郵便局のゆうパック運賃が2018年3月1日から改定になります。平均12%アップの大幅な値上げですね。
詳細を確認してみましょう。
郵便局のゆうパック運賃の値上げについて
- 改定日:2018年3月1日
運賃の改定内容
基本運賃の値上げ幅は以下のとおりですが、現在は、地域別に運賃が異なりますが、その地域を見直しなどをする予定で、地域別の運賃は後日公表するとのことです。詳細判明次第追記などします。
サイズ | 発着地が沖縄以外の運賃 | 発着地が沖縄の運賃 |
---|---|---|
60サイズ | +110円 | +40円 |
80サイズ | +110円 | +90円 |
100サイズ | +130円 | +140円 |
120サイズ | +160円 | +190円 |
140サイズ | +190円 | +240円 |
160サイズ | +190円 | +240円 |
改定後の同じ都道府県に送る場合の運賃について
現在の同じ都道府県に送る場合の運賃に値上げを考慮すると以下のとおりです。改定後の違う都道府県へ送る場合の運賃については地域の見直しを実施することから今は公表されていません。
沖縄以外の都道府県から同じ都道府県に送る場合の運賃について
サイズ | 現在の運賃 | 改定後の運賃 | 差引 |
---|---|---|---|
60サイズ | 690円 | 800円 | +110円 |
80サイズ | 900円 | 1,010円 | +110円 |
100サイズ | 1,130円 | 1,260円 | +130円 |
120サイズ | 1,340円 | 1,500円 | +160円 |
140サイズ | 1,560円 | 1,750円 | +190円 |
160サイズ | 2,070円 | 2,260円 | +190円 |
沖縄から同じ沖縄に送る場合の運賃について
サイズ | 現在の運賃 | 改定後の運賃 | 差引 |
---|---|---|---|
60サイズ | 690円 | 730円 | +40円 |
80サイズ | 900円 | 940円 | +40円 |
100サイズ | 1,130円 | 1,270円 | +140円 |
120サイズ | 1,340円 | 1,530円 | +190円 |
140サイズ | 1,560円 | 1,800円 | +240円 |
160サイズ | 2,070円 | 2,310円 | +240円 |
数量割引は廃止に
現在同時に10個以上差し出した場合に適用される数量割引は改定と合わせて廃止になります。
ゆうぱっくの規格なども変更になります。
基本運賃の改定日である2017年3月1日に合わせて、ゆうパックの規格などが変更になります
重量ゆうパックの新設について
重量ゆうぱっくが新しく新設されます。25キロ超えて30キロ以下の運賃は、基本料金+500円となります。
よって、重量がある荷物を送る場合は料金の改定に合わせて大幅な値上げですね。
一般の重量上限が25キロにダウン
重量ゆうパックの新設に合わせて今のゆうパックの重量上限である30キロが25キロに引きさがります。
スキーゆうパックと空港ゆうパク運賃の適用規格も見直しに
スキーゆうパックと空港ゆうパク運賃の上限サイズが見直しになります。
今までは120サイズ超が上限でしたが、140超が上限になり、大物を運ぶ運賃が値上げとなります。
なお、140超は160サイズの基本運賃となります。なお、ゴルフゆうパックの120サイズ超については、140サイズの基本運賃になります。
変更前 | 変更後 | |
スキーゆうパック 空港ゆうパック |
60、80、100、120、120超 | 60、80、100、120、140、140超 |
郵送によるお届け済みサービスも廃止に
運賃改定に合わせて、郵送によるお届け済みサービスも廃止になります。ただし、インターネットなどで荷物の配達完了は、今も確認できますし、改定後も確認できます。
運賃は値上げですがクレジット決済などのWeb決済型ゆうパックなどの新サービスも登場
クレジットカード決済によるWeb決済型ゆうパックが登場
これは、クレジットカードで事前決済し、オンラインで発行した郵送ラベルを荷物に貼り付けて郵便局に持ち込むというサービスで、基本運賃から割引になります。
このWeb型ゆうパック新設にあわせて、ゆうパックあて名ラベル作成できる無料アプリも提供されます。
これらのサービスは、運賃改定日の2018年3月1日から導入予定です。
Web決済型ゆうパックのサービス概要
- 運賃:ゆうパック基本運賃から180円引き
- 継続利用割引:直近1年間に10個以上利用で10%引き
- 郵便局受取割引:葉掃除に郵便局受取指定で100円引き
- 差出方法:郵便局、コンビニ、「はこポス」へ持ち込み
- ラベル印刷:自宅で印刷するか郵便局、コンビニで印字
- 支払方法:クレジットカードなどによる事前決済
ゆうパック配送希望時間帯が拡充に
再配達の配達希望が変更になり、新しく19時から21時という時間帯が追加になります。
現在 | 変更後 | 変更後の再配達受付締切時刻 |
午前 | 午前 | 当日8時まで |
12時-14時 | 12時-14時 | 当日8時まで |
14時-16時 | 14時-16時 | 当日13時まで |
16時-18時 | 16時-18時 | 当日14時まで |
18時-20時 | 18時-20時 | 当日17時まで |
- | 19時-21時 | 当日17時まで |
20時-21時 | 20時-21時 | 当日17時まで |
玄関や車庫に配達してくれる指定場所配達サービスも登場
不在時もゆうパックを受け取れるように玄関や車庫に配達してくれる指定場所配達サービスも登場します。
初回受取日時指定場所の指定ができるサービスも拡充に
さらに、初回配達前に配達日時の指定、勤務先への無料転送、全国の郵便局での受取への変更をゆうパックの追跡 HP 等から可能となります。
また、初回配達前に、「はこぽす」やコンビニでの受取への変更も可能としていくようです。
はこぽす(宅配ロッカー)の整備による受取施設の増強
主要都市部(東京、千葉、埼玉、神奈川)を中心にはこぽすという宅配ロッカーを増設し、歩いて5分の範囲に受取できるアクセスポイントを整備していくようです。
郵便局は、郵便局ネットワークの活用やコンビニ、駅のコインロッカー、商業施設等とのコラボレーションにより、約6,000 か所の受取施設を実現していく模様です
郵便局等受取ポイント付与サービスの開始
ゆうパックを郵便局、はこぽす、コンビニで受け取ると、ポイントが貰えるサービスを開始します。
具体的なサービスは現時点では公表されていませんので、判明次第追記などします。
ゆうパックは基本運賃平均12%程度の値上げです
内容を確認すると、基本運賃が平均12%程度の改定し、さらに値上げされる項目もあることからゆうパックは大幅な運賃となります。
値上げが嫌ならクレジットカードによるWeb決済型ゆうぱっくを利用してねということですね。さらに配達を減らして、郵便局やコンビニなどで受取を勧めるサービスが多いですね。
今回の値上げで、楽天などの通販型ショップの配送料金が高くなる可能性は否定できません。
詳細が不明な点が多いので、今後、郵便局が公表次第お伝えします。
ゆうパック運賃改定の公式情報はこちら
ゆうパックのサービス改善と運賃改定等のお知らせ~ ゆうパック 2018 「身近で差し出し、身近で受け取り」~(PDF)
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