ANA VISA Suicaカードのメリット・デメリットと、こういう人は入会すべきだというのを解説します。
ANA VISA Suicaカードの特徴
- マイルが貯まりやすい
- 飛行機に乗るたびにボーナスマイルがもらえる
- 入会時、カード継続時にボーナスマイルがもらえる
- カード利用代金ウェブ明細書サービスの利用で翌年の年会費が割引になる
- 海外旅行傷害保険が自動付帯している
- お買い物安心保険
- 不正利用補償サービス
- Suicaへのチャージでもマイルが貯まる
- Suicaの定期券にリンク設定するとオートチャージでマイルが貯まる
- ANA VISAカードの中で年会費が1番安い
ANA VISA Suicaカードとは?
ANA VISA Suicaカードは、三井住友カードとANA、ビューカードが提携して発行しているクレジットカードです。
ANAカードの特典に、加えて、交通系マネーのSuicaを利用できるので、買い物、飛行機、電車といろんなシーンで便利で、交通機関での利用とショッピングでの利用をすべて1枚でまとめたいという方におすすめです。
ANA VISA Suicaカードはどこが発行している?
ANA VISA Suicaカードを発行している「三井住友カード株式会社」は、1967年に「住友クレジットサービス」として設立された歴史のあるクレジットカード会社です。
1968年に国内専用の「住友クレジットカード」の発行を開始し、1980年には、日本初のVISAカードである「住友VISAカード」を発行し、同年に提携カードの発行を開始しました。
2016年には、Apple Payへの対応を開始しています。
ANA VISA Suicaカードの入会条件は?
ANA VISA Suicaカードの入会条件は、高校生・大学生を除く満18歳以上の方で、未成年の場合は親権者の同意が必要になります。
ANA VISA Suicaカードの年会費は?
年会費は、2,160円(税込)かかります。カード代金ウェブ明細書サービス、またははリボ払いサービスの「マイ・ペイすリボ」を利用すれば、割引になりますが、一般カードと違って、家族カードはありません。
ANA VISA Suicaカードの利用限度額は?
ANA VISA Suicaカードの利用限度額は、審査によって設定されている範囲であれば利用可能です。
カードの利用限度額は、申し込むことによって引き上げることは可能です。満20歳以上で、ANA VISA Suicaカードの本会員の方は、インターネットの専用ボタンから申し込むことができますが、入会半年未満の方、カードの種別変更後1ヶ月未満の方は申し込みができません。
また未成年の方は書面での申し込みとなりますが、親権者の許可が必要で、利用限度額の上限は30万円と決まっています。申し込みの最低金額は、10万円からになります。
ANA VISA Suicaカードのポイント還元率は?
ANA VISA Suicaカードのポイントプログラムは、「ワールドプレゼント」というポイントプログラムで、利用金額1,000円につき1ポイント貯まります。
ワールドプレゼントはマイルに交換することが出来て、最初は「5マイルコース」に設定されています。5マイルコースは年会費無料で、1ポイントを5マイルに交換することができますので、還元率は0.5%です。
還元率が倍になる10マイルコースもありますが、移行手数料が6,480円(税込)かかります。
ANA VISA Suicaカードの入会手続きの流れ
インターネット入会申し込みの場合は以下の通りです。
三井住友VISAカードの申し込み専用ボタンから申し込みます。
- 利用規約を確認して、先に進む
- 名前、生年月日、電話番号、勤務状況、支払口座などの本人情報を入力
- 本人の勤務先の情報を入力学生の場合は学校、働いている方は勤務先の情報を入力します。勤務先に、在籍確認の連絡がありますので、事前に伝えておいたほうがいいです。
- 国際ブランド、支払日、追加カードを選択
- 入力内容を確認して、問題なければ申し込み終了この時に審査状況を確認するための申し込み番号が案内されます。
- 入会申し込み後に入会申込書が送付されるので、本人確認書類のコピーを同封して返送
この後に入会審査が行われます。早くて当日、遅くても3日以内には、審査結果がメールで届きます。 - 審査に問題がなければ1週間程度でカードが手元に届く
ANA VISA Suicaカードのメリット
マイルが貯まりやすい
航空会社の公式カードだけあって、マイルの還元率は0.5%と高水準です。ANA VISA Suicaカードで公共料金の支払いも可能なので、どんどん貯まっていくワールドプレゼントをマイルに交換することができます。
またカードマイルプラス提携店でクレジット支払をすると、ポイント移行分とは別にマイルが貯まります。以下はその一例です。
- 200円につき1マイルが貯まる提携店:セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ココストアイースト、出光興産、三井ガーデンホテルズ、高島屋、ニッポンレンタカー
- 100円につき1マイルが貯まる提携店:ENEOS、マツモトキヨシ、引っ越しのサカイ、コナカ、スターバックスカードへのチャージ
飛行機に乗るたびにボーナスマイルがもらえる
マイル積算対象のANAの便を利用するとボーナスマイルがもらえる「フライトマイルボーナス」というサービスがあります。通常貯まるマイルに、10%マイルが上乗せされます。
「ANAマイレージクラブ」に加入している方は、普通に貯まったマイルとボーナスマイルを獲得することができます。
入会時、カード継続時にボーナスマイルがもらえる
ANA VISA Suicaカードであれば、入会時または契約継続時にボーナスマイルが1,000マイルもらえます。また、ANAでは数々の期間限定入会キャンペーンを行っており、その度にボーナスマイルがもらえます。三井住友VISAカードのホームページで、更新されている情報を確認することができます。
海外旅行傷害保険が自動付帯している
ANA VISA Suicaカードには、海外旅行傷害保険が自動付帯しています。旅行先で起きたケガや病気などのトラブルを補償してくれます。ただし、国内旅行の傷害保険は、付帯されていません。
また、国内航空傷害保険も自動付帯しており、飛行機に乗っているときに起きた事故による医療費が補償されます。
海外旅行保険の内容
- 傷害死亡→1,000万円
- 傷害後遺害→40万円~1,000万円
- 救援者費用→年間累計1,000万円まで
国内航空傷害保険の内容
- 傷害死亡→1,000万円
- 傷害後遺害→40万円~1,000万円
お買い物安心保険
ANA VISA Suicaカードを利用して購入した商品については、破損、紛失の際の補償金があります。
補償限度額は1,000万円で、1事故につき3,000円の自己負担金が発生します。また海外で購入した商品に限ります。対象となる期間は、購入日から90日以内になります。
不正利用補償サービス
カードが不正利用されたときに補償してくれる「VpassID安心サービス」があります。不正利用によって損害が出た場合、連絡をした日から60日前までさかのぼって、これまでの損害を全額補償してくれます。24時間年中無休で受け付けています。補償の限度額は、それぞれのカードの利用限度額と同じです。
このサービスを受けるには、ANA VISAカード会員サイト「Vpass」にIDとパスワードを事前に登録しておく必要があります。
Suicaへのチャージでもマイルが貯まる
ANA VISA Suicaカードは、交通系電子マネーのSuicaに対応しているので、Suicaにチャージをするだけで、ワールドプレゼントポイントが貯まります。
しかしANA VISA Suicaカードには定期券機能がないので、定期券でポイントを貯めたいという方は別にビュー・スイカカードなどの定期券機能がついたカードを持つ必要があります。
Suicaの定期券にリンク設定するとオートチャージでポイントが貯まる
Suica以外にも、クレジットiD、PiTaPaも使えます。Suica以外の電子マネーでチャージした場合ポイントの対象にはなりません。
ANA VISA Suicaカードで利用できるSuicaは、定期券としては使用できませんが、定期券として利用したいSuicaカードと併用すれば、そのチャージ分のポイントを貯めることができ、実質定期券としても使用することができます。
ANA VISA Suicaカード、オートチャージしたいもう1枚のSuicaカードを用意したうえで、オートチャージの方法は以下の通りです。
全国の駅にあるATM「VIEW ALTTE」でオートチャージを設定する場合
- 画面上の「オートチャージ」を選択する
- 「Suicaのリンク」を選択する
- 「リンク設定/変更」を選択する
- リンクするSuicaカード、ANA VISA Suicaカードを順番に機械に入れ、暗証番号を入力する
- 内容と利用規約を確認し、先に進む
- 「オートチャージを設定する」を選択する
- 8申し込みを選択し、利用規約を確認してカード受け取り、オートチャージ完了
ANA VISAカードの中で年会費が1番安い
通常の年会費は2,160円(税込)で、通常のANA VISAカードと変わりませんが、リボ払いサービスの「マイ・ペイすリボ」に登録して、年に1回利用すれば、年会費が811円(税込)になります。これは、ANA VISAカードの中で1番安い年会費です。
ANA VISA Suicaカードのデメリット
家族カードがない
ANA VISA Suicaカードには、家族カードの制度がありません。家族カードの利用ができない分、家族間のマイルの合算もできません。
楽天Edyが利用できない
ANA VISA Suicaカードは、電子マネーの楽天Edyに対応していません。Edyを使いながらANAマイルポイントを貯めたい場合、おサイフケータイかEdy搭載のカードがもう1枚必要になります。
通常カードからの切り替えができない
ANA VISAカードから、ANA VISA Suicaカードにカード種別を切り替えることはできません。しかし、重複してカードを持つことは可能です。