近畿日本鉄道を傘下に治める近鉄グループホールディングスの円建個人向け社債の募集を開始します。
詳細を確認してみましょう。
アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の詳細
- 名称:アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 愛称:近鉄グループボンド
- 発行総額:200億円
- 仮条件利率:0.47%~1.07%
- 正式利率:年0.854%(2024年8月10日決定)
- 申込期間:2024年10月11日から2024年10月23日
- 払込期日:2024年10月24日
- 償還日:2029年10月24日
- 利払日:毎年4月24日及び10月24日(初回利払日は2025年4月24日)
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面100万円単位
- 格付:AA-(JCR)を7月11日に取得
- 引受会社:野村證券株式会社、みずほ証券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、岡三証券株式会社、水戸証券株式会社
アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入者特典
アサヒグループホールディングス株式会社第125回無担保社債を購入し、抽せんの申込をした方の中から抽選で200名に賢島宝生苑 ペア宿泊招待券(2名1室、1泊2食付)が当たります。
アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の引受金額について
以下のとおりです。
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
野村證券株式会社 | 5,000百万円 |
みずほ証券株式会社 | 5,000百万円 |
大和証券株式会社 | 4,500百万円 |
SMBC日興証券株式会社 | 4,500百万円 |
岡三証券株式会社 | 500百万円 |
水戸証券株式会社 | 500百万円 |
合計 | 20,000百万円 |
アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入方法
証券会社ごとに購入方法を紹介します。
野村證券での購入方法
本店・支店での取引が可能です。
みずほ証券での購入方法
3Sサポートコースならば、コールセンターでの取引に加え、店頭での取引が可能です。ダイレクトコースは、コールセンターでの取引限定となります。
大和証券での購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
SMBC日興証券での購入方法
総合コースであれば、支店及びパソコンでの取引が可能です。
ダイレクトコースでの取扱いもパソコンでの購入は可能ですが、オンライントレードの申し込み期間は終了しております。
岡三証券での購入方法
詳細は店頭でご確認ください。
水戸証券での購入方法
特にインターネットなどでの告知はしておりませんので、直接店頭でご確認ください。
アサヒグループホールディングスとは?
アサヒグループホールディングスは、アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に持つ持株会社です。
過去の住友銀行がアサヒビールの経営再建ために尽力した係から、住友グループの企業として見られることが多いですね。
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールですね。当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
社債間限定順位特約とは?
今後起債する社債に担保をつけて発売すると、今回、無担保社債を購入した方(債権者)は不利益になりますので、他の社債に担保を設定しないと定めたものや、担保を設定した場合は、この社債間限定順位特約をつけた社債も同じ担保を設定することを約束したものが、社債間限定順位特約です。
アサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)購入の検討について
毎度のことながら、購入の是非について見当してみましょう。
まず、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
定期預金との比較による信用リスクのプレミアムの考察
今回紹介したアサヒグループホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は年0.854%です。償還までの期間は5年ですので、5年もの定期預金との金利比較をします。
ネットバンクをみると、オリックス銀行のeダイレクト定期預金5年ものの金利が0.6%ですので、0.254%上回っています。
正直言って物足りない利率ですし、利率面で預金保険により元本保証されているネットバンクの定期預金より高いとはいえ、正直言って物足りない利率であり、さらに利上げ局面であることから、今後もっと条件の良い社債が登場する可能性が高いですね。
投資する場合は、お手持ちの余裕資金の一部のみ投資することをおススメします。