海外SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)のメリットを徹底解説します。
SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)とは?
SMBC信託銀行プレスティアは、三井住友フィナンシャルグループの傘下の信託銀行です。
もともと、三井住友フィナンシャルグループが「ソシエテジェネラル信託銀行」のプライベートバンキング部門を買収し、2013年10月1日に誕生した銀行で、2015年11月には、シティバンク銀行リテールバンク部門を買収しました。
詳しくは以下のページをご覧ください。
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SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)の取扱商品などを徹底解説
SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)について、読者の方から質問があったので徹底解説します。 まずは概要からいってみましょう。 SMBC信託銀行PRES ...
SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)のメリット
- 外貨預金の品ぞろえが豊富
- 住宅ローンは最大5億円まで融資可能
- 海外送金の対応が柔軟
- 海外送金手数料が安い
- 円貨や外貨の1週間や2週間という超短期の定期預金を取り扱ってる
- SMBC信託銀行プレスティア・楽天証券外貨送金サービスが利用可能
- 世界200以上の国と地域で、円預金を現地通貨で引き出せる
- 外貨キャッシュカード(米ドル決済専用キャッシュカード)を利用すれば米ドルをアメリカのATMで引き出せる
- 条件を満たせばプレスティアゴールドの特典を受けることができる
外貨預金の品ぞろえが豊富
SMBC信託銀行プレスティアは、外貨のプロだと自負していることもあり、外貨に強い信託銀行です。
これは、もともとシティバンクの事業を譲り受けたためですが、日本経済新聞社による「第13回金融機関ランキング」調査(2016年11月24日~12月5日実施)において、「外貨預金の品ぞろえが充実」の項目で第1位に輝いています。
海外送金の対応が柔軟
SMBC信託銀行プレスティアでは、ネットバンキングからも海外送金先を登録し、送金指示が出せます。
そのため、休日や夜間といった銀行窓口が開いていないときや、海外に滞在中でも、海外送金手続きをとれます。
海外送金先の登録が済めば、3~5営業日以内に海外送金ができるのも特徴です。
また、日本の銀行では、海外送金を受け付けていても、送金国と送金する通貨が決まっていることが少なくありませんが、SMBC信託銀行プレスティアなら送金通貨について柔軟な対応が可能です。
多額の海外送金も便利
さらに、送金の金額においてもSMBC信託銀行プレスティアの柔軟さが見えます。
ネットバンキングの送金限度額は200~400万円となっており、多くの銀行ではそれを超える金額の場合は本支店の窓口での手続きが必要になりますが、SMBC信託銀行プレスティアなら限度額に設定されている300万円を超えるような海外送金でも窓口に出向く必要はなく、海外電信送金依頼書兼告知書などの郵送と電話連絡で、対応できます。
電話窓口は24時間対応しています。よって、近くにSMBC信託銀行プレスティアの店舗がない方や、海外滞在中で一時帰国が難しい方でも、まとまった金額の送金が可能です。
海外送金によるトラブル対応力も高い
そして、SMBC信託銀行プレスティアはアメリカを本拠地として世界中で展開してきたシティバンクのサービスを引き継いでいるので、国際業務に強いというメリットがあります。
海外送金で起こるトラブルを抑えられ、もし起こったとしても素早く対応してもらえます。
海外送金手数料などが安い
海外送金には、様々な手数料がかかります。
- 送金手数料
- 外貨取扱手数料
- 仲介手数料
- 関係銀行手数料
- 受取手数料
- 為替手数料など
各銀行によって、送金手数料の項目が異なるうえに、手数料の金額も異なります。
SMBC信託銀行プレスティアでは、海外送金手数料は以下のようになっています。
プレスティアオンライン(インターネット) | プレスティアホンバンキング(電話) | 支店窓口(郵送含む) | |
---|---|---|---|
送金手数料 | 3500円/件 | 4000円/件 | 4000円/件 |
為替手数料(基本為替レートに加算される額) | +1円 1000ドルあたり100円 |
そして、海外送金において、これ以外の手数料はかかりません。他銀行よりも海外送金のコストを抑えらますね。
外貨預金口座での外貨受取手数料 | 外貨のまま送金する別途手数料 | |
SMBC信託銀行プレスティア | 不要 | 不要 |
三菱UFJ銀行 | 不要 | 必要 |
三井住友銀行 | 必要 | 必要 |
なお、海外からSMBC信託銀行プレスティア口座宛に被仕向送金をした場合の入金時の手数料はかかりません。
また、現在(2017年10月31日まで)、海外シティバンク口座から、日本のSMBC信託銀行プレスティアプレスティアの口座に20万円相当額以上の海外送金をすると、1回につき2000円もらえるキャンペーンを行っています。半年に最大10000円(5回分)を対象としています。
円貨や外貨の1週間や2週間という超短期の定期預金を取り扱ってる
SMBC信託銀行プレスティアは、円貨や外貨の1週間や2週間という超短期の定期預金を取り扱っています。
ちなみに、外貨で超短期の定期預金を取り扱っているのはほかには楽天銀行とSBJ銀行程度です。
SMBC信託銀行プレスティア・楽天証券外貨送金サービスが利用可能
楽天証券を利用している方向けに、外貨入出金手数料を大幅に値下げできる「SMBC信託銀行プレスティア・楽天証券外貨送金サービス」があります。これを使うと、通常4000円かかる入金手数料が75%OFFの1000円になります。
利用する場合は、SMBC信託銀行プレスティアに楽天証券専用の送金登録を行ったうえで、電話で送金指示を送ります。それだけで楽天証券への事前連絡もせずに、楽天証券の外貨預金口座へと入金が済み、取引購入代金への充当ができるようになります。
電話で楽に指示が出せますし、通話料無料なので安心ですね。
SMBC信託銀行プレスティアから楽天証券への送金は通常4000円かかりますし、その他の銀行からでも2000~5500円程度かかりますので、このサービスを使うのが最もお得に送金する方法だといえます。
また、楽天証券からSMBC信託銀行プレスティアへ出金する場合は、楽天証券へ電話で出金指示を伝え、SMBC信託銀行プレスティアのマルチマネー口座へ送金してもらいます。
この際、米ドル・ユーロ・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・カナダドルでは、1回につき1000円のキャッシュバックがあり、実質的な手数料の負担を大幅に軽減します。
回数の制限は設けられてなく、翌月中旬までに「出金回数×1000円」が楽天証券円貨預金口座に振り込まれます。
通貨 | 通常出金手数料(円換算額) | SMBC信託銀行プレスティア利用特典 |
米ドル | 25USD(2095円) | もれなく、何回でも
1000円キャッシュバック |
ユーロ | 20EUR(2234円) | |
オーストラリアドル | 35AUD(2859円) | |
ニュージーランドドル | 40NZD(2544円) | |
カナダドル | 30CAD(2487円) | |
人民元 | 200CNY(3300円) | |
イギリスポンド | 12GBP(2220円) |
世界200以上の国と地域で、円預金を現地通貨で引き出せる
SMBC信託銀行プレスティアの口座を保有していると、国内で利用しているバンキングカード(国債キャッシュカード)を、特別な手続きをしなくても、海外でそのまま使え、円普通預金口座から現地通貨にして引き出せます。対応している国と地域は世界200以上、CD/ATMは200万台以上です。
外貨キャッシュカード(米ドル決済専用キャッシュカード)を利用すれば米ドルをアメリカのATMで引き出せる
SMBC信託銀行プレスティアでは、アメリカでのATM引き落としが可能になる「外貨キャッシュカード(米ドル決済専用キャッシュカード)」を発行しています。
レートを見て自分がいいと思ったタイミングで外貨両替を行い、SMBC信託銀行プレスティアの米ドル普通預金口座へ移しておくと、アメリカの現地CD/ATMでその都度必要な分だけ、米ドルのまま引き出せるようになります。既に持っている米ドル資金を引き出すわけなので、為替手数料はかかりません。しかもアメリカ国内のシティバンク直営ATMなら、ATM手数料がかかりません。他のATMでは、1回につき2ドル相当の手数料がかかります。
さらに、SMBC信託銀行プレスティアの外貨キャッシュカードのマルチマネー米ドル普通預金口座から引き落としできるクレジットカード「ドルカード」もあります。
現地での両替のようにレートを運に任せるわけでもなくお得ですし、ATMやクレジットカードが利用できると、旅行・出張前に多くの現金を用意しておく手間が省けます。
なお、SMBC信託銀行プレスティアの米ドル普通預金口座から一度に引き出せる金額は初期設定の1000ドルから最大3000ドルまで引き上げることが可能です。ただし、ATMに限度額が設定されていることもあります。
マネーパートナーズとSMBC信託銀行プレスティアの組み合わせで海外送金を最もおトクに利用可能に
SMBC信託銀行プレスティアのATM手数料無料というメリットを活かして、アメリカへの海外送金を最もお得に済ませるには、マネーパートナーズとの組み合わせがおすすめです。
一般的な銀行では基本為替レートに+1円した額での両替が多いのですが、マネーパートナーズは基本為替レートに+0.2~0.4円という圧倒的な両替手数料を実現しています。そこで、両替においては、マネーパートナーズを使うのが得策となります。
まず、マネーパートナーズと提携している銀行から、マネーパートナーズの口座へ入金をし、ネットパンキングの「旧WEB取引画面」から「外貨両替」を選んで両替を行います。
両替が済んだ外貨を、続いてSMBC信託銀行プレスティアのマルチマネー口座へと移します。
ネットバンキングの「資産管理」から「出金以来」を選び、出金したい金額を出金します。すると、3~4営業日ほどで出金が完了して、SMBC信託銀行プレスティアのネットバンキングでマルチマネー口座にお金が届いていることを確認できます。
今度は「振替」画面より、その金を米ドル口座へ移します。すると、外貨キャッシュカードを使ってATMで米ドルを引き出せます。
アメリカにビジネスや留学で長期滞在する場合は、送金の金額も大きく、手数料も積み重なるので、この方法を使うと大変お得になります。
条件を満たせばプレスティアゴールドの特典を受けることができる
SMBC信託銀行プレスティアで月間平均総取引残高が1000万円相当額以上で、外貨建て商品などの資産運用を考えている方のうち、銀行によって「プレスティアゴールド」に選ばれたお客様には、特別なサービスを提供しています。内容は次のとおりです。
- 外貨定期預金に特別な上乗せ金利がプラスされる
- 海外のCD/ATM利用手数料がいつでも無料になる
- 海外送金の手数料が無料になる
- 国内円振込手数料が他行宛も含め全て無料になる
- 海外電信送金手数料がいつでも無料になる
- 外貨現金取扱手数料が無料になる
- 外貨を他の外貨へ交換する際の為替手数料が70%割引になる
- 世界39の国と地域から、日本のプレスティアゴールド担当オペレーターと無料で通話できる
- 世界各地のシティバンク支店に設置されているシティゴールド専用ラウンジを利用できる
- インターナショナルSOSサービスで、海外滞在中の医療相談や医療機関の案内を受けられる
- プレスティアゴールドファイナンシャルセミナーが受けられる
- プレスティアゴールドエグゼクティブ(専任スタッフのコンサルティング)や外国為替担当スタッフのコンサルティングが受けられる
PRESTIA Visa GOLD CARDを持っているとさらにお得
SMBC信託銀行プレスティアのゴールドカードであるPRESTIA Visa GOLD CARDを持っているとさらにおトクになります。
PRESTIA Visa GOLD CARDの会員は、SMBC信託銀行プレスティアでの外貨も含めた送金において、手数料が無料になったり、トラベラーズチェックが無料で発行できたりといった特典がいているからです。
旅行や出張で海外に行った場合はもちろん、AliExpressやeBayでオンラインショッピングする場合でも、直接ドルでの決済が可能になり、為替手数料の分節約できます。
海外送金や海外で外貨利用をよくする方にオススメです
SMBC信託銀行プレスティアの主なメリットは以上のとおりです。
ようするに、MBC信託銀行プレスティアは海外送金や決済利用に適した銀行だといえます。
とくに、お子さまを海外留学させている親御様は、利用する価値はあるでしょう。
SMBC信託銀行プレスティアのデメリットは?
メリットばかり解説しましたが、もちろんデメリットもあります
以下のページで詳しく解説しています。
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SMBC信託銀行PRESTIA(プレスティア)のデメリットを解説しました
SMBC信託銀行プレスティアの概要を先日解説しましたが、今回はデメリットを解説します。 SMBC信託銀行プレスティアのデメリット ほかにもあると思いますが、主だ ...
【参考】他の金融機関から定期預金の資金を振り込む時の手数料を無料にできる銀行はこちら
定期預金の資金を他の金融機関から移動させるときに、振込手数料を支払っていませんか?
他行宛振込手数料が無料になる金融機関は、たくさんありますので、利用しないともったいないですよ。
詳細は以下のページをご覧ください。
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