融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)及び不動産投資型クラウドファンディングのサービスを提供しているCOMMOSUS(コモサス)。
COMMOSUS(コモサス)は、株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALが運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
そのCOMMOSUS(コモサス)の評判やメリットやデメリットさらに口座開設できる人や口座開設手順を解説します。
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは?
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは、不特定多数の投資家からインターネット上で出資資金を募集し、その資金を企業などの資金需要者に貸し付けるサービスをいいます。
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)の運営会社は、金融庁から第二種金融商品取引業の登録を受けていて、同時に貸金業法上の貸金業者でもあります。
投資家には、資金需要者から運営会社に支払われる貸付利息をもとに配当が支払われ、運用が終了すると元本が返還される仕組みです。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)のメリットとデメリットやおススメの運営会社をまとめて比較
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ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)のメリット
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)のメリットは以下のとおりです。
- 少額から投資ができる
- 利回りが高い
- 元本の価格変動がない
- 短期運用も可能
- 運用の手間がかからない
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)のデメリット
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)のデメリットは以下のとおりです。
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- 中途解約できない
- ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)事業者の不祥事や倒産リスクがある
COMMOSUS(コモサス)の基本情報
- 会社名:株式会社コモサス(COMMOSUS, Inc.)
- 代表者:代表取締役 加藤 義隆
- 会社所在地:東京都渋谷区恵比寿1-19-19 2F
- 会社設立:2015年12月1日
- 資本金:1億6000万円
- 第二種金融商品取引業登録番号:関東財務局長(金商)第2973号
- 一般社団法人第二種金融商品取引業協会【加入】
COMMOSUS(コモサス)とは?
COMMOSUS(コモサス)は、2019年に運営を開始した融資型クラウドファンディングサービスです。
当初はCAMPFIREグループとして会社名も株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALでしたが、CAMPFIREグループからマネジメントバイアウト(MBO)しました。その後2022年12月にサービス名をCAMPFIRE OwnersからCOMMOSUS(コモサス)に変更し、社名も株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALから株式会社コモサスに変更しました。
さらに、株式会社COZUCHIと事業提携を発表し、不動産投資型クラウドファンドも取扱い開始しました。
COMMOSUS(コモサス)のメリット
1万円から出資できる
COMMOSUS(コモサス)の最低出資金額は1万円です。
もちろんファンドによっては2万円からというものもありますが、気軽にかつお試しで投資することができます。
保障付き案件がある
COMMOSUS(コモサス)には、融資先が投資家に資金を返済できない場合、日本保証が代わりに返済してくれる保障付き案件があり、これはCOMMOSUS(コモサス)の中ではかなりリスクの低い案件です。
幅広い分野に投資できる
COMMOSUS(コモサス)では、不動産だけでなくあらゆる分野や資金使途のファンドを取り扱っています。
例えば、「少年院出院後学習支援ファンド」「カンボジア農家支援ファンド」「アルコール除菌剤開発ファンド」など、社会貢献性が高い案件も豊富に取り揃えています。
すべての案件で融資先を公開している
COMMOSUS(コモサス)は、すべての案件で融資先の社名が公開されています。
また、社名の公開にとどまらず、融資先の事業担当者へのインタビューなども行われていて、どのような事業のために資金を必要としているのか、返済計画や事業計画の確認も可能です。
分別管理が行われている
COMMOSUS(コモサス)では、投資家から預かった資金を厳密に分別して管理しています。
具体的には、融資金、投資家から集めた資金、CAMPFIRE SOCIAL CAPITALの事業用資金は別々の口座で管理され、投資家から預かった資金の保護に取り組んでいます。
分配金は一括で支払われる
COMMOSUS(コモサス)の分配方式は満期一括であるため、運用終了後に元本とあわせて利息が支払われます。
定期的に分配を受け取りたい方には不向きですが、運用効率の高い分配方法のため、再投資の手間を省きたい方にとっては大きなメリットです。
案件説明のセミナーがある
COMMOSUS(コモサス)は、案件の掲載があるたびに投資家に対して説明セミナーを行っています。
Web上の情報だけでなく、セミナーで案件についてだけ考える時間が取れるため、とても魅力的です。
新型コロナウイルスの関係で大勢集まることができないせいか、次回のセミナー開催に関しては未定ですが、今後の動向に注目しましょう。
COMMOSUS(コモサス)のデメリット
予定利回りの幅が広い
COMMOSUS(コモサス)の予定利回りは、3~7%程度です。
中には8%を超える高利回りの案件もありますが、低いものだと2%程度の案件もあります。
このように、予定利回りの幅が広いため、案件によってはあまり収益が期待できない場合もあるということは理解しておきましょう。
クーリングオフの対象外である
COMMOSUS(コモサス)の募集案件はクーリングオフの対象外であり、申込後のキャンセルはできません。
運営会社破綻した場合のリスクは当然ある
運営会社が破綻した場合は、出資したお金は満額返還されない可能性があります。
もちろん、これはCOMMOSUS(コモサス)以外の融資型クラウドファンディングサービスに当てはまることです。
元本保証無し
当然ですが、元本保証はありません。これはクラウドファンディングや社債、さらに金銭信託なども同じです。
元本保証を求めるならば、銀行の定期預金(元本1,000万円まで)や国債を取引すべきです。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
COMMOSUS(コモサス)の評判は?
COMMOSUS(コモサス)の良い評判としては、クラウドファンディングで有名なCAMPFIRE の子会社が運営していることを評価する口コミや、1万円から投資できる点、投資と社会貢献を両立している点が良いという口コミが多く見られます。
また、ほったらかし投資ができる点、融資先を公開している点、案件が多種多様な点などを評価する声も多く見られます。
これはCOMMOSUS(コモサス)に限ったことではありませんが、融資型クラウドファンディングは、投資する案件を選んで投資した後、分配金が支払われるまで何もする必要がありません。
いわゆるほったらかし投資ができるため、時間がない社会人の方でも気軽に始めることができます。
一方で、悪い評判としては、損失の可能性がゼロではない点が気になるという口コミや、リターンに対してのリスクが高い点などを指摘する口コミなどがいくつか見られます。
COMMOSUS(コモサス)に限らず、クラウドファンディングでは損失の可能性がゼロではないため、注意が必要です。
そして、COMMOSUS(コモサス)の案件はリターンに対してリスクが高いとされています。
これは、COMMOSUS(コモサス)の案件が社会貢献性の強いものであり、投資よりも応援の意味合いが強いことが一つの理由だと考えられます。
その他の悪い評判としては、運用実績が豊富ではない点や、投資中の資金を引き出せない点に対する不満などの口コミが見られます。
COMMOSUS(コモサス)の会員手数料などは?
COMMOSUS(コモサス)の会員登録費用や会員維持費用などは一切かかりません。
出資したい案件はすぐに募集金額に達する場合がありますので、無料でアカウントを持っておけば、機動的に投資することができますので、先行して会員登録しておくことをおススメします。
COMMOSUS(コモサス)の会員登録手続きの日数は?
なお、COMMOSUS(コモサス)は本会登録完了後最短1営業日で手続きが終了します。
COMMOSUS(コモサス)の会員登録の条件は?
COMMOSUS(コモサス)は、個人及び法人いずれも会員登録可能であり、以下の条件を満たす必要があります。
- 20歳以上75歳未満であること
- 日本国内に在住の方であること
- 反社会的勢力等に該当しないこと
- CAMPFIRE SOCIAL CAPITALの審査を通過すること
なお、満20歳未満および75歳以上の方は、個別の審査の上、口座開設を受け付ける場合もあります。
国外に居住する日本人の方、日本以外の国で納税している方、特に米国連邦税法上の米国人(米国市民、米国永住権保有者を含む米国居住者)の方は、会員登録をすることができません。
COMMOSUS(コモサス)の会員登録方法は?
メールアドレスの登録
公式ページの「投資家登録」から各種規約等に同意し、メールアドレスを登録します。
登録されたメールアドレスへ仮登録完了メールが届いたら、メールに記載されたURLをクリックし、パスワードを設定します。
プロフィールの入力
以下のプロフィールと、投資家適合性に関する質問の回答を入力します。
- 氏名
- フリガナ
- 生年月日
- 電話番号
- 職業
- 国籍
出金先口座情報の入力
振込済のデポジット金やリターンを出金する先の口座に関する以下の情報を入力します。
- 銀行名
- 支店名
- 口座番号
- 種別
- 名義(本人名義に限る)
本人確認書類のアップロードもしくはeKYC(オンライン本人確認)
登録フォームから、本人確認書類を提出します。
アップロード方法にてオンライン本人確認(eKYC)を選択した場合は、外部サービスに遷移し、本人確認書類の撮影と容貌撮影を行います。
また、eKYCの場合は、1種類の本人確認書類と容貌の撮影、本人確認書類画像のアップロードの場合は、最低2種類の本人確認書類が必要です。
必要書類については後述します。
審査結果のメールをハガキの受け取り
最短1営業日で、投資家審査の結果がメールで届きます。
また、本人所在確認のため、登録住所へ簡易書留にてハガキが郵送されます。
届いたハガキに記載されている手順に従い、本人確認コードを入力すると、会員登録は完了します。
ちなみに、eKYCを選択した場合、ハガキの郵送は行われず、本人確認コードの入力も不要です。
COMMOSUS(コモサス)の本登録に必要な本人確認資料は?
本登録に必要な書類は、オンライン本人確認書類(eKYC)を選ぶか、画像アップロードを選ぶかによって、以下のように異なります。
eKYCを選択する場合(いずれか1点)
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート(2020年2月4日以降に申請されたパスポートは所持人記入欄がないため利用不可)
画像アップロードを選択する場合(いずれか2点)
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- 写真付き住基カード
- 在留カード(特別永住者証明書)
- マイナンバーカード(個人番号カード)(表面のみ)
- パスポート
- 各種健康保険証
- 印鑑登録証明書(住民票の写しなど)
- 年金手帳
- 国民年金手帳
- 母子健康手帳
- 各種福祉手帳
ちなみに、本人確認書類が2種類用意できない場合は、上記本人確認書類の中から1点、以下の補完書類の中から1点の計2点を提出します。
- 納税証明書または納税領収書
- 社会保険料領収書
- 公共料金領収書(ガス、水道、NHK、固定電話)
本人確認コード記載のはがきはいつ届くの?
本人確認コード記載のはがきは、本登録完了後最短1営業日で到着しますが、場合によってはこれより長くなることもあります。
また、入力内容や提出書類に不備がある場合は、再提出を依頼されることがあり、審査の結果、登録を断られることもあります。