株式会社グローベルスが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスの大家どっとこむ(おおやどっとこむ）。
その評判やメリットやデメリットを解説します。
大家どっとこむとは？
不動産投資型クラウドファンディングサービスを提供する大家どっとこむは、株式会社グローベルスが運営。
株式会社グローベルスは東京証券取引所市場第二部に上場している株式会社ミライノベートの子会社です。
なお、株式会社ミライノベートは２０２３年２月にJトラスト株式会社に吸収合併される予定です。
株式会社グローベルスの株式を持っていれば、株主優待により、大家どっとこむのファンドに投資した金額の１％がキャッシュバックされますが、吸収合併により、２０２３年１月３１日をもって大家どっとこむにおける株主優待制度を終了となります。
扱う案件は、東京都２３区とその周辺の物件が中心で、日本保証の買取保証付きの案件が多いのが特徴です。
利回りは不動産投資型クラウドファンディングの中では抑えめの印象ですが、運用中でも譲渡可能という独自のサービスもあります。
公式情報大家どっとこむ
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の基本情報
- 会社名：株式会社グローベルス
- 代表者：代表取締役 藤田 賢一
- 業務管理者：岡本 勲
- 会社所在地：東京都品川区西五反田7-17-3 第2 noteビル5階
- 会社設立：1996年7月10日
- 事業内容：不動産売買事業、中古住宅再生事業。商業施設建設事業、不動産仲介事業、コンサルティング事業、不動産投資型クラウドファンディング事業
- 資本金：1億円
- 宅地建物取引業者免許番号：国土交通大臣（3）第7845号
- 不動産特定共同事業者登録番号：東京都知事 第134号 第1号・2号事業者
- 一級建築事務所 東京都知事登録第62093号
公式情報大家どっとこむ
不動産投資型クラウドファンディングとは？
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、不動産投資型クラウドファンディングは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を利用して不動産の取得・運営を行うサービスです。
ここで得られた利益は、各投資家に配分されます。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の５種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
- 少額から不動産投資ができる
- 優先劣後スキームにより損失から保全される
- 現物不動産投資よりも手続きが少ない
- J-REITに比べて価格変動のリスクが小さい
- 投資物件の情報が把握できる
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
- レバレッジの効果が薄い
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- J-REITに比べて換金しにくい
大家どっとこむのメリット
運営会社の親会社が上場企業
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の運営会社は株式会社グローベルスですが、親会社は株式会社ミライノベートという上場企業です。
運営会社自体は未上場ですが、親会社である株式会社ミライノベートは上場時に厳しい基準をクリアしていて、なおかつ定期的に財務状況を公表し、社会からチェックを受けているため、安心感があります。
優先劣後出資方式を採用している
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
買い取り保証契約付き
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では、案件ごとに保証が付いています。
運営会社のグローベルスは、株式会社日本保証とクラウドファンディング事業における業務提携契約を締結し、買い取り保証契約も結んでいます。
日本保証と提携しているサービス会社は数社しかなく、非常に安全性が高いです。
高利回りの案件がある
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の募集ファンドの利回りは3.5～5%が多いですが、7%のファンドの募集も頻繁に行われています。
ハイリスクハイリターンなのかと心配になりますが、日本保証の買い取り保証も付いているため、好条件であることは間違いありません。
最低1万円から投資できる
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では、最低1万円から投資できます。
不動産投資型クラウドファンディングの中には、10万円からや50万円からというサービス会社もあるため、これは大きなメリットです。
株主優待で1%キャッシュバック
親会社である株式会社ミライノベートの株主（１単元、１００株）であれば、大家どっとこむのファンドに投資をした金額の1%がキャッシュバックされる株主優待があります。
なお、キャッシュバックの上限額は、景品表示法に基づき、最低購入額の２０％です。
投資対象の情報が詳しく公開されている
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では、投資対象の不動産がどのような物件なのかに関する情報が詳しく公開されています。
また、運営会社のグローベルス株式会社は、賃貸稼働状況、建物管理状況について定期的に知らせてくれます。
法人口座を開設できる
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では法人口座の開設も可能なため、企業の投資先としても活用できます。
大家どっとこむのデメリット
元本保証はない
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）には元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
途中解約はできない
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）では、一度案件に投資すると、その出資期間中の解約はできません。
また、出資持分の譲渡は可能ですが、引受先が必ず見つかるとは限りません。
実績が少ない
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）は、2020年12月に第1号ファンドが募集された、サービス開始から1年未満の新しいサービスです。
そのため、これまでの実績を重視する方には不向きだと言えます。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42％(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を１ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の年間取引報告書はいつ頃発行されるの？取得方法は？
確定申告のために利用する支払調書の代わりになる年間取引報告書は、当然、大家どっとこむ(おおやどっとこむ）でも発行しています。
支払調書は取引があった年の翌年２月上旬ごろまでに大家どっとこむ(おおやどっとこむ）"サイト内のマイページ内の「年間取引報告書」から確認することができます
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の評判は？
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の良い評判は、利回りが比較的高めという点を評価する声があります。
不動産投資クラウドファンディングの利回りは3％前後という所が多いのですが、大家どっとこむの利回りは4％～7％と平均より高いのです。銀行金利が0.1％にも満たないことを考えると、かなりの高水準です。
運営会社が信頼できるという声もあります。
運営会社は株式会社グローベルズという、平成8年から不動産事業を手掛けている不動産会社です。大家どっとこむ(おおやどっとこむ）はまだそれほど長く運営していないのですが、投資物件選びなどには経験が活かされているため、安心して投資できるでしょう。
投資可能額が1万円からという点がいい、という意見もあります。
普通に不動産投資をする場合は数千万円かかりますが、それを1万円から投資できるのです。資金を抑えることができるので、分散投資も可能です。
一方悪い評判は、実績が少ないのが心配という点があります。
また新しいサービスなので運用実績が乏しく、実績を重視する人にとっては不安という人も少なくありません。
他にも、途中解約できないのが不便という声が多いです。
途中解約自体は受け付けていないのですが、STOスキームという技術によって他の人に出資持ち分を譲渡することは可能です。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録ができる人は？
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録ができる方は、以下のとおりです。
- 満20歳以上の方
- 日本在住で在留資格を有している方（永住権もしくは特別永住権を持っている方）
- 大家どっとこむの審査を通過した方
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録方法について
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録は、すべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
メールアドレスの入力
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）のサイトに公式サイトにアクセスします。
トップのウインドウにメールアドレスを入力し、「投資を始める」ボタンをクリックします。
その後、入力したメールアドレス宛に大家どっとこむ(おおやどっとこむ）からメールが送付されます。
規約確認、本人確認
メールには登録用サイトのアドレスが記載されているため、そのアドレスをクリックしてサイトに遷移します。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の規約を確認し、その後住所や勤務先、連絡先などの個人情報を入力します。
本人確認書類、銀行口座書類のアップロード
次に、本人確認書類、銀行口座書類をアップロードします。
後述しますが、本人確認書類は、指定された写真付き本人確認書類、もしくは写真のない本人確認書類のいずれかをアップロードします。
また、出金先の銀行口座書類としては、以下をアップロードします。
- 通帳
- キャッシュカード
- ネットバンキングの銀行口座がわかる画面
ハガキの受け取り
各種書類をアップロードすると、大家どっとこむの審査が行われます。
問題がなければ、自宅に住所確認用のハガキが送付されるので、自宅で受け取れば投資家登録は完了です。
その後、入金すれば大家どっとこむに投資できるようになります。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録に必要な本人確認書類
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
本人確認書類（1群）
- 運転免許証（運転経歴証明書）
- パスポート（写真掲載ページおよび住所記載ページ）
- 住民基本台帳カード
- 在留カード（外国籍の方は特別永住者証明書が必要）
- マイナンバーカード（通知カード不可）
本人確認書類（2群）
- 保険証
- 国民年金手帳（住所記載ページ）
- 身体障害者手帳（写真掲載ページ）
- 本人名義の公共料金領収書（住所記載面）
- 社会保険料の領収書、国税・地方税の領収書または納税証明書（住所記載面）
- 住民票（住所記載面）
現住所の記載がある本人確認書類1群の書類を2点持っている方は、1群の書類から2点をアップロードします。
また、現住所の記載がある本人確認書類1群の書類を1点持っている方は、1群の書類から1点、2群の書類から1点の計2点、現住所と異なる本人確認書類1群の書類を持っている方は、1群の書類から1点（旧住所）、2群の書類から2点（現住所）の計3点をアップロードします。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の投資家登録申込から取引開始までの日数
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の会員登録申込から投資家登録完了後の取引開始までの日数は、最短で1営業日です。
審査の手続きの状況により、これより時間がかかることもあります。
大家どっとこむ(おおやどっとこむ）の公式情報はこちら
公式情報大家どっとこむ
【参考】最新のクラウドファンディング情報はこちらを
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