FUEL株式会社は、複数の事業者や不動産タイプを取り扱う貸付型クラウドファンディングサイトのFUELオンラインファンドと、物流不動産に特化した貸付型クラウドファンディングサイトのCRE Fundingという2つのサービスを展開しています。
そのFUEL株式会社に先日取材をしてきました。
といってもコロナ禍なので、直接お会いすることが難しいので、事前にメールをお送りして実際に回答していただいたのものをそのままお伝えします。
FUELオンラインファンドとは?
FUEL株式会社が運営するFUELオンラインファンドは、貸付型クラウドファンディングを提供しています。
CRE Fundingとは異なり、さまざまな企業やプロジェクトへの貸付へを行います。
ファンドの審査は当然FUEL株式会社が行い、第三者的立場から、信頼性、安全性、収益性などについて、ファンド事業者およびファンドの審査を実施し、審査基準をクリアしたファンドのみを提供していきます。
CRE Fundingとは?
FUEL株式会社が運営するCRE Fundingは、不動産型クラウドファンディングを提供しています。
CRE Fundingの案件の組成は株式会社シーアールイーが担当しています。
株式会社シーアールイーは物流施設の不動産の賃貸管理、開発、アセットマネジメントを行う東証プライム市場(旧1部)上場企業で、REITのCREロジスティクスファンド投資法人のスポンサーも行っています。
CRE Fundingも取り扱う案件は、物流不動産関連の案件がメインとなります。
最大の特徴は株式会社シーアールイーの圧倒的な実績です。また、案件ごとに条件は異なりますが、株式会社シーアール―のマスターリースで賃料収入の安定性を確保したり、担保や保証付きによって投資家資産の保全を高める工夫も行っています。
新しいサービス開始した経緯は?
投資家の皆さまにとっても複数の事業者による様々なタイプのファンドをご用意することで投資の選択肢が広がるメリットがあると考えました。
また、FUELオンラインファンドでは独自サイトを展開する準備段階として検証的にファンド募集を行う場としても活用されていく予定です。
FUELオンラインファンドの強みと弱みは?
〇ファンド組成事業者を上場企業や監査を受けている非上場企業グループに限定している
〇不動産や金融のプロフェッショナルが、ファンド組成を進める上でのストラクチャリングやドキュメンテーション等の高度なサポートを行いプロジェクトファイナンスにも対応できる
〇第二種金融商品取引業者として、当社が投資家保護の観点からファンドを厳格に審査している
〇1つのFUELアカウントで事業者もプロジェクトも分散して投資ができる
物流や海外不動産、底地など、これまでさまざまな商品をリリースしてきました。そして、今後も新規事業者の参画が予定され、不動産タイプも増えていく予定です。
そういった多種多様な商品を1つのFUELアカウントで購入・管理できるのは「FUELオンラインファンド」の大きな強みです。なお、FUELアカウントで「FUELオンラインファンド」、「CRE Funding」に加えて今後リリース予定の新たな事業者のクラウドファンディング全ての案件に投資ができるようになっています。
事業者のクレジットだけでなく、プロジェクト単位での安全性の分析も行っていることは特徴の一つと考えています。
他社との違いは?
〇ファンド組成事業者を上場企業や監査を受けている非上場企業グループに限定している
〇不動産や金融のプロフェッショナルが、ファンド組成を進める上でのストラクチャリングやドキュメンテーション等の高度なサポートを行いプロジェクトファイナンスにも対応できる
〇第二種金融商品取引業者として、当社が投資家保護の観点からファンドを厳格に審査している
〇1つのFUELアカウントで様々な不動産ファンドに分散投資ができる
それぞれ個別に同業他社の条件と類似している部分はありますが、厳選した企業の良質な投資商品をお届けし、投資家の資産形成の選択肢の一つとして中長期的なサステイナブルな市場を創ろうとしています。
投資資金の分別管理について
また、分別管理していない場合、今後、分別管理の実施を検討されているのでしょうか?
ファンドを提供するファンド事業者の審査などは?
1次・2次審査の対象はファンド事業者です。1次審査では最低限審査の土台に乗るかどうかのチェックということで、10項目程度を審査します。
次に2次審査では財務の安定性や成長性などトータル60項目以上を総合的に審査します。
続いて、3次・4次審査の対象はファンドの貸付先やファンド全体です。
3次・4次審査の内容は1次・2次審査の内容に加えて、ファンドの事業計画や不動産の案件の場合は最終的にどのような形で資金が返済されるのか、
不動産マーケットや物件評価なども併せてチェックしています。
1~4次審査を経て、全てクリアしたら最終の5次審査に移ります。
5次審査の審査委員会は、取締役全員と外部の専門家の税理士で構成され、全員が拒否権を持っています。取締役の略歴に尽きましては当社ホームページよりご確認下さい(https://www.fuelgr.co.jp/#member)。
一人でも「この案件は止めよう」と拒否したら、取り扱いません。
こうして5次審査まで全て通ったもののみを投資家にご案内するようにしています。
FUELが提供するファンドのラインナップなど
その中には海外不動産案件以外も含まれ、また海外不動産案件であっても為替ヘッジや保証については案件毎に個別議論で組成していきます。
今回の案件を通して獲得した投資家のニーズについては今後の商品組成の参考にしていきたいと考えております。
2020年2月のCRE Fundingに加えて、2020年12月に複数の事業者が参加可能なFUELオンラインファンドを開設しましたが、ファンド本数や金額が十分にご用意できず、数十秒で即完売といった案件が続き、投資したくてもできなかった方も多かったのではないかと推察しております。
皆様に温かく見守って頂いたお陰で、これまでの実績を大変高く評価頂いており、今後も複数の上場企業の参画が続々とリリースできそうです。ぜひご期待ください。
なお、今年は、投資家の皆様とのコミュニケーションを兼ねたセミナーや懇親会等も行ってまいりますので、日々感じていらっしゃるご意見等も直接聞かせて頂ければと考えております。
今後も、当社が目指す「新しい金融のカタチを創る」というビジョンに向けて、
また「分散投資と言えばFUEL」と資産形成の大切な選択肢になれるよう精進しますので、温かい目でご支援の程宜しくお願い致します。
取材後記
取材に応じていただいたFUEL株式会社の関係者の皆様ありがとうございました。
FUEL株式会社は、物流ファンドという業界唯一のCRE Fundingや、他社とは異なるファンドを提供しているFUELオンラインファンドという2つのサービスを展開しいます。
他社では取り扱っていないサービスばかりなのが良いですね。
なお、FUELオンラインファンドの口座開設費用などは一切無料で、無料で持ち続けることができます。
WEBサイトの「無料で登録する」からメールアドレスとパスワードを会員登録し、FUELより送信される確認メールに記載のURLをクリックすれば登録完了。
その後口座開設となり、本人情報入力、本人確認資料とマイナンバー資料をアップロードすれば、FUELにて申請内容の確認し、登録の住所へ、転送不要の簡易書留郵便にて「ウェルカムレター」が届きますので受取すれば口座開設が完了します。
ちなみに、FUELの投資口座からの出金は、GMOあおぞら銀行の口座であれば、出金手数料が無料ですので、会員登録する場合は、併せてGMOあおぞらネット銀行の口座開設もおススメします。
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