検索エンジンを利用して当ブログを訪れていただいた方は多数いらっしゃり、常に感謝をしております。
普段は定期預金などのキーワードが多いのですが、たまに変な検索キーワードでご来訪いただく方もいらっしゃいます。
最近よく見るのが、「NEXCO中日本 株主優待」。
え?なんでそんなキーワードをと思いましたが、知らない方もいるかもしれませんので、NEXCO 3社(NEXCO 東日本、NEXCO 中日本、NEXCO 西日本)と株主優待との関連性を無理やりエントリーにしてみます。
オチはもちろんのこと、そもそ関連性など無いキーワードでまともなエントリーなど書けるわけがない思いますが、がんばります。
NEXCOとは?
もともと道路関係四公団(日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団)がありましたが、小泉内閣のときに民営化され、日本道路公団が3つの会社に分割されました。
それが、NEXCO 東日本、NEXCO 中日本、NEXCO 西日本です。
ちなみにNEXCOは略称で、正式名称は以下の通りです。
- NEXCO 東日本:東日本高速道路株式会社
- NEXCO 中日本:中日本高速道路株式会社
- NEXCO 西日本:西日本高速道路株式会社
NEXCOって何の略称なの?
日本高速道路株式会社の英語表記であるNippon EXpressway COmpany Limitedの下線部分をつないだら、あら不思議、NEXCOになります。
ということでNEXCOが略称となりました。
NEXCOの株主とは?
NEXCO 3社の株主は、設立から2014年3月31日まで、国土交通大臣が95.95%の株式を所有し、残りが財務大臣が所有していましたが、特別会計に関する法律の一部を改正する法律の施行により2014年4月1日より財務大臣が100%株式を取得しました。
NEXCOの株主優待ってあるの?
株主優待とは、上場している企業が安定株主の形成を図るために導入している制度です。
つまり、上場している企業ならば、市場で自由に株式を売買できるため、個人投資家が売らないように、株主優待商品を定期的に送るというもの。
「毎年お中元送るから、見捨てないで株式持ってくださいよ」という感じでございます。
非上場の企業であれば、株式は自由に処分されるリスクは上場企業に比べて格段に低く、株主優待を行う必要はありません。
また、NEXCO 3社はいずれも財務大臣が大株主でございますので、そんな方のために株主優待を実施したら、国民の批判はもちろんのこと、コンプライアンス違反になるのがオチでございます。
また、非上場企業ですし、今の法律上、個人はNEXCOの株式は取得できません。
もしNEXCOが上場したら株主優待するのかな?
そんなことは私にはわかりません。
そもそも道路4公団民営化の際に、国は、道路建設のために行った資金を債務として日本高速道路保有・債務返済機構に負わせております。
日本道路高速道路保有・債務返済機構は道路をNEXCO 3社に貸し付けて、その対価をNEXCO 3社からもらったうえで、道路建設資金を国に返済しています。
ただし、返済期間は当初45年かかるとおもわれていたものが、先般、道路修理に多額のお金がかかることから返済期間を60年に修正されたことですし、皆様が生きている間は、上場する可能性はほぼ無い考えたがよろしいでしょう。