東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)が発売開始します。
詳細を確認してみましょう。
東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の詳細
- 愛称:東京建物Brilliaボンド
- 発行総額:10,000百万円
- 各社債の金額:金100万円
- 金利条件(仮条件):年0.20%~0.60%
- 金利条件(正式):年0.40%(平成29年4月14日決定)
- 払込金額:各社債の金額100円につき金100円
- 償還金額:各社債の金額100円につき金100円
- 年限:7年
- 申込期間:2017年4月17日から2017年4月28日
- 払込期日:2024年5月1日
- 償還日:平成34年4月28日
- 利払日:毎年5月1日及び11月1日
- 引受会社:大和証券
- 取得格付: A-(シングルAマイナス)※格付投資情報センター
東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の引受額
東京建物Brilliaボンドは大和証券独占販売です。
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
大和証券 | 10,000百万円 |
合計 | 10,000百万円 |
東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入方法
h3>大和証券での購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
東京建物株式会社とは?
東京建物株式会社は、日本で最も古い歴史を持つ総合不動産会社で、安田財閥の創始者、安田善次郎が1896年(明治29年)に設立しました。
安田財閥は解体されましたが、財閥の中核の安田銀行が商号変更した富士銀行が参画しているみずほフィナンシャルグループなどが参加している芙蓉懇談会に東京建物は、参加しています。
ビル賃貸、住宅事業、アセットサービスという3つの事業がメインの不動産会社で、東証第一部上場企業です。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
検討すべきは信用リスク分の金利プレミアム
社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
今回紹介した東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は0.4%となりますが、定期預金と比べて高いかどうか考えてみる必要があります。
東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率はメガバンク定期預金の金利の40倍
今回紹介した東京建物株式会社第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は0.4%で、メガバンクの定期預金の金利の40倍です。
ネットバンクやインターネット支店などの定期預金をみても長期の定期預金は金利が低い傾向にあり、これに勝てる定期預金はありません。
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ちなみに、全国の金融機関まで範囲を広げると、大阪協栄信用組合のスーパー定期預金1000が0.65%ですので、0.25%上回っています。
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不動産業に7年間投資し続けることが適切かどうかがネック
少子高齢化による人口減少や世帯数減少が今後日本経済の重しになることは間違いありませんが、不動産業はそのあおりをおもいっきり食らう業種です。
また、利率0.4%は定期預金に比べると高いのですが、7年間という長きにわたって1社の信用リスクを負ってまで投資すべき利率かといわれると疑問符もつきます。
ご興味ある方は、東京建物をよくお調べのうえ投資の可否をご自身でご判断ください。