先日のエントリーに続いて弁護士ネタ。なんと、LINEを利用して弁護士に無料相談できる画期的な仕組みが登場しました。詳細を確認してみましょう。
LINEで弁護士に無料相談の利用方法
利用方法は、LINEでアトムをお友だち登録(ID検索→@atombengo)したうえでアトムに話しかけるだけです。LINEでの相談は名前どおり、すべて無料です。
運営はアトム法律事務所弁護士法人
LINEで弁護士に無料相談の運営はアトム法律事務所弁護士法人が行っています。東京支部、横浜支部、名古屋支部、大阪支部、福岡支部があり、所属弁護士は13名(エントリー公開時点)と、小~中規模の弁護士事務所で、公式サイトを見ると刑事事件に強いことをアピールしています。
相談はなんでもできるのか?
リリース内容を見る限りは法律相談であれば、私がくらった交通事故や相続、借金、パワハラ、セクハラ、不動産関係など、なんでもOKです。弁護士に相談するのが適切かどうかはわかりませんが、恋愛相談や人生相談もしてくれるそうです。
民事は警察は不介入
歌舞伎町ぼったくりネタで皆さん承知かもしれませんが、刑事事件にならない争いごとである民事事件は警察はとりもってくれません。いわゆる民事不介入の原則と呼ばれるものです。
民事の争いごとは弁護士がとりもってくれますが、費用が発生することから敷居が高く、簡単に相談できないのがネックでした。
なんで無料で弁護士相談できるのか?
公式見解は「LINEで無料相談を行うことに、社会的意義を感じているから」と説明していますが、気軽に相談できる環境を提供することにより、潜在顧客の掘り起こしを狙っているものと思われます。
プライバシーは保てるの?
弁護士法第23条に定められいるとおり、弁護士には守秘義務を負います。LINEで知りえた情報も当条文に当てはまりますので、法令違反をしない限り大丈夫かと思われます。
(秘密保持の権利及び義務)
第二十三条 弁護士又は弁護士であつた者は、その職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負う。但し、法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
LINEの相談は無料ですが、紛争解決のため弁護士委任したら当然費用が発生する
今回のサービスはあくまでLINEを利用した弁護士相談が無料となることです。それ以外方法(面談等、ただし刑事事件は1時間まで無料)による相談は有料ですし、紛争解決のため弁護士に委任したら当然費用が発生します。完全に無料にしたら、弁護士も生活できないことを考えましょう。
深夜でも、土日でも受付&相談可能ですが、身が持つのか心配してしまいました
この、深夜だろうと、土日だろうと相談可能と公表していますが、弁護士は13名しかいないので、相談するみんなが、将来的な顧客にならないと思われる人生相談や恋愛相談ばかりだと、疲弊して倒れるんじゃないかと心配してしまいます。
生活する以上、揉め事は多く、法律知識が無いと不利益になる
今回は、敷居の高い弁護士相談が無料がお手軽にでできるということで、紹介しました。紛争体験者としては、生活する以上、揉め事は多く、それも自分が巻きこまれることは日常茶判事です。しかも、その揉め事に対して、法律知識がないと不利益になる場合があります。法律知識を得ることも大切ですが、こういったサービスを上手に利用して節約につとめましょう。
-
これから自動車保険に入る人のために、事故でめちゃ苦労した私が、マジで必要な特約を教える
自動車保険を契約するときに、いろんな特約がありますね。今では各社、独自性を出すために多種多様な特約があり、目うつりするかと思います。 特約は原則として後からつけ ...