東海東京フィナンシャル・ホールディングスが期間3ヶ月の短期社債を1.00%と破格の条件で発売されます。
相互リンクさせていただいているnewbondsさんの社債投資まとめ!で知りました。
年利 1.00% 東海東京フィナンシャル・ホールディングス 円建て個人向け社債(3ヶ月債)は好条件!東海東京証券: 社債投資まとめ!
詳細を確認してみましょう。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス 2015年3月10日満期 円建社債の詳細
発行総額:未定
各社債の金額:金100万円
利率:年1.00%
売出価格:発行額面の100%
年限:3ヶ月
受渡日:2014年11月10日
償還日:2015年2月10日
利払日:2015年2月10日
販売期間:2014年11月6日から2014年11月7日
売出人:東海東京証券
取得格付:BBB+(JCR)
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 S10033FB EDINET
東海東京フィナンシャル・ホールディングスとは?
傘下に東海東京証券などを持つ証券持株会社です。
東海東京証券はもともと、東京証券(日興證券系)と東海丸万証券(東海銀行系)が合併して誕生しまた証券会社ですが、現在は、どこの金融グループにも属さない独立系の証券会社です。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス円建社債はどこで買えるの?
東海東京証券の独占販売となります。
通常は、窓口のみの販売となるようですが、詳細は東海東京証券にお問い合わせください。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス 2015年3月10日満期 円建社債は個人向けなのか?
3ヶ月という短期社債が利率1.00%というのは好条件過ぎて、引いてしまいますね。
最初は、東海東京証券の口座開設キャンペーンの予算を利払いに回していると考えるました。
つまり、販促プロモーションという位置づけの社債ではないかと思った次第ですが、最低100万円ということと、売出期間がたった2日間と通常の個人向け東海東京フィナンシャル・ホールディングス社債とはちょっと違うのが気になり、確証がありません。
ということで、東海東京証券のコールセンターに聞いてみた。
調べてもいまいち分からなかったので、東海東京証券のコールセンターに問い合わせしてみました。
東海東京証券のコールセンターのお姉さんも、11月に発売の社債の情報は入っていないかったようで、問い合わせ当初は「???」という感じでした。
利率1.00%や期間3ヶ月などを告げると、「ファンドラップ用かもしれません。こちらではわかりかねるので、詳細は各支店に直接お問い合わせいただけないでしょうか?」とつれない返事。
時間もなかったことから、その日の調査はこれにて打ち切りで記事をお蔵入りしようかと思っていたら、東海東京のホームページで詳細が判明しました。
東海東京ファンドラップご契約者様限定 特別優遇金利 円建社債ご購入キャンペーンの詳細
- キャンペーン期間:平成26年10月1日(水)~平成26年10月31日(金)
- キャンペーン概要:「東海東京ファンドラップ」の新規(300万円以上)または増額(100万円以上)の契約し、キャンペーン期間中に運用を開始された方で、特別優遇金利が適用された「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2015年2月10日満期円建社債」(「優遇金利円建社債」)を「東海東京ファンドラップ」の契約金額を上限として購入できる
- 東海東京ファンドラップ申込最終日:平成26年10月16日
- 東海東京ファンドラップ入金最終日:平成26年10月29日
- 優遇金利円建社債仮募集期間:平成26年10月1日(水)~平成26年10月31日(金)
東海東京ファンドラップご契約者様限定 特別優遇金利 円建社債ご購入キャンペーン|東海東京証券
やはり、東海東京フィナンシャル・ホールディングス 2015年2月10日満期 円建社債は、東海東京ファンドラップの販促ツールでした
東海東京フィナンシャル・ホールディングス 2015年2月10日満期 円建社債は、東海東京ファンドラップの販促ツールでした。東海東京ファンドラップは、
ファンドラップは投資信託を利用した投資を証券会社に一任する契約形態ですので、手数料が高く、成功報酬もかかります。
投資一任契約においては、投資顧問報酬(固定報酬型は、最大0.972%(年率・税込)、また成功報酬型は、最大0.4536%(年率・税込)の固定報酬と契約期間における運用益に対して16.2%(税込)の成功報酬料率を乗じた成功報酬から構成されております。)のほか、取引の執行に係るファンドラップ手数料(固定報酬型、成功報酬型ともに、最大0.648%(年率・税込))が、直接お客さまにご負担いただく報酬および手数料となります。東海東京ファンドラップの運用は、投資信託等で行うため、信託報酬(最大1.2960%:年率・税込)、信託期間の途中で売買する場合に発生する信託財産留保額(最大0.3000%)をご負担いただくことになります。(東海東京証券 ファンドラップ資料より抜粋)
3ヶ月もの1%の社債は魅力的ですが、利払い分はすべてファンドラップの手数料等で消えてしまううえに、利益がでなければ損失プラス手数料等が重くのしかかってきます。
ここまで書けば結論は言うまでもありません。
賢明な読者の方はご推察くださいますようお願い申し上げます。