収益を見込める土地や建物など不動産に少額から投資できる方法として不動産特定共同事業法を活用した不動産投資型のクラウドファンディングが最近人気が高まっています。
その数多くある不動産投資型クラウドファンディングサービスの中でも東証スタンダード市場上場企業のグループ企業が運営するプレファンというサービスがあります。
そのプレファンの評判やメリットやデメリットさらに口座開設方法などをお伝えします。
プレファンとは?
プレファンとは、東証スタンダード上場企業である、プレサンスコーポレーションの子会社である「プレサンスリアルタ」が運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
プレファンは自社グループで開発・販売、管理まで行なっているプレサンスマンションに特化したファンドを提供しています。
高い入居率を長期に維持する賃貸管理に特化した専門チームがプレサンスコーポレーション内にあり、22,002戸の管理物件数も持ち、97%を超える高い入居率を誇ります。
プレファンの基本情報
- 会社名:株式会社プレサンスリアルタ
- 代表者:代表取締役 土井 豊
- 会社所在地:大阪市中央区城見1-2-27 クリスタルタワー27階
- 会社設立:平成20年8月25日
- 事業内容:宅地建物取引業
- 資本金:1億100万円
- 宅地建物取引業者免許番号:大阪府知事(2)第57039号
- 指定紛争解決機関:大阪地方裁判所
不動産投資型クラウドファンディングとは?
通常のクラウドファンディングは、目的を持った企業が個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の出資者からの資金提供を募るものですが、不動産投資型クラウドファンディングは、一般の投資家から資金を募り、集まった資金を利用して不動産の取得・運営を行うサービスです。
ここで得られた利益は、各投資家に配分されます。
メリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりですが、詳しくは以下のページをご覧ください。
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株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
クラウドファンディングサービスは、大まかに分けると寄付型、購入型、ファンド型、融資型、株式投資型の5種類あります。 今回は、株式投資型クラウドファンディングのメ ...
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。
- 少額から不動産投資ができる
- 優先劣後スキームにより損失から保全される
- 現物不動産投資よりも手続きが少ない
- J-REITに比べて価格変動のリスクが小さい
- 投資物件の情報が把握できる
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。
- レバレッジの効果が薄い
- 人気が高いため実際に投資できない可能性がある
- 元本割れのリスクがある
- J-REITに比べて換金しにくい
プレファンのメリット
運営会社の安心感がある
プレファンの運営会社は東証スタンダード市場(旧2部)上場企業のプレサンスコーポレーションのグループ会社である株式会社プレサンスリアルタです。
運営会社自体は未上場ですが、親会社であるプレサンスコーポレーションは上場時に厳しい基準をクリアしていて、なおかつ定期的に財務状況を公表し、社会からチェックを受けているため、安心感があります。
優先劣後出資方式を採用している
プレファンでは、優先劣後出資方式を採用しています。
売却する際に損失が生じた場合には、まず事業者から負担するため、安全性の高い仕組みでのファンド運用が可能です。
最低1万円から投資できる
プレファンの最低投資金額は1万円と少額であるため、毎月の貯金額の一部からでも気軽に始めることができます。
現物の不動産投資を行う場合、数千万円~数億円というまとまった資金が必要になり、1万円では絶対に不可能です。
金額が大きいからこそ失敗もできませんし、不動産投資の経験がない方にとっては、最初の一歩を踏み出すのが非常に難しい状況でした。
一方、プレファンでは、クラウドファンディングの仕組みを利用し、多くの投資から資金を集めることで、投資のハードルを下げ、1万円からという気軽な投資金額を実現しています。
また、最低投資金額が少ない上に、運用期間も3~6ヶ月と短いファンドがメインであるため、スピーディーに効果を実感することができます。
20,000戸以上の管理物件数&98.3%を超える高い入居率
株式会社プレサンスリアルタの親会社であるプレサンスコーポレーションでは、20,000戸以上という膨大な量の物件を管理していて、全国の分譲マンション供給ランキングでは、2020年の1年間で1位を獲得した実績があります。
他社の中古物件などを仕入れて運用するのではなく、自社開発物件を運用するため、設計や施工から一気通貫で管理されていて、建物管理面や品質面で一定の基準を保っています。
現在も、年間4,000件以上の分譲マンションを開発していて、今後さらに不動産投資型クラウドファンディングに供給される物件は増えることが予想されます。
ちなみに、プレサンスコーポレーションは、高い入居率を維持する賃貸管理に特化した専門チームが社内に存在し、管理物件の入居率は実に98.3%を超えています。
プレファンのデメリット
元本保証はない
プレファンには元本保証がありません。
優先劣後出資方式によるヘッジがあるため、元本割れの可能性はそこまで高くなりませんが、天災や火災で被害が出てしまった場合などは、劣後出資が大きくてもカバーしきれないことがあります。
利回りがあまり高くない
プレファンで取り扱っている案件は、大阪市内に建つ区分マンションの案件であり、利回りは年利5%程度です。
正確にいうと、年利4%台後半と5%を下回る案件も多く、中古アパートや中古戸建の案件を扱う不動産投資型クラウドファンディングには、利回りが10%を超えるものもあるため、そのようなサービスと比較すると、少し利回りに物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、高利回りの案件には入居率が低かったり、販売時に売却価格が下落したりするリスクが存在します。
そのため、利回りは5%程度であっても、高い入居率を維持している高品質なマンションを扱い、利益が見込みやすいプレファンは、収益の大きさという面でメリットがあると考えられます。
分配金が総合課税の対象
不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングの利益分配金は、現在、「雑所得」となります。
「雑所得」は、総合課税扱いであり、分配金から、お客様の分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録口座へ振り込みされます。
ただし、源泉分離課税でないため、原則確定申告が必要ですが、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要となります。
ちなみに、ファンド運営事業者は所得税法第225条に基づき、1月から12月までの間に確定した利益について「支払調書」を税務署に提出するため、確定申告が必要な人が正しい手続きをしていない場合は、税務署から調査や確認がくる場合があります。
プレファンの支払調書(年間取引報告書)はいつ頃発行されるの?取得方法は?
確定申告のために利用する支払調書は、当然、プレファンでも発行しています。
配当情報に基づいて自動で計算され、投資家画面へリアルタイムで反映されます。「マイページ > 投資家登録情報 > 年間取引報告書」にて確認することができます。
プレファンの評判は?
プレファンの良い評判としては、「東証スタンダード上場企業のグループ会社なので安心できる」という口コミが多いです。
プレファンの運営会社は、東証スタンダード上場のプレサンスコーポレーションのグループ会社である株式会社プレサンスリアルタであり、投資家に対して不正行為を働くリスクが小さく、急に倒産するリスクも低いため、他の不動産投資型クラウドファンディングよりも安心して利用できると感じている方が多いです。
一方、悪い評判としては、「東証スタンダード上場企業のグループ会社の割には、募集金額が少ない」という口コミがちらほら見られます。
プレファンでは、投資したい気持ちがあるものの、倍率が高くなかなか投資できないというもどかしさを感じることがしばしばあるようです。
ただし、今後公開される案件数が増加すれば、このような不満は解消されます。
プレファンの投資家登録できる人は?
プレファンの投資家登録できる方は、以下のとおりです。
- 20歳以上の方
- マイナンバーを持っている方
- 日本の金融機関に本人名義の口座を持っている方
法人名義での投資家登録はできません。
プレファンの投資家登録方法について
会員登録の申請
プレファンの公式サイトにアクセスし、「会員登録」からメールアドレスを入力します。
メールに記載されたURLから投資家登録ページに必要事項を入力し、投資家登録の申請を行います。
投資家情報、銀行口座情報の入力
募集中の不動産投資商品の申込を行うためには、法律に従い、投資家審査を受けなければいけません。
マイページにログインし、銀行口座情報と審査に必要な投資家情報を入力します。
このとき、手元にマイナンバーを用意する必要があります。
また、各種書面をダウンロードの上、内容を理解、同意します。
本人確認書類の提出
オンラインでの本人確認もしくは郵送での本人確認を選択します。
オンラインの場合、すべての手続きがオンラインで完了します。
カメラ機能が付いたパソコンかスマートフォンから、必要な本人確認書類を提出します。
郵送の場合、登録の住所に本人確認用コードが印刷されたハガキを郵送します。
このとき、後述する書類のうちいずれか2点を提出します。
マイナンバーのアップロード
法律に従い、マイナンバーを登録します。
下記の中からいずれかの書類の写しを提出します。
- マイナンバー通知カード(表面、裏面)
- マイナンバーカード(表面、裏面)
- マイナンバーの記載がある住民票の写し、住民票記載事項証明書
投資家登録完了
提出した本人確認書類の審査、承認が終了後、投資家登録が完了します。
投資家登録が完了すると、好きなファンドに投資できるようになります。
プレファンの口座開設に必要な本人確認書類は?
プレファンの口座開設に必要な本人確認書類は以下のとおりです。
オンラインでの本人確認の場合
- 運転免許証
- マイナンバーカード
郵送の場合
氏名、生年月日、現住所が確認できる書類の写しを下記のいずれかから2点提出します。
- 運転免許証(表裏)
- 各種健康保険証(表裏、マスキング必要箇所あり)
- パスポート(顔写真掲載ページ、住所確認ページ)
- マイナンバーカード(表裏、通知カード不可)
- 住民票(発行後3ヶ月以内)
- 各種年金手帳
- 身体障害者手帳
プレファンの会員登録申込からから取引開始までの日数は?
プレファンの会員登録申込から投資家登録完了後の取引開始までの日数は、最短で1営業日です。
審査の手続きの状況により、これより時間がかかることもあります。
プレファンの公式情報はこちら
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