株式投資型クラウドファンディングのサービスを提供しているHiJoJoユニコーンファンド。
そのHiJoJoユニコーンファンドの評判やメリット・デメリット、さらに会員登録を解説します。
株式投資型クラウドファンディングとは?
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、株式投資型クラウドファンディングは、不特定多数の投資家から少額の資金を集めることで、投資家が未上場の新規・成長企業の株式を購入できるサービスです。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の5種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
株式投資型クラウドファンディングのメリット
- スタートアップ企業の株主になれる
- 有望なビジョンを持つ新興企業を応援できる
- IPO、M&A、イグジットなどによるリターンが狙える
株式投資型クラウドファンディングのデメリット
- 現金化しにくい
- 信用リスクや倒産リスクがある
- 案件によっては外部監査法人の監査を受けていない場合がある
- 上場企業比べて情報開示が限定
- 1社当たりの年間投資額は50万円まで
HiJoJoユニコーンファンドの基本情報
- 会社名:HiJoJo Partners株式会社
- 代表者:スピリドン・メンザス
- 会社所在地:東京都港区麻布十番2-20-7 麻布十番髙木ビル7F
- 会社設立:2017年11月
- 事業内容:第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業
- 資本金:5,000万円
- 登録番号:関東財務局長(金商)第3065号
- 加入協会:一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
公式情報HiJoJo Partners
HiJoJoユニコーンファンドのメリット
株式投資型クラウドファンディング共通する以下のメリットを除いたHiJoJoユニコーンファンドのメリットを解説します。
- スタートアップ企業の株主になれる
- 有望なビジョンを持つ新興企業を応援できる
- IPO、M&A、イグジットなどによるリターンが狙える
世界のユニコーン企業に投資できる
HiJoJoユニコーンファンドでは、個人で未上場のユニコーン企業に投資できます。
ユニコーン企業とは、評価額が10億ドルを超える設立10年以内の未上場のベンチャー企業のことをいいます。
歴史が浅く未上場でありながら、大規模な企業に成長することは稀であるため、幻の動物であるユニコーンにちなんでこのように呼ばれています。
非上場企業の中でも、ユニコーン企業はその多くがすでにビジネスモデルを確立していて、事業基盤も安定しているという特徴があります。
また、ユニコーン企業の多くは、成長を裏付ける実績や業績を持っていて、近い将来でのIPOやM&A等を見通しやすいケースが多々あります。
ちなみに、投資対象は国内だけではなく世界であるため、よく金融サイトなどで目にするような有名企業にも投資するチャンスがあります。
投資タイミングはプレIPO
HiJoJoユニコーンファンドの投資タイミングは、ユニコーン企業がIPOを実施する直前のプレIPOです。
当然ながら、IPO直前期に投資できるため、投資先がIPOを行う可能性は極めて高いです。
スタートアップは、シード(コンセプト段階)、アーリー(事業の開始段階)、ミドル(初期成長段階)、レイト(拡張成長段階)と成長ステージが変わっていきますが、HiJoJoユニコーンファンドはレイト(拡張成長段階)での投資となります。
このこともあり、ファンドの契約期間は5年と比較的短めで、投資先企業でIPOやM6A等が発生した場合は早期終了もあります。
実際に、2018年8月以降HiJoJoユニコーンファンドが対面販売したファンド12社のうち4社が上場しています。
また、HiJoJoユニコーンファンドは、投資家がファンドへの投資判断を行うファンド募集の時点で、ファンドの投資予定企業を告知します。
契約期間中での投資先企業の変更もなく、透明性のある投資が実現できます。
運営会社の実績が豊富
HiJoJoユニコーンファンドは、すでに下記のユニコーン企業に投資した実績があります。
- Palantier
- SoFi
- 23andMe
- IMPOSSIBLE
- JUST
- indigo
- Bird Rides
- Carborn
- STANDARD
- SpaceX
- Upgrade
このうち、Palantierは2020年9月に上場済みであり、SoFiは、2020年6月にSPAC上場、23andMeは2021年6月にSPAC上場、さらに、Bird Ridesは2021年11月にSPACを通じてNYSE上場しています。
また、Impossible Foodsは上場検討しているとの報道がありました。
このような魅力的な企業に投資した実績があるのが、HiJoJoユニコーンファンドの強みです。
また、HiJoJoユニコーンファンドの運営会社であるHiJoJo Partners株式会社の出資企業には、みずほ証券や岡三証券グループ、マネックスグループやクレディセゾンなど金融大手の名前もあり、今後のサービス拡充にも期待できます。
ちなみに、HiJoJoユニコーンファンドやHiJoJo Partners株式会社は、日本経済新聞や機関投資家向け金融専門誌であるJ-MONEY、ZUU onlineやDIAMOND onlineといった数々のメディアでも取り上げられています。
HiJoJoユニコーンファンドのデメリット
株式投資型クラウドファンディング共通する以下のデメリットを除いたHiJoJoユニコーンファンドのデメリットを解説します。
- 現金化しにくい
- 信用リスクや倒産リスクがある
- 案件によっては外部監査法人の監査を受けていない場合がある
- 上場企業比べて情報開示が限定
投資のハードルが高い
HiJoJoユニコーンファンドの最低投資金額は100万円からであり、投資のハードルは高いです。
近年は、1万円から投資できるサービスも多い中、投資商品としてはかなり高額の部類に入るため、この時点で投資を断念しなければいけないという方もいるかもしれません。
ただし、投資対象が世界中のユニコーン企業という拡大実績のある企業のため、これくらいの金額は適正範囲内だと言えます。
また、HiJoJoユニコーンファンドで販売している商品は私募ファンドであり、申込者の上限が499人と定められています。
例えば、3億円のファンドを募集したときに、最低投資金額を10万円に設定してしまうと、ワーストケースでは4,990万円しか集まりません。
二次流通市場での非上場株式の売買金額は3~5億円であるため、これではそもそも株式を買付できなくなってしまいます。
そのため、最低投資金額は100万円にせざるを得ないという事情もあります。
IPOが確約されているわけではない
HiJoJoユニコーンファンドは、プレIPOでの投資が可能ですが、必ずしもIPOが確約されているというわけではありません。
もちろん、IPOを実施する可能性は極めて高いですが、何かしらの問題が出て頓挫することもあり得ます。
中にはIPO準備やIPOの報道があったとしても、途中で中止する企業も存在するため、注意してください。
ちなみに、HiJoJoユニコーンファンドは、2ヶ月に1本のペースでファンドを販売しています。
これは、投資家にHiJoJo Partners株式会社が1社厳選したファンドの投資予定銘柄を毎回吟味してもらい、投資判断に役立ててもらうための配慮です。
そのため、投資家自身が慎重に投資をすれば、IPOが実施されないという状況には遭遇しにくくなる可能性があります。
複数の手数料がかかる
HiJoJoユニコーンファンドでユニコーン企業の株式を購入する際、以下の複数の手数料が発生します。
- 販売報酬:ファンド販売業者に支払われる販売に係る手数料。1%/年(消費税込)
- 運用報酬:ファンド投資運用業者に支払われる投資運用に係る手数料。1%/年(消費税込)
- 事務管理手数料:ファンド営業者の事務受託業者に支払われるファンド営業者運営に係る手数料。1%/年(消費税込)
- 成功報酬:ファンド投資運用業者に支払われるファンドで発生した利益に対する手数料。22%(消費税込)
また、出資金の入金時は、投資家が使用する振込元銀行の振込手数料がかかります。
ただし、振込手数料が無料の銀行口座を所有する方は、入金時の手数料を負担する必要がありません。
HiJoJoユニコーンファンドの評判
HiJoJoユニコーンファンドの良い評判としては、まず「個人がプレIPOに入れるのは大きい」という口コミが見られます。
IPO直前期での投資が可能なため、100%ではないにしろ、投資先のユニコーン企業がIPOを行う可能性は非常に高いです。
ファンドの契約期間は5年で、投資してから2~3年以内でIPOしそうな企業を狙って投資するため、それまでにイグジットした場合は早期償還の可能性があります。
もちろん、5年の契約期間で、すでに投資先がイグジットしている実績もあります。
また、良い評判としては、「マネックス証券に期待している」という声も多く寄せられています。
HiJoJoユニコーンファンドはマネックスグループが出資を行っているため、マネックス証券の口座開設を行っていれば投資できます。
一方、悪い評判としては、「出資金が高い」という声が多く寄せられています。
HiJoJoユニコーンファンド自体には魅力を感じていながらも、やはり最低投資金額が100万円というところがネックだと考えている方は多いようです。
公式情報HiJoJo Partners
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録費用などは?
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録費用などは以下のとおりです。
- 会員登録費用:無料
- 会員維持費用:無料
- 出資時の費用:有料(販売報酬、運用報酬、事務管理手数料、成功報酬)
- 出資金の振込手数料:有料(出資者が負担)
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録できる人
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録できる方は、以下のとおりです。
- 20歳以上の個人の方
- 携帯電話を所有している方
- 日本国内に居住している方
- 米国納税義務者ではない方
これらの他、HiJoJoユニコーンファンドが設定している審査基準に適合する方のみ会員になれます。
基準の詳細については公開されていませんが、最低投資金額100万円であることなどを考えると数百万円単位の余剰資産では会員になることは難しいと思われます。つまり相当額の資産を持っていないと審査が通らず会員登録できない可能があります。
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録の手順
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録の手順は、以下のとおりですべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
公式ページにアクセス
HiJoJoユニコーンファンドの公式ページにアクセスし、「無料の会員登録へ」をクリックします。
投資家情報を入力
フォームから以下の投資家情報を入力します。
- 携帯電話
- メールアドレス
- 国籍
- 米国納税義務の有無
- 生年月日
- 職業
- 勤務先
- 年収
- 収入形態
- 資産の状況
- 投資可能金額
- 会員申込の動機
- 資金の性格
- 投資目的
- 投資経験の有無
- パスワード
本人確認
本人確認書類を用意し、記載情報の入力とあわせて提出します。
このときスマートフォンは必須です。
これで会員登録はすべて完了です。
審査
投資家情報や提出した本人確認書類をもとに審査が行われます。
審査にかかる時間は、通常時で1営業日です。
入金
審査に通過し、指定口座に最低投資金額である100万円以上の入金を行うと、ファンドへの申込が可能になります。
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録に必要な本人確認書類は?
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 住民基本台帳カード
- 運転経歴証明書
マイナンバー通知カードは対象外です。
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録申込から取引開始までの日数
HiJoJoユニコーンファンドの会員登録申込から取引開始までの日数は、最短で1営業日です。
審査の手続きの状況により、これより時間がかかることもあります。
ちなみに、HiJoJoユニコーンファンドでは法人の会員登録ができません。
個人投資家のみ登録が可能なため、投資したい方はまず個人として会員登録をしてください。