株式会社リムズキャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスのBATSUNAGU(バツナグ)。
不動産投資型クラウドファンディングサービスを運営する同業他社とは異なり事業再生、地方再生を目指したファンドを組成し募集しています。
その評判やメリットやデメリットを解説します。
BATSUNAGU(バツナグ)の基本情報
- 会社名:株式会社リムズキャピタル
- 代表者:代表取締役 磯部 昌史
- 取締役:三平 裕毅
- 会社所在地:東京都千代田区神田錦町2-7 南部ビル4階
- 会社設立:2016年4月27日
- 事業内容:事業への投資及びアレンジ業務、事業再生・地方再生業務、海外進出支援事業、宅地建物取引業、不動産・有価証券・その他金融資産取引等の資産運用に関するコンサルティング業務、不動産特定共同事業
- 資本金:5,000万円
- 宅地建物取引業者免許番号:東京都知事(1)第101927号
- 小規模不動産特定共同事業者登録番号:金融庁長官・国土交通大臣(1) 第6号
BATSUNAGU(バツナグ)が募集した(している)ファンドは?
ファンド名 | 募集開始日 | 予定配分率 | 運用期間 | 募集金額 |
北海道当麻町 古民家再生 大自然アースバッグサウナファンド | 2021/7/21 | 6% | 12ヵ月 | 10百万円 |
斑尾高原 ペンション再生ファンド | 2021/8/18 | 7% | 12ヵ月 | 50百万円 |
千葉市 竹林のある日本家屋・山林 再活用ファンド | 2022/1/17 | 7% | 12ヵ月 | 16百万円 |
BATSUNAGU(バツナグ)のメリット
地域創生・地域活性化に貢献できる
運営会社である株式会社リムズキャピタルは、BATSUNAGU(バツナグ)を通じて地域と不動産、人をつないだ新たな価値の創造を目指しています。
そのため、BATSUNAGU(バツナグ)で取り扱う案件は、地方の古民家やペンションなどの再生がメインです。
投資と同時に地域創生・地域活性化にも貢献したいという方にはおすすめです。
優先劣後出資方式を採用している
BATSUNAGU(バツナグ)では、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
高利回りの案件多数
不動産投資型クラウドファンディングには、想定利回りが4%前後の案件も多い中、BATSUNAGU(バツナグ)の想定利回りは6~7%と比較的高いです。
ファンドの総数は決して多くはありませんが、今後も高利回りファンドの登場が期待できます。
1口1万円から投資可能
他の不動産投資型クラウドファンディングでは、最低投資金額が1口10万円や100万円といった案件もありますが、BATSUNAGU(バツナグ)は1口1万円から投資できます。
このように、投資のハードルが低いのは大きな魅力です。
ファンドの運営状況を細かくアップ
他社の案件の中には、運営状況を公開していないものもあり、このような案件は元本割れや分配金の遅延に対する不安が大きいです。
BATSUNAGU(バツナグ)は、事業の進捗を細かくホームページに掲載しているため、ファンドの運営状況がわかりやすいです。
BATSUNAGU(バツナグ)のデメリット
元本保証はない
BATSUNAGU(バツナグ)には元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
運営企業が非上場
BATSUNAGU(バツナグ)の運営企業である株式会社リムズキャピタルは上場企業ではありません。
こちらは大手企業や知名度の高い企業が提供する不動産投資型クラウドファンディングを利用したい方にとってデメリットと言えるでしょう。
投資金は総額100万円まで
BATSUNAGU(バツナグ)を運営する株式会社リムズキャピタルは、小規模不動産特定共同事業の免許を保有しています。
小規模事業者の場合、個人投資家は全部で100万円までしか投資をすることができません。
そのため、1つの案件で100万円を預けてしまうと、次の案件には応募できなくなります。
運営実績が少ない
BATSUNAGU(バツナグ)は、2021年7月21日に第一弾ファンドが発売されたばかりです。
そのため、まだ運用実績はほとんどありません。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
BATSUNAGU(バツナグ)の年間取引報告書はいつ頃発行されるの?取得方法は?
確定申告のために利用する支払調書は、当然、BATSUNAGU(バツナグ)でも発行しています。
BATSUNAGU(バツナグ)のマイページにログイン後『各種書類』ページから支払調書をダウンロードできます。
支払調書には、毎年1月1日から12月31日までの間に確定した分配金の合計額が記載されていて、翌年の1月~2月上旬頃に発行されます。
BATSUNAGU(バツナグ)の評判は?
BATSUNAGU(バツナグ)の良い評判としては、廃業したペンションや古民家の再生を通じて地方の活性化に貢献できる点が素晴らしいという声が多くありました。
投資可能額が1万円からという点がいい、という意見もあります。
普通に不動産投資をする場合は数千万円かかりますが、それを1万円から投資できるのです。資金を抑えることができるので、分散投資も可能です。
一方BATSUNAGU(バツナグ)の悪い評判として、ファンドが少なく評価できないという点を挙げる人がいます。
まだサービス開始して間もないことから致し方ないと思いますが、ラインナップが少ないのは事実です。
さらに、社会貢献するならば、投資ではなく、寄付で行えば良い話だから、リスクが高いクラウドファンディングでさらに再生事業のリスクを取る必要があるのかという声もありました。
BATSUNAGU(バツナグ)の投資家登録ができる人は?
BATSUNAGU(バツナグ)の投資家登録ができる方は、以下のとおりです。
- 満20歳以上75歳未満の方
- 日本国内に居住している方
- マイナンバーを所有している方
- BATSUNAGU(バツナグ)の審査を通過した方
- BATSUNAGU(バツナグ)の確認および承諾事項に承諾できる方
- 反社会的勢力ではない方
BATSUNAGU(バツナグ)の投資家登録方法について
BATSUNAGU(バツナグ)の投資家登録は、すべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
会員仮登録
BATSUNAGU(バツナグ)の公式サイトにアクセスし、「会員登録はこちらから」をクリックます。
メールアドレス等の必要事項を入力し、仮登録申請を行います。
会員本登録、本人確認書類のアップロード
登録したメールアドレス宛に仮登録完了メールが送付されるため、メール記載のURLをクリックし、必要事項を入力します。
続いて、本人確認書類の画像データをアップロードすると、会員本登録申請は完了です。
ハガキの受け取り
会員本登録申請後、審査が行われます。
審査に通過すると、本人確認コードが記載されたハガキが登録された住所に簡易書留で郵送されます。
マイページにログインし、表示された画面で本人確認コードを入力すれば、投資家登録はすべて完了です。
必要な本人確認書類
BATSUNAGU(バツナグ)の投資家登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです(いずれか2点)。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に交付されたもの)
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(顔写真のある表面のみ)
- パスポート(住所記載欄があるもの)(顔写真ページ、住所記載ページ)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
BATSUNAGU(バツナグ)の会員登録申込から取引開始までの日数
BATSUNAGU(バツナグ)の会員登録申込から投資家登録完了後の取引開始までの日数は、最短で3営業日です。
審査の手続きの状況により、これより時間がかかることもあります。
BATSUNAGU(バツナグ)の公式情報はこちら
公式情報BATSUNAGU | 場と人が繋がる場をつくるファンド