Mr.LAND株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスのMr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)。
その評判やメリットやデメリットを解説します。
【追記】Mr.FUNDMAKERは2022年6月25日をもって事業終了に
2021年からサービス開始したMr.FUNDMAKERは、Mr.LAND株式会社の事業方針転換により不動産投資型クラウドファンディングサービス事業を2022年6月25日をもって終了となりました。
サイトも閉鎖されています。
不動産投資型クラウドファンディングとは?
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、不動産投資型クラウドファンディングは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を利用して不動産の取得・運営を行うサービスです。
ここで得られた利益は、各投資家に配分されます。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の5種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
- 少額から不動産投資ができる
- 優先劣後スキームにより損失から保全される
- 現物不動産投資よりも手続きが少ない
- J-REITに比べて価格変動のリスクが小さい
- 投資物件の情報が把握できる
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
- レバレッジの効果が薄い
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- J-REITに比べて換金しにくい
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の基本情報
- 会社名:Mr.LAND株式会社
- 代表者:代表取締役社長:名塚 令
- 会社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング20階
- 会社設立:1988年9月1日
- 事業内容:売買及び仲介事業、外国人向け不動産事業、不動産に関するコンサルティング事業、不動産リノベーション事業、不動産の管理及び賃貸借事業、各種保険代理業務、不動産投資顧問業、不動産特定共同事業(不動産小口化商品・不動産投資型クラウドファンディング)
- 資本金:7,500万円
- 宅地建物取引業者免許番号:東京都知事(8)第55474号
- 小規模不動産特定共同事業:小規模不動産特定共同事業 東京都知事(1)第10号 第1号事業者
- 不動産投資顧問業:国土交通大臣(一般)第1353号
- 賃貸住宅管理業:国土交通大臣(1)第000656号
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)のメリット
優先劣後出資方式を採用している
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)では、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
高利回りの案件
不動産投資型クラウドファンディングの一般的な利回りは3.5~5%が多いですが、Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の初回ファンドは8%のファンドを募集しました。
最低1万円から投資できる
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)では、最低1万円から投資できます。
不動産投資型クラウドファンディングの中には、10万円からや50万円からというサービス会社もあるため、これは大きなメリットです。
運営会社は30年以上不動産事業行っている
運営会社は30年以上不動産事業を行っており、不動産について豊富な知識、経験、ネットワークを持つプロフェッショナルが多数在籍しています。
よって、Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)は、優良な収益物件だけをファンドとして組成し、さらに、リスクの分析を慎重に行うなども当然行っています。
投資対象の情報が詳しく公開されている
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)では、投資対象の不動産がどのような物件なのかに関する情報が詳しく公開されています。
また、運営会社のMr.LAND株式会社は、賃貸稼働状況、建物管理状況について定期的に知らせてくれます。
法人口座を開設できる
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)では法人口座の開設も可能なため、企業の投資先としても活用できます。
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)のデメリット
元本保証はない
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)には元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
運営企業が非上場
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の運営企業であるMr.LAND株式会社は上場企業ではありません。
こちらは大手企業や知名度の高い企業が提供する不動産投資型クラウドファンディングを利用したい方にとってデメリットと言えるでしょう。
途中解約はできない
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)では、一度案件に投資すると、その出資期間中の解約はできません。
また、出資持分の譲渡は可能ですが、引受先が必ず見つかるとは限りません。
実績が少ない
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)は、2021年12月に第1号ファンドが募集された、サービス開始されたばかりの新しいサービスです。
そのため、これまでの実績を重視する方には不向きだと言えます。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の支払調書はいつ頃発行されるの?取得方法は?
確定申告のために利用する支払調書は、当然、Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)でも発行しています。
支払調書は取引があった年の翌年1月から2月上旬ごろまでにMr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)サイト内のマイページ内の「各種書類」から確認することができます
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の評判は?
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の良い評判は、利回りが比較的高めという点を評価する声があります。
不動産投資クラウドファンディングの利回りは3%前後という所が多いのですが、Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の利回りは8%と平均より高いのが特徴です。銀行金利が0.1%にも満たないことを考えると、かなりの高水準です。
運営会社が信頼できるという声もあります。
運営会社はMr.LAND株式会社という、1988年から不動産事業を手掛けている不動産会社です。Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)はまだそれほど長く運営していないのですが、投資物件選びなどには経験が活かされているため、安心して投資できるでしょう。
投資可能額が1万円からという点がいい、という意見もあります。
普通に不動産投資をする場合は数千万円かかりますが、それを1万円から投資できるのです。資金を抑えることができるので、分散投資も可能です。
一方悪い評判は、実績が少ないのが心配という点があります。
また新しいサービスなので運用実績が乏しく、実績を重視する人にとっては不安という人も少なくありません。
他にも、途中解約できないのが不便という声が多いです。
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の投資家登録ができる人は?
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の投資家登録ができる方は、以下のとおりです。
- 満20歳以上75歳未満の方
- マイナンバーを持っている方
- 居住者の方
- Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の審査を通過した方
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録方法について
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録は、すべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
会員仮登録
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)のサイトに公式サイトにアクセスします。
トップの会員仮登録をクリックし、メールアドレス、パスワード、秘密の質問を入力し、「会員仮登録を完了する」ボタンをクリックします。
その後、入力したメールアドレス宛にMr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)からメールが送付されます。
規約確認、本人確認
メールには登録用サイトのアドレスが記載されているため、そのアドレスをクリックしてサイトに遷移します。
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の規約を確認し、その後住所や勤務先、連絡先などの個人情報を入力します。
本人確認書類、銀行口座書類のアップロード
次に、本人確認書類をアップロードします。
後述しますが、本人確認書類は、指定された写真付き本人確認書類、もしくは写真のない本人確認書類のいずれかをアップロードします。
ハガキの受け取り
各種書類をアップロードすると、Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の審査が行われます。
問題がなければ、自宅に本人確認コードが記載された転送不要郵便ハガキが送付されるので、自宅で受け取ります。
その後、マイページにログインし、表示された画面でハガキに記載された本人確認コードを入力すれば会員登録は完了です。
その後、入金すればMr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)に投資できるようになります。
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録に必要な本人確認書類
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
いずれか2点が必要になりますのでご注意ください。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に交付されたもの)
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(顔写真のある表面のみ)
- パスポート(住所記載欄があるもの。顔写真ページ、住所記載ページ)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録申込から取引開始までの日数
Mr.FUNDMAKER(ミスターファンドメーカー)の会員登録申込から会員登録完了後の取引開始までの日数は3日から5日程度です。
審査の手続きの状況やはがきの受取などにより、これより時間がかかることもあります。