オリックス銀行は他行宛振込手数料が無料になるメリットがありますが、預金によってちょっと内容が異なりますので、ちょいと解説してみます。
オリックス銀行の振込手数料について(eダイレクト預金の場合)
オリックス銀行のインターネットバンキングを利用したeダイレクト預金の場合は、オリックス銀行への振込が無料は当然として、他行宛振込手数料が月2回まで無料となります。
なお、過去は、楽天銀行宛の振込については、他行宛振込手数料無料の対象外でしたが、2017年9月1日から楽天銀行宛の振込手数料は無料の対象となりました。よって、楽天銀行宛の振込も月2回までは無料で、3回目以降は1回440円の手数料が発生します。
また、口座解約時に預入れている資金を他の金融機関に払い戻す際の振込手数料は、他行宛振込手数料無料回数に関わらずオリックス銀行が負担しますので、0円で可能です。
eダイレクト預金の振込手数料
項目 | 1回あたりの手数料 | 備考欄 |
---|---|---|
オリックス銀行あて | 0円 | |
他行あて(楽天銀行除く) | 0円(月2回まで) | 3回目からは1回440円 |
口座解約時 | 0円 | |
振込組戻手数料 | 660円 |
オリックス銀行の振込手数料について(ダイレクト預金の場合)
通販型定期預金であるダイレクト預金については、eダイレクト預金のように普通預金はなく、定期預金のみとなります。
ダイレクト預金作成については、事前申込等の手続きをおこなった上で、定期預金資金をオリックス銀行へ振込みますが、その定期預金が満期や中途解約した際に、その資金はオリックス銀行が預かったままにはできず、他の金融機関(指定口座)に払い出されます。
その払い出しの際の振込手数料はオリックス銀区が負担します。なお、eダイレクト預金と異なり、ダイレクト預金の満期時・解約時に資金の振込先の指定口座を楽天銀行にした場合も、手数料はかかりません。
つまり、ダイレクト預金(定期預金)作成時の振込手数料は顧客負担、ダイレクト預金(定期預金)満期・解約時の振込手数料はオリックス銀行負担です。
ダイレクト預金の振込手数料
項目 | 1回あたりの手数料 | 備考欄 |
---|---|---|
オリックス銀行あて | 0円 | |
満期時・解約時 | 0円 | |
振込組戻手数料 | 660円 |
eダイレクト金銭信託の場合
eダイレクト金銭信託を申し込む場合は、あらかじめeダイレクト預金の口座を所有し、その口座に入金していなければ申し込むことはできません。また、eダイレクト金銭信託の元本及び収益金は、eダイレクト預金に入金(個人の場合、法人は振込先指定口座)されます。
よって、他の金融機関へeダイレクト金銭信託の元本及び収益金を移動させる場合の手数料は、eダイレクト預金の振込手数料となります。
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オリックス銀行はキャッシュカードや通帳が発行されないので、原則としてATMを利用できません
オリックス銀行へ資金を入金する場合は、他行からの振込が絶対必要となります。なぜなら、オリックス銀行はキャッシュカードが発行されないため、ATMを利用してオリックス銀行の口座へ入金することができないからです。ちなみに、オリックス銀行のローンカードは発行されますので、ATMでの返済等は可能です。
他にも他行宛振込手数料が無料となる金融機関はありますよ
このほかにも、他行宛振込手数料が無料になる金融機関は、たくさんありますよ。
詳細は以下のページをご覧ください。
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