オリックス株式会社の無担保社債が現在募集されています。
すでに、社債投資まとめ!のnewboudsさんが紹介されています。
年利0.29%オリックス第183回無担保社債(4年債)が条件決定!SMBC日興証券など: 社債投資まとめ!
年利0.15~0.45%(仮条件)オリックス株式会社第183回無担保社債(4年債)が発売!SMBC日興証券など: 社債投資まとめ!
詳細を確認してみましょう。
オリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の詳細
- 発行総額:300億円
- 各社債の金額:金100万円
- 金利条件:年0.292%
- 払込金額:各社債の金額100円につき金100円
- 償還金額:各社債の金額100円につき金100円
- 年限:4年
- 受渡日:平成27年3月9日
- 償還日:平成31年3月8日
- 利払日:毎年3月9日および9月9日(年2回)
- 申込期間:平成27年2月23日から平成27年3月6日まで
- 引受会社:SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社、大和証券株式会社、野村證券株式会社、岡三証券株式会社、安藤証券株式会社、岩井コスモ証券株式会社、むさし証券株式会社丸、東洋証券株式会社、丸三証券株式会社
- 取得格付:A+(R&I)、Baa2(Moody’s)、A-(S&P)、A-
オリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入方法
証券会社ごとに購入方法を紹介します。
SMBC日興証券での購入方法
総合コースであれば、支店及びパソコンでの取引が可能です。
ダイレクトコースでの取扱いもパソコンでの購入は可能ですが、オンライントレードの申し込み期間は終了しております。
オリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)│新発事業債│SMBC日興証券
みずほ証券での購入方法
3Sサポートコースならば、コールセンターでの取引に加え、店頭での取引が可能です。ダイレクトコースは、コールセンターでの取引限定となります。
みずほ証券:オリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(PDF)
大和証券での購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。ただし、コンタクトセンターでの注文については、募集開始当日である11月25日に限り、注文受付開始時刻が15:30となりますのでご注意ください。
野村證券から購入する方法
本店・支店での取引が可能です。
岡三証券での購入方法
特にインターネットなどでの告知はしておりません。優良顧客向けに販売しているものと思われますが、詳細は店頭でご確認ください。
安藤証券での購入方法
安藤証券において社債は、対面取引、コールセンター取引、インターネット取引が可能です。詳細は電話等でご確認ください。
岩井コスモ証券での購入方法
岩井コスモ証券の通常の社債取引は、ネット取引及びコール取引ならば、電話でのみ可能。対面取引は、店舗及び電話での取引が可能です。
地方債・社債 | 【岩井コスモ証券】充実した債券ラインアップ
むさし証券での購入方法
特にインターネットなどでの告知はしておりません。優良顧客向けに販売しているものと思われますが、詳細は店頭でご確認ください。
東洋証券での購入方法
購入方法については、特に開示しておりませんので、直接お問い合わせください。
丸三証券での購入方法
店頭でご確認ください。
購入する前に検討べきことは定期預金の利息
社債は、信用リスク(債務不履行リスク)があります。社債の信用リスクは発行母体が破産等によって、社債の償還ができなくなることです。
よって、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。
つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかですが、今回紹介したオリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の金利0.292%は如何せん低いです。
4年もの定期預金において、愛媛銀行 四国八十八カ所支店の定期預金の金利は最大0.37%です
4年ものという中途半端な期間だとあまり高利の定期預金が無いのですが、例えば愛媛銀行のインターネット支店である、四国八十八カ所支店の定期預金は、300万円未満ならば年0.32%、300万円以上ならば年0.37%です。インターネット支店ですので全国誰でも口座開設可能な金融機関です。
-
愛媛銀行四国八十八カ所支店の定期預金の金利(だんだん定期預金ワイド)・振込手数料・利用可能ATM・評判など徹底解説しました
高利の定期預金を取扱うインターネット支店として、愛媛銀行四国八十八カ所支店をご存知ですか?本日は、その愛媛銀行四国八十八カ所支店の口座開設条件や取引に関すること ...
また、地方限定ですが、鶴岡信用金庫の個人インターネットバンキング定期預金ならば店頭表示金利の0.40%上乗せとなりますので、4年もの定期預金ならば、1000万年未満ならば店頭表示金利(0.030%)+0.40%=0.430%、1000万円以上ならば店頭表示金利(0.040%)+0.40%=0.440%です。
3年ものや5年ものであれば、地銀のインターネット支店であれば0.3%から0.4%の水準で定期預金を販売しております。たとえば、5年ものの定期預金で高い金利設定の定期預金としては、尼崎信用金庫ウル虎支店(専用定期預金 金利 年0.500%)、オリックス銀行(eダイレクト定期預金 金利 年0.40%)や荘内銀行わたしの支店(専用定期預金 金利 年0.50%)などがあります。
オリックス銀行がひっそりとeダイレクト定期預金の金利を変更していたので確認したら高水準だった
荘内銀行「わたしの支店」専用定期預金の金利が平成27年2月から金利大幅アップ!
また、先日紹介した、新銀行東京のスーパー定期預金 『特別金利キャンペーン』は5年もの定期預金金利0.42%です。
新銀行東京 設立10周年記念!!スーパー定期預金 が2月から金利変更
オリックスの社債が好きやんとお思いの方は止めはしませんが、わざわざこの程度の利率の社債を購入する合理的な理由が見当たりません。メガバンクの定期預金金利の低さにあきれて、今回のオリックス株式会社第183回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入をご検討されている方は、よく考えた方がよろしいでしょう。
【参考】最新の社債情報はこちらを