大和証券グループの円建個人向け社債の募集を開始します。
詳細を確認してみましょう。
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)の詳細
- 名称:株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 愛称:大和証券グループ未来応援ボンド
- 発行総額:37,000百万円
- 仮条件利率:0.10%~0.50%
- 正式利率:0.30%(2020年5月19日決定)
- 申込期間:2020年5月20日から2020年6月1日
- 払込期日:2020年6月2日
- 償還日:2023年6月2日
- 利払日:毎年6月2日及び12月2日(初回利払日は2020年12月2日)
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面100万円単位
- 格付:A+(JCR)およびA(R&I)をいずれも5月19日に取得予定
- 引受会社:大和証券株式会社
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)の引受金額について
以下のとおりです。つまり、株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は大和証券の独占販売ということです。
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
大和証券株式会社 | 37,000百万円 |
合計 | 37,000百万円 |
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)は発行額の一部を寄付金利に充当
大和証券グループ未来応援ボンドは、発行額の0.15%を、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた子どもたちへの支援を行う団体への緊急支援及び経済的に困難な状況下の子どもたちを支える団体の基盤づくり(組織のデジタライゼーションや事業のオンライン化を含む)への中長期的な支援を目的とした寄付金にそれぞれ充当する予定です。
なお、この債券の購入は、寄付金には該当しませんので、税制上寄付金控除の対象となりません。
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)の購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールですね。当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
社債間限定順位特約とは?
今後起債する社債に担保をつけて発売すると、今回、無担保社債を購入した方(債権者)は不利益になりますので、他の社債に担保を設定しないと定めたものや、担保を設定した場合は、この社債間限定順位特約をつけた社債も同じ担保を設定することを約束したものが、社債間限定順位特約です。
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)購入の検討について
毎度のことながら、購入の是非について見当してみましょう。まず、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
定期預金との比較による信用リスクのプレミアムの考察
今回紹介した株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は0.30%です。期間は3年債ですので、3年もの定期預金との金利比較をします。
まず、メガバンクや多くの地方銀行の3年もの定期預金の店頭表示金利は0.002%ですので、それに比べると150倍の利率となります。
全国どこにお住まいでも口座開設可能、かつ取引可能なネットバンクや地方銀行のインターネット支店まで調査対象を広げると、オリックス銀行のeダイレクト預金が0.22%、SBJ銀行の定期預金は0.15%などで、それなりに高い利率となります。
なお、国内の金融期間で一番高い3年もの定期預金を取り扱う金融機関は、朝銀西信用組合 特別優遇金利 スマイル定期預金2020(利率0.6%)であり、株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付)はそれに比べると半分以下の利率となります。
メガバンクの定期預金よりも高い利率だが利率は物足りない
利率面では一部の定期預金を除いてそこそこ有利であり、信用リスクのプレミアムはまあまあ水準かなとも思いますが、やはり物足りなさは否めません。
しかしながら、大和証券グループ未来応援ボンドは、発行額の一部を新型コロナウイルス感染症による影響を受けた子どもたちへの支援を行う団体への緊急支援及び経済的に困難な状況下の子どもたちを支える団体の基盤づくり(組織のデジタライゼーションや事業のオンライン化を含む)への中長期的な支援を目的とした寄付金へ充当する予定です。
その点を魅力と感じる方ならば、投資するのも良いでしょうが、それ以外の方は、投資する案件ではないと考えます。
株式会社大和証券グループ本社第35回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)も起債されます!
株式会社大和証券グループ本社第35回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)も同時期に起債されます。
こちらは5年債です。
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株式会社大和証券グループ本社第35回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)が5月20日から募集開始【5年債、利率0.5%】
大和証券グループの円建個人向け社債の募集を開始します。 詳細を確認してみましょう。 株式会社大和証券グループ本社第35回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称 ...
株式会社大和証券グループ本社第34回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:大和証券グループ未来応援ボンド)の公式情報はこちら
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