収益を見込める土地や建物など不動産に少額から投資できる方法として不動産特定共同事業法を活用した不動産投資型のクラウドファンディングが最近人気が高まっています。
その数多くある不動産投資型クラウドファンディングサービスの中でも株式会社みらいアセットが運営するそのみらファンというサービスがあります。
そのみらファンの評判やメリットやデメリットさらに口座開設方法などをお伝えします
みらファンの基本情報
- 会社名:株式会社みらいアセット
- 代表者:代表取締役 磯部 悟
- 会社所在地:愛知県名古屋市中村区名駅2丁目45-7 松岡ビル5階
- 会社設立:2004年12月
- 事業内容:不動産購入・売却、不動産賃貸、賃貸経営・賃貸管理、不動産運用・相続税対策、不動産小口化商品
- 資本金:1億円
- 宅地建物取引業者免許番号:愛知県知事(4)第20164号
- 不動産特定共同事業者登録番号:愛知県知事 第3号
公式情報みらファン
不動産投資型クラウドファンディングとは?
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、不動産投資型クラウドファンディングは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を利用して不動産の取得・運営を行うサービスです。
ここで得られた利益は、各投資家に配分されます。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の5種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
- 少額から不動産投資ができる
- 優先劣後スキームにより損失から保全される
- 現物不動産投資よりも手続きが少ない
- J-REITに比べて価格変動のリスクが小さい
- 投資物件の情報が把握できる
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
- レバレッジの効果が薄い
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- J-REITに比べて換金しにくい
みらファンのメリット
運営会社の安心感がある
みらファンの運営会社は、株式会社みらいホールディングスのグループ会社である株式会社みらいアセットです。
未上場ですが、親会社である株式会社みらいホールディングスは、他にいくつものグループ会社を経営していて、グループ役職員数は200人を超えているため、ある程度経営の安心感があります。
優先劣後出資方式を採用している
みらファンでは、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
少額から不動産投資ができる
みらファンでは、1口10万円から名古屋市の商業エリアにある不動産に投資できます。
現物の不動産投資の場合、まとまった資金が必要になり、場合によっては金融機関からの融資を受けなければいけないこともあります。
また、資金があっても物件が高額であったり、融資の与信枠が足りなかったりすることがありますが、みらファンはそのような心配がないため、投資基金が少ない方、投資経験を積みたい方に向いています。
再生物件などSDGs関連の投資に参加できる
みらファンの取扱ファンドは、築年数の古いマンションを再生し、運用しているものが中心です。
SDGsは世界的に注目を浴びる目標であり、SDGsに参加する企業は優先的に投資対象になることもあるほどです。
そのため、投資対象を選ぶ際、SDGsに関連する事業を行っている企業を積極的に選びたいという方には、みらファンの案件が向いていると言えます。
みらファンのデメリット
元本保証はない
みらファンには元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
運営企業が非上場
みらファンの運営企業である株式会社みらいアセットは、数多くのグループ企業を抱える株式会社みらいホールディングスのグループ企業です。
ただ、運営会社、親会社ともに上場企業ではないため、こちらは大手企業や知名度の高い企業が提供する不動産クラウドファンディングを利用したい方にとってデメリットと言えるでしょう。
入出金時の手数料がかかる
みらファンでは、指定口座への入金時、投資金額や分配金の出金時にそれぞれ手数料が発生します。
手数料自体は数百円程度であるものの、投資をするたびに往復で手数料がかかることや、他のサービスでは出金時の手数料がかからないことなどを考えると、コストがかかりやすい点はデメリットと言えます。
案件数が少ない
2023年9月下旬時点で、みらファンが提供したファンドは8件です。
不動産クラウドファンディングサービスとしての実績を評価するのが難しいという点はデメリットです。
より投資機会を増やしたいという方は、別の不動産クラウドファンディングに移るか、併用する方が効率は良いです。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、匿名組合型の場合、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
なお、確定申告のための書類として「支払調書」は、マイページにログイン後『各種書類』ページでダウンロードすることができます。
支払調書は、は毎年1月1日から12月31日までの間に確定した分配金の合計額が記載されており、翌年の1月~2月上旬頃に発行されます。
みらファンの評判は?
みらファンの良い評判としては、優先劣後割合が20%で、リスクが安定しているという口コミがいくつか見られます。
不動産価格の下落などで損失が発生した場合でも、劣後出資分から補填が行われるため、劣後出資割合までの損失であれば、投資家の出資元本が守られます。
みらファンがこれまで募集しているファンドは、すべて20%の劣後出資が行われているため、投資から損失が発生するリスクが軽減されています。
また、名古屋の物件に投資できるという点にメリットを感じている方も多いです。
近年、不動産クラウドファンディングを提供する会社は増加していますが、首都圏以外の不動産に投資できるサービスはまだまだ少ないです。
一方、悪い評判としては、募集金額が物足りないという口コミが多く見られます。
みらファンの案件は数百万円の募集規模が多く、あっという間に募集金額に達してしまうため、募集開始時にスマホやパソコンを操作できないと投資できないのではないかと危惧する方も多いです。
その他、案件数が少ないという口コミも多いです。
みらファンは、2022年12月に初めてのファンドが募集されたばかりのサービスであるため、投資先の選択肢が少なく、これを不便と感じている方もいるようです。
みらファンの投資家登録できる人は?
みらファンの投資家登録できる方は、以下のとおりです。
- 満18歳以上80歳未満の方
- 日本国内に居住している方
- マイナンバーを所有している個人
- みらファンの審査を通過した方
- みらファンの確認および承諾事項に承諾できる方
- 反社会的勢力ではない方
- 外国PEPsに該当しない方
- 法人番号を所有している法人
- 日本国内の法人
みらファン投資家登録方法について
みらファンの投資家登録は、すべてWeb申込となります。
書類での申込は取り扱っていません。
会員仮登録
みらファンの公式サイトにアクセスし、「会員登録について」をクリックして、会員仮登録を行います。
公式情報みらファン
メールアドレス等の必須事項を入力し、仮登録申請を行った後、登録したメールアドレス宛てに会員仮登録完了のお知らせが届いたら、メールの本文にあるURLをクリックし、本登録画面が表示されることを確認します。
本人確認書類の提出、会員本登録
メールのURLから、選択した本人確認方法に従い、本人確認書類の提出に移ります。
スマートフォンによるオンライン本人確認
スマートフォン(Proost)によるオンライン本人確認の場合、入力したメールアドレスと携帯電話番号宛に認証コードの記載されたメールとSMSが届くため、認証コードを画面に入力します。
スマートフォンのインカメラで身分証明書と自身の顔、必要な本人確認書類の画像データを撮影し、その後住所等の本人情報を入力します。
本人確認書類の登録が完了すると画面が切り替わるため、その他の必須事項を入力します。
登録内容の審査後、登録されたメールアドレスに会員登録完了のメールが送付されます。
マイページにログインし、表示された画面で本人確認コードを入力すれば、投資家登録はすべて完了です。
ハガキ郵送による本人確認
ハガキ郵送による本人確認の場合、お客様情報の入力および本人確認書類の画像データをアップロードします。
登録内容の審査後、登録した住所に本人確認ハガキが郵送されるため、受け取り後マイページにログインし、表示された画面で本人確認コードを入力します。
これで、投資家登録はすべて完了です。
必要な本人確認書類について
みらファンの口座開設に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
スマートフォンによるオンライン本人確認の場合(いずれか1点)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポートの顔写真貼付面と所持人記載面
- 個人番号(マイナンバー)カードの表面のみ
- 在留カード
ハガキ郵送による本人確認の場合(いずれか2点)
- 運転免許証
- 写真付き住基カード
- パスポートの顔写真貼付面と所持人記載欄
- 在留カード
- 運転経歴証明書
- 個人番号(マイナンバー)カードの表面のみ
- 特別永住者証明書(両面必須)
申込から取引開始までの日数
みらファンの会員登録申込から投資家登録完了後の取引開始までの日数は、3~5営業日です。
ただし、提出する本人確認書類、本人確認書類コードの到着、公式ページのシステムメンテナンス等の事情により、それ以上かかることもあります。
みらファン投資家登録キャンペーンは?
現在みらファンの投資家登録キャンペーンは実施していません。
みらファンの公式情報はこちら
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