四国電力の円建個人向け社債が12月5日から申込受付開始します。
詳しい内容を確認してみましょう。
四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)の詳細
- 名称:四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)
- 発行総額:125億円
- 予定利率:年0.25%~年0.45%
- 決定利率:年0.35%(12月2日決定)
- 申込期間:2022年12月6日から2022年12月22日
- 払込期日:2022年12月23日
- 償還日:2025年12月25日
- 利払日:毎年6月25日及び12月25日(初回利払日は2023年12月25日)
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面10万円単位
- 格付:A+(R&I)
- 引受会社:大和証券株式会社、野村證券株式会社、SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、香川証券株式会社、岡三証券株式会社、東洋証券株式会社、東海東京証券株式会社、中銀証券株式会社
四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)の引受金額(販売額)について
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
大和証券株式会社 | 3,200百万円 |
野村證券株式会社 | 2,200百万円 |
SMBC日興証券株式会社 | 2,200百万円 |
みずほ証券株式会社 | 2,200百万円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 1,200百万円 |
香川証券株式会社 | 600百万円 |
岡三証券株式会社 | 300百万円 |
東洋証券株式会社 | 300百万円 |
東海東京証券株式会社 | 200百万円 |
中銀証券株式会社 | 100百万円 |
合計 | 12,500百万円 |
四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)の購入方法
証券会社ごとに購入方法を紹介します。
大和証券での購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
野村證券での購入方法
本店・支店での取引が可能です。
SMBC日興証券での購入方法
総合コースであれば、支店及びパソコンでの取引が可能です。
ダイレクトコースでの取扱いもパソコンでの購入は可能です。
みずほ証券での購入方法
3Sサポートコースならば、コールセンターでの取引に加え、店頭での取引が可能です。ダイレクトコースは、コールセンターでの取引限定となります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券での購入方法
取引店へ来店するか電話での取引及びインターネットトレードでの取引が可能です。
事業債・地方債 | 新発国内債券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
香川証券での購入方法
対面取引のみの取扱です。詳細は直接証券会社にお尋ねください。
岡三証券での購入方法
特にインターネットなどでの告知はしておりません。優良顧客向けに販売しているものと思われますが、詳細は店頭でご確認ください。
東洋証券での購入方法
購入方法については、特に開示しておりませんので、直接お問い合わせください。
東海東京証券株式会社での購入方法
特にインターネットなどでの告知はしておりませんので、直接店頭でご確認ください。
中銀証券での購入方法
対面取引のみの取扱です。詳細は直接証券会社にお尋ねください。
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールです。
当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。
ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのです。
ただし、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになります。
市場での取引すると、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
一般担保付社債とは?
一般担保付社債は、特別法に基づて発行された社債で、発行会社の全財産によって他の債権者よりも優先して弁済を受けられます。
財投機関債や、電力債、放送債券、NTT債、JT債、東京地下鉄債などがあります。
四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)購入の検討について
毎度のことながら、購入の是非について見当してみましょう。
まず、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
定期預金との比較による信用リスクのプレミアムの考察
今回紹介した四国電力株式会社第326回社債(一般担保付)の利率は0.35%です。償還までの期間はおおよそ3年間ですので、3年もの定期預金との金利比較をします。
まず、メガバンクや多くの地方銀行の3年もの定期預金の店頭表示金利は0.002%ですので、それに比べると175倍の利率となります。
オリックス銀行のeダイレクト定期預金ならば、3年もの0.25%の金利を提示していますので、それに比べると0.1%の信用リスクのプレミアムがついた社債です。
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利率上昇も物足りない水準
債券利回りが上昇していることから、電力系社債も利率が上昇しました。しかしながら、オリックスeダイレクト定期預金よりも0.1%高いだけで物足りない水準です。
実際に投資する場合は四国電力の業績な今後の見通しなどをよく調べたうえでご判断ください。
【参考】最新の社債情報はこちらを
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