SBI新生銀行のわずか2週間という短期の定期預金である2週間満期預金の金利が、日本銀行が政策金利残高にマイナス金利を適用の影響により見直しとなりました。
詳細を確認しましょう。
SBI新生銀行の2週間満期預金の金利の引き下げについて
- 金利変更日:平成28年2月19日
2週間満期預金の金利引き下げ内容
商品名 | 変更前金利 | 変更後金利 | 差 |
2週間満期預金 | 0.10% | 0.05% | ▲0.05% |
2週間満期預金の詳細内容
- 預入期間:2週間
- 預入金額(インターネット):50万円以上、店頭、電話100万円以上
- 預入金額(店頭):100万円以上
- 預入金額(電話):100万円以上
預入金額によって税金がかからない裏技とは?
短期の定期預金は、預入期間が短く、もらえる利息が少ないのですが、それを逆手にとって税金を限りなく0とする裏技があります。
税金は、端数切捨てのため、利息が少ないと0円になるからです。
預入金額を調整すれば、税金を差し引かれることを回避して、利息をほぼまるまるゲットすることができます。
SBI新生銀行の2週間満期預金の金利引き下げ後の最適預入金額は?
インターネットの場合は677,858円
SBI新生銀行 2週間満期預金の金利が0.05%に下がりましたので、インターネットバンキングにおいて、677,858円を預けると地方税が取られません。また、この金額を預けた場合の税引き後の利息は、地方税が発生しないため、0.046%となり資金効率の面からも最も適した預入金額となります。
SBI新生銀行 2週間満期預金に677,858円預けた場合の利息
- 税引き前利息:677,858円×0.05%×14日÷365日=13円
- 税金(国税):13円×0.15315=1.990953≒1円
- 税金(地方税):13円×0.05=0.65≒0円
- 税引き後利息:13円-1円-0円=12円
- 税引き後利息を元にした実質金利:年0.046%
店頭・電話での預入の場合は1,000,000
一方、店頭、電話での預入は、最低預入額である1,000,000円を預けると地方税が取られません。また、この金額を預けた場合の税引き後の利息は、地方税が発生しないため、0.0495%となります。この金額を預けた場合はがもっとも利息が高く税金が少ないです。
SBI新生銀行 2週間満期預金に1,000,000円預けた場合の利息
- 税引き前利息:1,000,000円×0.05%×14日÷365日=19円
- 税金(国税):19円×0.15315=2.90985≒2円
- 税金(地方税):19円×0.05=0.95≒0円
- 税引き後利息:19円-2円-0円=17円
- 税引き後利息を元にした実質金利:年0.0495%
SBI新生銀行の2週間満期預金の金利推移
SBI新生銀行の2週間満期預金の金利の過去推移は以下のとおりです。
改定日 | 金利 |
---|---|
平成21年6月29日 | 0.40% |
平成22年4月12日 | 0.35% |
平成22年12月9日 | 0.30% |
平成23年5月2日 | 0.27% |
平成23年9月2日 | 0.25% |
平成23年11月1日 | 0.22% |
平成24年4月2日 | 0.20% |
平成24年9月3日 | 0.15% |
平成24年11月1日 | 0.20% |
平成25年5月1日 | 0.15% |
平成27年2月2日 | 0.10% |
平成28年2月19日 | 0.05% |
金利引き下げでも、1週間もの定期預金としてはまだ最高
金利は0.05%ダウンし、0.05%になりました。スターワン1週間円預金などよりは高利ですが、オリックス銀行 eダイレト2週間定期預金に比べると、金利は3分の1ですので、劣っています。
なお、1週間や2週間など、超短期の定期預金の金利ランキングは以下のページで公開しています。 日本国内の金融機関が取り扱う超短期の定期預金を金利をランキング形式で紹介します。取り扱い数が少ないので、1週間と2週間の定期預金をまとめて紹介します。金利が変更 ...
1週間定期預金と2週間定期預金の金利ランキング【円貨版】
【参考】SBI新生銀行のメリットについて
残念ながら2週間定期預金の金利は下がってしまいましたが、それでも三井住友銀行やりそな銀行の普通預金の金利の50倍。SBI新生銀行の口座開設費用や口座維持費用は無料ですし、ゆうちょ銀行ATM(郵便局ATM)も多くの時間帯で引出し・預入が無料です。
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【参考】マイナス金利導入で定期預金などの金利を下げた金融機関はこちらです
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