株式会社エボルゾーンが運営するASSECL(アセクリ)。
その評判やメリットやデメリットを解説します。
不動産投資型クラウドファンディングとは?
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、不動産投資型クラウドファンディングは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を利用して不動産の取得・運営を行うサービスです。
ここで得られた利益は、各投資家に配分されます。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の5種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
- 少額から不動産投資ができる
- 優先劣後スキームにより損失から保全される
- 現物不動産投資よりも手続きが少ない
- J-REITに比べて価格変動のリスクが小さい
- 投資物件の情報が把握できる
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
- レバレッジの効果が薄い
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- J-REITに比べて換金しにくい
ASSECL(アセクリ)の基本情報
- 会社名:株式会社エボルゾーン
- 代表者:代表取締役会長 藤本 保雅、代表取締役社長 北野 孝
- 会社所在地:東京都港区北青山3-2-5 NH青山ビル4階
- 会社設立:2011年6月
- 事業内容:不動産小口化事業、収益不動産の買取・販売・仲介事業、収益不動産のバリューアップ事業、不動産デベロップメント事業、不動産コンサルティング事業、プロパティマネジメント事業、リノベーション事業、インベストメント事業
- 資本金:1億円
- 宅地建物取引業者免許番号:国土交通大臣(2)第8397号
- 不動産特定共同事業者登録番号:東京都知事 第115号
- 不動産特定共同事業の種別:第1号・2号事業(電子取引業務を行う)
- 第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業:関東財務局長(金商) 第3061号
- 不動産投資顧問業:国土交通大臣(一般) 001212号
- 賃貸住宅管理業者:国土交通大臣(1) 第4504号
- マンション管理業者:国土交通省(1) 第034401号
- プライバシーマーク:認定番号:17002775(03)
公式情報アセクリ
ASSECL(アセクリ)のメリット
優先劣後出資方式を採用している
ASSECL(アセクリ)では、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
少額から始められる
ASSECL(アセクリ)では、一口1万円という少額から出資できます。
不動産投資型クラウドファンディングに興味はあるものの、大金を投資するのは怖いという方にはおすすめです。
高利回りの案件がある
ASSECL(アセクリ)の案件の中には、想定利回りが7%や8%のものもあります。
最大8%というのは、他社の不動産投資型クラウドファンディングサービスと見比べても高めの数値です。
運用期間が短くリスク管理しやすい
ASSECL(アセクリ)の案件の運用期間は、3~6ヶ月です。
短期案件中心の運用で、リスクを避けながらどんどん新しい案件に投資したい方にとっては重宝します。
収益不動産における実績が豊富
ASSECL(アセクリ)の運営会社である株式会社エボルゾーンは、一棟収益不動産を中心に、創業以来1,000件以上の取引実績があります。
不動産投資型クラウドファンディングでも、このノウハウを最大限に活用し、投資家へ利益を分配します。
法人口座を開設できる
ASSECL(アセクリ)では法人口座の開設も可能なため、企業の投資先としても活用できます。
なお、口座開設は、問合せフォームから行う必要があります。
ASSECL(アセクリ)のデメリット
元本保証はない
ASSECL(アセクリ)には元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
運営企業が非上場
ASSECL(アセクリ)の運営企業である株式会社エボルゾーンは、収益不動産における企画・売買・運用実績が豊富な企業です。
ただ、上場企業ではないため、こちらは大手企業や知名度の高い企業が提供する不動産投資型クラウドファンディングを利用したい方にとってデメリットと言えるでしょう。
各ファンドの運用実績がわからない
ASSECL(アセクリ)では、過去に運用されていた案件の「収支・その他」「運用報告」について、そのファンドに投資した方でないと閲覧できなくなっています。
そのため、これから投資するかどうか検討している方が、過去のファンドでは元本割れせずに全額返還されたのか、早期償還は発生したのかといった情報を把握することはできません。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
ASSECL(アセクリ)の支払調書(年間取引報告書)はいつ頃発行されるの?取得方法は?
確定申告のために利用する支払調書は、当然、ASSECL(アセクリ)でも発行しています。
支払調書は取引があった年の翌年1月から2月上旬ごろまでに、ASSECL(アセクリ)にログイン後、マイページ内「交付書面」から確認及びダウンロードすることができます
ASSECL(アセクリ)の評判は?
ASSECL(アセクリ)の良い評判は、利回りが比較的高めという点を評価する声があります。
不動産投資クラウドファンディングの利回りは3%前後という所が多いのですが、ASSECL(アセクリ)ではミドルリスク・ミドルリターンの案件を扱っていて、利回りは高ければ8%前後となっています。中古アパート物件をリノベーションした物件などが多いのですが、運営会社は不動産物件の取り扱い実績が豊富なので信頼性は高いでしょう。
優先劣後出資を採用しているのがいいという声もあります。
案件ごとに投資分の一部を運営会社が出資しているのですが、その分は劣後出資分として扱われます。損失が出た場合は、その劣後出資分から負担することになるため、投資家が損をする可能性は低くなるのです。
投資可能額が1万円からという点がいい、という意見もあります。
普通に不動産投資をする場合は数千万円かかりますが、それを1万円から投資できるのです。資金を抑えることができるので、分散投資も可能です。
一方悪い評判は、リスクが高いのが心配という点があります。
利回りが高いミドルリスクの案件を扱っているため、想定した利益を得られなかった場合が不安に思う人もいるようです。
他にも、中々投資できないという声が多いです。
これまでの募集が1年で4件と少ないので、投資できる機会はごくわずかとなっています。しかし、今後増える見込みもあります。
ASSECL(アセクリ)の投資家登録ができる人は?
ASSECL(アセクリ)の投資家登録ができる方は、以下のとおりです。
- 満20歳以上75歳未満の方
- 日本国内に居住している方
- ASSECL(アセクリ)の審査を通過した方
- ASSECL(アセクリ)の確認および承諾事項に承諾できる方
- 反社会的勢力ではない方
- 外国PEPsに該当しない方
- 破産者ではない方
- 生活保護法による保護を受けていない方
- 成年後見人、保佐人、補助人などの補助を受けていない方
- 米国税法上における特定米国人ではない方
ASSECL(アセクリ)の投資家登録方法について
ASSECL(アセクリ)の投資家登録は、すべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
会員登録
ASSECL(アセクリ)のWebサイトにアクセスし、トップページの「会員登録」をクリックします。
メールアドレスなどを入力して送信すると、登録したメールアドレス宛てに認証メールが届きます。
メール内にある認証URLをクリックすると、会員登録が完了します。
投資家申請
ファンドに申し込むには、投資家申請を行う必要があります。
ASSECL(アセクリ)のWebサイトトップページの「投資家申請」をクリックし、各種情報を入力します。
本人確認書類、マイナンバー書類のアップロード
本人確認書類、マイナンバー書類の画像データをアップロードします。
必要な書類については後述します。
本人確認ハガキの受け取り
審査が完了次第、登録した住所宛てに「本人確認キー」が記載されたハガキが送付されます。
ハガキ内に記載されている本人確認キーをサイトで入力すれば、投資家登録はすべて完了です。
その後、ASSECL(アセクリ)の各ファンドに申し込むことができます。
ASSECL(アセクリ)の投資家登録に必要な本人確認書類
ASSECL(アセクリ)の投資家登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
- 運転免許証(表面・裏面)
- 個人番号カード(顔写真付き)(表面)
- パスポート(顔写真掲載ページ・住所掲載ページ)
- 在留カード(表面・裏面)
- 特別永住者証明書(表面・裏面)
入力した内容と本人確認書類の記載が一致しない場合、登録内容の修正を依頼されることがあります。
ASSECL(アセクリ)の投資家登録に必要なマイナンバー書類
ASSECL(アセクリ)の投資家登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
- 個人番号カード(裏面)
- 通知カード(表面)
- 個人番号入りの住民票(表面)
ASSECL(アセクリ)の会員登録申込から取引開始までの日数
ASSECL(アセクリ)の会員登録申込から投資家登録完了後の取引開始までの日数は、最短で3営業日です。
審査の手続きの状況により、これより時間がかかることもあります。
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公式情報アセクリ