読者の方から外貨預金のキャンペーンを取り扱わないのかというご質問がございましたので、ご回答します。
当ブログで紹介する金融機関のキャンペーンはできる限りリスクが少なく、利用者にとってお得なキャンペーンを紹介しております。よって、取扱いないキャンペーンは多々あり、敢えてエントリーとして紹介する場合は、原則として、disるかリスクを明示した内容となっております。例として、以下ものは取り扱わないようにしております。
外貨預金キャンペーン
外貨預金のキャンペーンは地銀などが特に力を入れてキャンペーンを行っています。例えば、為替手数料が半額になるとか、外貨の1ヶ月もの定期預金金利が今なら5倍というキャンペーンです。しかし、当ブログでは敢えてスルーしています。
これは、外貨預金は、預金保険の適用外となるうえ、為替手数料とキャンペーンによる特典が、円貨から外貨への為替手数料の補てん(特典が為替手数料を上回ることは、ほとんどありません。)の意味あいが強くからです。
また、外貨預金は、為替変動リスクがあり、高金利の通貨は、中長期的に価値が下落し、通貨ごとの金利差は調整されます。管理人は、長期的資産形成のために外貨預金を組むことは適切とは考えておりません。
短期的に為替差益を得たいならば、外貨預金ではなく、外国為替証拠金取引(FX)で、レバレッジを極力すくなくしたうえで運用すれば良いでしょう。もちろん、為替差益を得たいと思うことは勝手ですが、実際に為替差益を得られるかどうかは、本人次第ですけどね。
投資信託と定期預金のセットキャンペーン
これはメガバンクや地銀など積極的にキャンペーンを実施しています。一定割合の投資信託購入で、同額までの定期預金が高利で組めるというキャンペーンですね。
例えば、金融機関が指定する投資信託を300万円購入すると、金利3.0%円定期預金1ヶ月ものを300万円まで契約可能というものです。だいたいは資産運用キャンペーンなどで積極的に売り出しております。
この類の投資信託は販売手数料が高く、ボラティリティ(資産価値の変動が激しい)が大きいものばかりです。高い金利で得らる利息は投資信託の販売手数料の補てん程度ですので、とてもお勧めできるものではありません。
もちろん、ボラティリティが大きいということは、安値で買って高値で売れば、利益は大きいのですが、投資信託でそのような取引を目指すならば、個別株でもやれば良いのではないのかと思います。金融機関が鴨にしたいのは、知識の無い層を狙っていますので、ご留意を。
仕組預金のキャンペーン
仕組預金は、いろいろと種類があり、満期日変更特約付定期預金(金利が高いかわりに、預入期間が延長になったり繰り上がるなど満期日変更する権利を銀行が持つ定期預金)、二重通貨定期預金(円貨で預け入れし、満期日に外貨の価値が下がっていれば、元本を外貨で払い戻す権利を銀行が持つ定期預金)などいろいろとありますが、あまり紹介していおりません。
二重通貨定期預金は、金融機関によっては、預金保険の対象外となる場合もあり、また、満期日変更特約付定期預金は、中途解約時に元本割れになります。
仕組預金は、金利は一見高いのですが、実はリスクを顧客に押し付けて、享受できる利益は制限するという、片務的な契約内容となっており、金融機関に有利なことから、紹介しておりません。
クレジットカードリボ払いキャンペーン
クレジットカードのリボ払いは、毎月返済額が一定ということで、なぜか人気があるようですが、返済が進まないということで、元金がいつまでもたっても減らず、リボ払いばかり活用すると、返済元金が雪だるま式に膨らむという悲惨な結果が待ち受けております。
もともと、住宅取得以外の借金に対しては否定的な考えを持っておりますので、スルーしております。
他にも見つけたら、追記します。
仕組債なども入れたかったのですが、仕組債のキャンペーンをあまり見たことがないので割愛しました。見つけたら随時追記します。