えていって、今や年金という言葉がネガティブな記事で出るのはちょっと間違えている人がいる日経新聞ぐらいしかないかなという状況に今まさにきているわけですね。
こういうような生きてきた人たちの中で年金不信感が強いわけですけど、この中で我々がしっかり分かってもらわないといけない事が、今日挙げられている「年金は保険である」ということ。そして「Output is Central」っていうようなこと、もう一つが「支給開始年齢」と「受給開始時期の自由選択性」は全然意味が違うよっていう、今日3つのポイントとしてご理解していただいて帰っていただけたらと思っております。
年金は保険である
「年金は保険である」ところですけど、貯蓄性の金融商品とは違うよっていうので、ここ(パワーポイント資料)にも書いてありますが「保険というものは、安心を与えることで人々の日々の効用を高めるものなので、公的年金保険が当てにならないという政治キャンペーンを信じる人たちは、なんともかわいそうすぎますよね。」ということを去年の中央公論でわたくしが話しております。
レンタカーを借りました。自動車保険に入りました。事故に遭わずに帰ってきました。これは、自動車保険の恩恵を受けているんですね。
事故に遭ったら保険金が出るという安心感があるんですね。
年金というのは、これは、ここ(パワーポイント資料)に書いてあるようなかたちで、実はわたくしが50代で、年金を受給してなかったとしても、私は年金の恩恵を今受けているんですね。
将来、私が長生きをした場合に、年金はこれくらいの額が終身、フルで(支払われることを)確信したうえで生きる。
この日々の高揚の増加が実は年金の効用のもたらしてくれる、保険というものがもたらしてくれるものであって、お金を受け取って保険金を受け取ったっていうことがそれほどの問題、年金原理ではない。まずは、これは年金は保険であるということを押さえてもらわなければいけないっていうのがあります。
私が「年金というものをみんなが理解してくれないんだよね」、天動説・地動説っていう話をしてきたんですが、最近はどうもインテリも間違える。
大学の先生も間違える。
みんな間違えるのはなぜなんだっていうところで、この天動説っていうのを「ヒューリスティック年金論」と呼んでいたりします。
ヒューリスティック年金論とは?
「ヒューリスティック」とは心理学の用語で、人間が複雑な問題に直面して何らかの意思決定を行うときに、これまでの経験に基づいて判断することで、判断が瞬時になされるんですけど、意思決定する際の負荷は小さいけれど、その判断結果が正しいわけではない。
つまり、年金というのは、結構貯蓄性の金融商品と類似のものとして理解しているというのが勘違いの源になっていったりする。
向こう側(=貯蓄性の金融商品)は金融機関の企業年金のように積み立て運用しているものと比較していったりするんで、それで理解すると、賦課方式の年金がなかなか理解できない。
そして残念なことに賦課方式の年金というのは、いろいろと世の中で動き始めてきて、50年、60年ぐらいしか経っていないものがあったりします。
それっていうのは、経済学の中で認識が固まっていくまで50年くらいかかってきたんですね。経済学者もみんな間違えていたというのがあります。
で、こういうヒューリスティックな年金論っていうものを、わたくしはなんとかみんなに開放して理解してもらえないだろうかと思って、この「公的年金大好き度テスト」という作っているのですが、公的年金は保険であるっていうのは、初段にも入っていないというレベルのところ。
公的年金は保険である。民間の貯蓄性商品とは根本的に異なるなんて話は、何をいまさら当たり前だよね、というころが年金の話のスタートにならないといけない。
次にスプレッドという意味が分かってもらわないことには、また勘違いされてしまうところがあるんです。
積立金運用に関する100年先までの公的年金保険の給付総額に貢献する割合は、1割程度であることを知っており、積立金運用に関するスプレッドの意味が分かり、名目運用利回りでの議論は間違いであることを理解して、人に説明できる。
もう一つは、Output is central の意味を知っており、積立方式も賦課方式も、少子高齢化の影響から独立ではいられないことを人に説明できる。
っていうところまで、皆さんに今日説明してくださいというですから、説明したいわけです。
2012年1月24日の施政方針演説について
年金の話に入る前に、よく出てくる話として、年金の話以前の問題としてお伝えしておかなければならない事がありますので、そこを説明します。
これは、「多くの現役世代で1人の高齢者を支えていた「胴上げ型」の人口構成は、今や3人で1人を支える「騎馬戦型」となり、いずれ1人が1人を支える「肩車型」に確実に変化していきます。今のままでは、将来の世代は、その負担に耐えられません」っていのを、消費税を上げませんっていうような事を言っていた政党が消費税を上げていくと方針転換していくときに、こういう施政方針演説(=2012年1月24日の施政方針演説)をしていくわけですが、これ見ると誰が見たってこの国終わっていますよね。
(財務省キッズコーナーより)
気を付けなければいけないのは、今の図表というのはおみこし型とか騎馬戦型、肩車型というのは65歳以上人口1人を何人で支えているのかというのは確かにこうなるけど、みなさんが、ここらへんで、大学を卒業するとかいろいろあるわけですが、生活水準は下がったかというと何も下がっていない。
こういう指標を見るときには、基本中の基本として、就業者1人あたりで何人の人たちを支えているかっていう指標が大事です。
それ(=就業者1人当たりの人口)っていうのは、この時代(=1950年代)からずっと変わっていません。これから先、年金の財政検証で組み込まれているような人口要因からいろんなものを考えていっても、実は2060年までさほど変わるものでもない。
こういうような時に、私は「サザエさんの波平は幾つだと思う」と言っていたんですが、彼は1946年に始まるフクニチ新聞の4コマ漫画で登場するわけですが、そのとき54歳。
55歳が定年です時代という、来年定年というような位置づけだったんですね。
それが今どんどん変わってきているような状況なので、これ(65歳以上人口1人に対する20歳から64歳人口指標)が全く何を意味するかがよくわからないという指標なんだけど、このあたりの指標が社会保障、年金すべての議論の中でベースとなって、持つわけがないという議論を作っていくことになります。
年金はバランスシートで制度設計されている
年金は決して破綻しないという文章を人口学的なことを考慮して、年金というものはバランスシートを作って制度設計されています。
保険料(出生率に依存)
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責任準備金
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積立金(140兆円) |
給付はこれから先このくらい出ますよ、将来は、責任準備金がこのくらいあると、保険料とかでこのくらい入ってきますよ、というバランスシートに基づいて制度設計しているわけですけれども、こういう制度設計を理解できる、これは高橋洋一さんの本(バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる (光文社新書))です。
高橋洋一さんの本ですが、破綻するわけないじゃないかというのが彼の論です。
ただ、残念なことに、年金経済学者の中で非常に面白いおじさん達が登場しきて、将来入ってくるこの保険料を債務超過と呼んだ人がいるんですよね。
これは、積立方式の企業年金をはじめとしたいろんな制度と類似ものとしてこれを読んだのでしょうけど、今の年金に何百兆円の債務超過があるという話は、ここを債務と呼んだ学者がいたからです。
それがまだ生き残っている。
で、スウェーデンでも同じようなバランスシートを作っているわけですけど、スウェーデンは、当然、将来入ってくる保険料というものを試算に入れています。
それ(=将来入ってくる保険料)を日本の中では債務と呼んでしまったわけですよね。
500兆、600兆の債務があるから、すでに年金は破綻しているということを言う、新聞なんかで先ほどのようにボーンと取り扱ってしまうという状況になって、記事が増えていくっていう状況になっていく。その時代に生きているなかなか難しいですが、「ありえない」となります。
積立金が貢献するのは1割程度です。保険料は固定していて、バッファーとして
次にですね、年金のバランスシートというものをいろいろ作っていくとしますと、実は将来的に100年くらいまでのバランスシートの試算を行っていくと、積立金が貢献するというのが実は1割程度しかないんです。
(年金給付の)ほとんどが、保険料の部分になるということをしっかりとおさえていかないといけない。
じゃあ、何のために積立金があるのかというと、この国の保険料は固定している。固定していても人口が大きく変動していったり、何らかの災難が起こる、あるいは震災が起こるというようなことでも、給付はずっと守っていく。
その時のバッファーとして積立金を利用するということになっております。
バッファーの役割としての積立金をご理解いただければと思います。
スプレッドについて
そして、年金というのは制度設計上、賃金(水準)が上がると給付が増え、賃金(水準)が下がると給付が下がるという仕組みになっています。
基本的には、家族の中で扶養していた両親の私的扶養を社会化した制度ですので、年金は、子供の生活水準が上がると高齢者の年金給付は上がる。そして、賃金が伸びなくなり生活水準が下がると、年金も下がるという仕組みになるわけですけど、そうなると積立金の運用で見なければいけないのは、収入支出の中で賃金上昇に連動しない部分が重要になります。
つまり、運用収入のうち運用利回りと賃金上昇率の差であるスプレッド(=実質的な運用利回り)が重要になります。
4.3%の名目運用利回りって言われていますが、その運用利回りから賃金伸び率を引いたスプレッドになります。
だけど賃金の伸び率がゼロだったら、スプレッドを同じ値としても、名目は非常に低くてもよろしいという状況で、厚生労働大臣からGPIF(=年金積立金管理運用独立行政法人)に方に(運用を)委託する時に、スプレッドを委託しますので、そのスプレッドそのものは、この国においては目標水準を超えて運用しているという結果があります。
で次に、公的年金は「保険」であるというところで、確認のところを取りたいんですが、ここらへんは先ほどのことでいいわけです。
Output is Central(生産物が中心)
次は、Output is Centralにいきましょうか。Output is Centralっていうのはどういうことかというとニクラス・バーというLSE(=ロンドンスクオールオブエコノミクス)の経済学者がこういうスライドを作った。
こいういうスライドを翻訳したものを、政府の官邸でやった社会保障制度改革国民会議っていうところを持いったのがこの資料であります。
ここに何が書いてあるかというと、皆さんの今から30年後、40年後の生活を保障する年金制度を作るのは、現在の生産物を蓄えていく、つまり今の水を30年後に飲みたいから冷蔵庫に30年保管しておく、30年後にパソコンを使いたいから30年間パソコンを保管しておくというような方法があるけど、不可能だ。
したがって、結局30年後の政策を、皆さんが年金受給者になったときに、必要なのはお金ではなく、消費に関心ある。食料、衣類、医療サービスだよね。
それって30年後の食料、衣類、医療サービスは30年後に生産するしかないよね。
じゃあ、30年後に少子化進んで人口が減少していったら、生産物は減ってるよね。
そこに積立金持っておいたからといって、その価値は生産物に合わされて形で調整されていくよねという話になるので、積立方式にすると少子化の影響を受けることがないという迷信が経済学者で信じられている人がいるわけですけど、それも嘘。
ということがOutput is Centralという考え方です。
だから、積立方式・賦課方式っていうそう差があるような話ではないよということをOutput is Centralでご理解いただければと思います。
支給開始年齢の引き上げと年金開始時期の自由選択性はぜんぜん違う
もう一つ、最後のところで支給開始年齢がどうのこうのというのがあるんですが、この国は保険料を固定しております。
固定している保険料の下で、100年先、200年先その制度の18.3%とすると入ってくる保険料も一定です。
この一定であるという保険料をこの制度で運用しているわけですが、ここ(=収入)が固定されている、この固定されているというのは一本の羊羹です。一本の羊羹を若い人たちと今の年金受給者でどういう風に分けていくかというのが、今の年金の最大の課題となっています。
だから、マクロ経済スライドで、年齢・給付水準を下げていくっていうのは、実は60歳から70歳までの自由選択性です。
これを下げていこうとしていくときに、浮くお金(マイクロ経済スライドによる自動的な給付調整の総額)があります。
これを野党は年金カット法案とかいうような表現をするんですが、ここで浮いたお金は将来世代のところへ回っていくだけの話です。
よろしいですか?
このメカニズムをしっかりとおさえておくことは極めて重要で、この国で65歳からしか年金を受給できなくなるとか、70歳からしか年金を受給できなくなると支給開始年齢の引き上げはありません。
そういうことは無いんで、しっかりとそこらへんは理解していただければと思います。
最後に
年金というものは、実は改革していかなければいけない事はあります。
厚生年金に入っていない人を厚生年金に入ってもらいたいとかいろんな改革があるんだけど、それらの改革に使うことができる官僚や政治家の時間とかいうようなものを、このくだらない議論というのが無駄遣いしてきている。
これをある程度集中的にここで議論をしっかりと皆さんが正確に理解していって、やらなければならない改革にエネルギーを向けなければならないと思いますので、年金の利用の仕方ということであると同時に、有権者の1人として、この国の今の年金を将来社会にどうやって残していけばいいのか、彼らの給付水準をどう高めていけばいいのかってということにご協力いただけるために、正確に理解していただるものと思っております。
どうも、ありがとうございました。(場内拍手)
再び竹川さんとかえるさん登場
竹川さん:ありがとうございました。かえるさん今聞いてみていかがでしたか?
かえるさん:そうですね。少し難しい部分があったかと思うんですけど、資料のほうをダウンロードできるように、お配りした資料にURLが書いてありますので、そちらには用語集なども載っておりますので、おうちに帰って、復習していただけたらと思います。
竹川さん:ケンジョウドットコム(news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/)というものもあるんですね。はい、無料で先生が書いた記事も読めますし、本のご紹介もしておりますので、ぜひ資料をダウンロードして読んで頂ければと思います。
それでは、第一部でこれで終了させていただきます。権丈先生、今日は懇親会にもお越しいただけるようです。今日お話しを聞いて、質問したいぞという方は、そこでお聞きしていただければと思います。
それでは、第一部ここで終了します。権丈先生に拍手をという前に消えてちゃったんですが(場内爆笑)
権丈先生にもう一度拍手をお願いします。(場内拍手)
ありがとうございました。
第二部に続く
ということで第一部のかしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイントをお届けしました。
ほぼリアルタイムでタイピングしているため、誤字脱字があれば訂正いたします。また、記事公開後、時間を見つけて加筆する予定です。→文字起こしにより全面加筆修正しました。
第二部はこちらをご覧ください。
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【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019【第二部 みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!】 #ファンドオブザイヤー
2020年1月18日14:30からきゅりあん(品川区総合区民会館)小ホールにて開催された投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019の模様を ...