2017年2月よりSBI証券のPTS取引において、夜間取引の開始時間が18時になりました。
記事にしたと思ったらしていませんでしたので、解説します。ついでにPTSについてもご説明します。
SBI証券のPTS取引の開始時刻の変更について
- 変更日:2017年2月1日より
- 変更点:ナイトタイムセッションの取引時間を19時から23時59分までのところを、18時から23時59分に1時間延長する
SBI証券のPTS取引について
SBI証券のPTS取引はSBIジャパンネクスト証券株式会社が運営するジャパンネクストPTSを利用する
SBI証券のPTS取引は、SBIジャパンネクスト証券株式会社が運営するジャパンネクストPTSに取り次ぐことによりサービスを提供しています。
ちなみに、SBIジャパンネクスト証券株式会社以外にもPTSは、チャイエックスが運営していますが、機関投資家向けにサービスを提供しています。
SBI証券のPTS取引の注文受付時間は?
8時20分から16時(いわゆるデイタイム・セッション)
18時から23時59分(いわゆるナイトタイム・セッション)
注文方法など
価格は指値のみ注文可能で、成行や逆指値などは発注できません。
また、注文有効期限は当日中(デイタイム・セッションは16時まで、ナイトタイム・セッション23時59分までです。
約定日はPTS取引における売買成立日で、受け渡し日は以下のとおりです。
約定時間 | 受渡日 |
---|---|
デイタイム・セッション | 約定日から起算して4営業日目 |
ナイトタイム・セッション | 約定日から起算して5営業日目 |
SBI証券のPTS取引の費用は?
SBI証券のPTS取引の費用は、国内株式現物取引スタンダードプランよりも割安です。
詳しい内容は以下のページをご覧ください
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SBI証券の国内現物株式や信用取引さらにPTS取引や外国株式の手数料を解説します
SBI証券は業界屈指の格安手数料を誇るネット証券です。 実際にどの程度の手数料なのかまとめて紹介します。 SBI証券の国内株式現物取引のプランや手数料について ...
SBI証券のPTS取引で購入できる銘柄は?
ジャパンネクストPTSで取り扱う銘柄をPTS取引で売買可能です。基本的に国内証券取引所に上場されている普通株式及び投資信託のほぼ全てを取引可能です。
PTS取引とは?
PTS取引は、Proprietary Trading Systemの略で、日本語にすると私設取引所取引の意味です。
株式を売買するには、普通は証券取引所を通じて行いますが、証券取引所において、営業時間である立会時間(午前9時から11時30分いわゆる前場、午後0時30分から午後3時まで、いわゆる後場)外の取引はできません。
1998年12月の金融ビックバンにおいて、取引所集中義務の廃止になり、取引所外においても取引が可能ということで、市場外取引、立会外取引などが認められるようになりました。
PTS取引は、取引所外取引であり、立会時間外であっても、立会時間内であっても、PTSを提供する証券会社などが定めた時間で株式を取引することができます。
過去は、マネックス証券、auカブコム証券などにおいてもPTS取引が可能でしたが、現時点ではネット証券でPTSでの取引が利用できるのはSBI証券、楽天証券、松井証券の3社です。
参考楽天証券が私設取引システム「PTS」を再開し、SORサービスにより東京証券取引所とPTSで最も有利な株価で取引できるようになります【2017年12月23日から】
PTSのメリットは?
夜間や朝に株式売買が可能ですので、日中忙しい方でも取引することができます。
また、引け後の海外市場の動向を見ながら取引ができるというメリットがあります。
さらに、立会時間中の裁定取引として利用することが可能ですが少額だと手数料負けしますし、大口だとPTS特有の流動性リスクの罠にはまる場合がありますので、ご注意を。
PTSのデメリットは?
私設取引所での取引ですので、証券取引所に比べて出来高は少なく、値動きが飛びやすいというデメリットがあります。
また、大口注文が出た場合は、日中の立会時間の取引に比べて価格が変動しやすいです。
さらに、出来高が無い銘柄もあり、この場合は取引が成立しないというデメリットがあります。
これらのデメリットは、いずれも流動性リスクによるものです。
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