JTB旅カードというマイナーなクレジットカードがあります。
還元率1%以上でかつゴールドカードでもないのに海外旅行傷害保険が自動付帯とメリットの多いクレジットカードですので、その特徴などを解説します。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の概要
- 国際ブランド:JCB、VISA、MasterCard
- 年会費:1,760円(税込)
- 発行手数料:無料
- 還元ポイント:JTBトラベルポイント
- 基本還元率:1.0%
- 発行できる方:原則として18才以上(高校生不可)で本人または配偶者に安定継続収入のある方もしくは学生の方 ※未成年の方は親権者の同意が必要です。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のメリット
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の主なメリットは以下のとおりです。
- 基本還元率1%
- JTBホームページで国内宿泊事前決済などで還元率が最大2%になる
- 貯まるトラベルポイントは実は貯めやすいポイント
- 貯まったトラベルポイントは100円相当額から利用できる
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- 旅行の手配や予約をしてくれる「インフォメーションサービス」が無料で利用できる
- 海外24時間日本語緊急電話サポートが利用できる
- 全国のレジャー施設や宿泊施設などを優待価格で利用できる
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の特徴
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、大手旅行会社JTBが、SMBCファイナンスサービス株式会社と提携して発行しているクレジットカードです。
同じ「JTB旅カード」の中にも、JCBが発行する「JTB旅カードJMB」や、ロードアシスタンスが付帯された「JTB旅カードスーパーロード(VISA・MasterCard)」、さらに「JCB旅カードJCB GOLD」と「JTB旅カードVISAゴールド」といった2種類のゴールドカードがありますが、今回ご紹介する「JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)」は最も年会費が安い、一般カードです。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)を申し込める人は?
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、18才以上で本人か配偶者に安定した収入がある方と、高校生を除く学生の方が申し込めます。
国際ブランドは、JCB、VISA、MasterCardの3種類から選べます。ブランドによって利用できる加盟店や基本サービスが異なるので、ライフスタイルに合わせて選ぶのが正解です。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の年会費は?
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の年会費は1,760円(税込)です。
年会費を無料となる条件はありませんので、毎年絶対にかかります。
家族会員は3枚まで発行可能
家族カードは、本会員と生計を同一にする配偶者、さらに両親や18才以上のお子様(高校生を除く)を対象に、3枚まで発行できます。
家族カードの年会費550円(税込)です。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のETCカードも発行可能
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)では、追加カードとしてETCカードを1,100円(税込)で発行できます。
初回発行にはお金がかかりますが、その後は年会費無料で使えます。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)はQUIC PayとおサイフケータイiDさらにApple Payも利用可能
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)では、QUIC PayとおサイフケータイiDを利用できます。JCBブランドにしておけば、Apple Payも利用可能です。
後払い式なのでチャージの手間が不要で、残高を気にせずに、かつ会計時間を短くできるメリットがありますね。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の基本還元率は1%
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)を一般加盟店で利用すると、100円(税込)につき1ポイントのJTBトラベルポイントが貯まります。
還元率にすると1.0%で、メインカードとして持つにも不足はないですね。
ただし、電子マネーへのチャージはポイントの対象外です。
JTBグループの販売店での利用時するとサービスポイントが貰え還元率は最大2%に
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)はJTBグループの販売店で利用すると、利用金額10,000円につき50ポイントのサービスがつきます。
また、JTB Webサイトのインターネット予約時の内容に応じて100~200円につき1ポイントのサービスが加算されます。
JTB WebサイトにおけるJTBトラベルポイント積算対象商品と、積算率は以下のとおりです。
JTBトラベルポイント積算対象商品 | 決済方法 | 積算率 |
---|---|---|
国内宿泊(手配旅行) | 事前支払い(オンライン決済) | 1.0% |
現地支払い | 0.5% | |
国内宿泊(募集型企画旅行) | 事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
国内ツアー(エースJTBサン&サン) ※旅物語を除く |
事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
国内JR航空+宿泊 ※旅物語を除く ※首都圏発に限り、国内JR+宿泊も含む |
事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
海外ツアー ※旅物語世界の旅情を除く |
事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
海外ダイナミックパッケージ | 事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
海外航空券 | 事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
海外ホテル | 事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
海外現地オプショナルツアー | 事前支払い(オンライン決済) | 0.5% |
もちろん、他のクレジットカード決済でも、JTB Webサイトでのポイントサービスは受けられますが貯まるポイントがその他のクレジットカード独自のポイントとJTBトラベルポイントが別々に貯まりますので、JTBトラベルポイントを貯めたい場合は、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)が良いです。
貯まったJTBトラベルポイントは100ポイント単位で利用可能
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)で貯めたJTBトラベルポイントは、JTBのお店やJTB Webサイトにおいて、現金に代わって、旅行代金や旅行用品の支払いに使うことができます。
お店なら1000ポイント(1000円相当)単位、Webサイトなら100ポイント(100円相当)単位で利用できます。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の有効期限は、ポイント積算日の翌年の12月31日までということで、最長でも2年、最短で1年しかないのがネックですが、100ポイントから使えるなら失効のリスクは低そうです。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)の保険は?
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は海外旅行傷害保険が自動付帯
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)では、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。1回の旅行につき、日本を出発してから90日間まで以下のような補償を受けられます。家族特約はなく、本人にのみ適用されます。
保険内容 | 最高補償金額 |
---|---|
死亡 | 1000万円 |
後遺障害 | 1000万円 |
傷害治療 | 150万円 |
疾病治療 | 150万円 |
救援者費用 | 200万円 |
賠償費用 | 2000万円 |
さらに高い補償を求める場合は、有料の上乗せプランを付けることもできます。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は国内旅行傷害保険は利用付帯
一方、国内旅行における傷害保険は、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)で公共交通乗用具や宿泊施設、宿泊を伴う募集型企画旅行の料金を支払った場合のみ付きます。
内容は、死亡後遺傷害で、最高1000万円の補償です。
もちろんショッピングガード保険もついています
そして、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)にはショッピングガード保険も付いています。国内海外共に、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)で購入した品物が、購入日から90日間のうちに損害にあった場合、年間150万円まで補償されます。自己負担額は1事故につき3000円です。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のその他の特徴
インフォメーションダイヤルも利用できる
その他、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)保有で得られる旅行の安心に関するサービスとして、インフォメーションダイヤルやトラベルサービスがあります。
12月30日から1月3日を除いて年中24時間、電話で都市情報空港ホテルレストランなどの相談をしたり、予約手配をお願いしたりできます。
Jiデスク(JTB旅カードデスク)利用可能
海外旅行中であれば、トラブル対応に「Jiデスク(JTB旅カードデスク)」を利用することも可能です。
ちなみに、Jiデスクは海外55都市に設置されています。
カードを持っていればJTBトラベルメンバーのシルバーステージの特典が受けられる
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)を保有していれば、JTBトラベルメンバーのシルバーステージのステータスに相当し、以下のような特典を受けられます。
- 「えらべる倶楽部レジャー」(全国約3000カ所のレジャー施設、宿泊施設などの優待)利用
- シルバーステージ会員限定キャンぺーン応募
本当ならば、JTBトラベルメンバーのシルバーステージの会員になるためには、過去3年間の旅行で3000JTBトラベルポイントを得る必要があります。
3000JTBトラベルポイントをゲットするためには、30~60万円の旅行代金がかかるところ、年会費1,760(税込)のJTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)保有で特典がゲット可能ですので、そう考えるとお得ですね。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のメリット
基本還元率1%
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、基本還元率は1.0%と通常のクレジットカードの2倍の還元率です。
トラベルポイントも貯めやすい
さらに、貯まるプラスポイントを上乗せできるメニューが豊富に用意されています。
特に、JTBグループ販売店やJTB Webサイトで利用でポイントの上乗せがあり、効率よくポイントを貯めることができます。JTBグループ販売店での上乗せは、JTB旅カード限定の特典ですので、JTBグループ販売店をよく利用する方にはメリットが大きいです。
JTB Webサイトであれば還元率が最大2.5%と一気に高還元のクレジットカードになる点が見逃せません。
ゴールドカードじゃないのに海外旅行傷害保険が自動付帯
そして、さすがJTBのカードと思わされるのが、一般カードでありながら手厚い海外旅行障害保険が自動付帯される点です。死亡後遺傷害における最高補償金額は1000万円ですし、最も利用頻度の高い傷害治療疾病治療でも最高補償金額が150万円と高く設定されています。
利用付帯にはなりますが、最高補償金額1000万円の国内傷害保険もメリットの1つ。さらに、ショッピングガード保険も付いています。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のショッピングガード保険は、一般カードには珍しく、国内での購入品にも適用されるという点で安心です。
JTBトラベルメンバーのシルバーステージ会員の特典が受けられる
他に、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)を保有するだけで、3年で30~60万円の旅行代金を払ったJTBトラベルメンバーのシルバーステージ会員と同様のステータスを得られ、全国のレジャー施設や宿泊施設などを優待価格で利用できるというメリットもあります。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)のデメリット
年会費がかかる
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は年会費がかかるクレジットカードであり、もし基本還元率である1.0%の利用ばかりであるなら、年会費無料でも同じ水準のクレジットカードがあるので、ポイント還元の面から物足りなく感じる方もいらっしゃるでしょうね。
貯まるポイントはJTBトラベルポイントという点
また、JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)で貯まるポイント「JTBトラベルポイント」は、JTB利用のためだけのポイントです。JTBをあまり利用しないという方にとっては、使いづらいポイントです。
ロードアシスタントサービスが付いていない
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、旅行者におすすめのカードですが、車での旅行が多い方にはロードアシスタンスサービスが付いていないので、向いていないかもしれません。
JTB旅カードの一般カードのうち、ロードアシスタンスサービスが付くのは、JTB旅カードJMBかスーパーロードVISA・MasterCardのみです。
電子マネーチャージでポイントがたまらない
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、電子マネーへのチャージはポイント対象外となるため、電子マネーのチャージで得をできるタイプのクレジットカードではありません。
ちなみに電子マネーチャージでポイントが貯まるの高率還元クレジットカードは、リクルートカード、楽天カード、Yahoo! JAPANカードなどですね。
JTB旅カードの評判は?
JTB旅カードの良い評判は、還元率が高いという点を評価する声があります。
クレジットカードの中には、通常の還元率が0.5%でカードを発行している店舗などを利用した時だけ1%というものも多いのですが、JTB旅カードはどこで利用しても還元率は1%です。コンビニなどでも、気軽に使用できるでしょう。その上、JTBグループの販売店などで利用した場合は還元率が最大で1%アップします。
他には、海外旅行の際に手厚いサポートを受けられるのが素晴らしいという声も多いです。
カード会員であれば、海外旅行の際の予約から手配まで、手厚いサポートを受けられます。レストランの予約などもサポートしてくれるので、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
また、海外旅行保険が自動付帯されているので安心という声もありました。
海外旅行では様々なトラブルが考えられ、不安になることも多いのですが、自動的に最大2000万円までの保険が付帯するので安心です。また、国内旅行でも最大1000万円まで補償されます。
一方悪い評判は、年会費がかかるという点があります。
カードの種類によって異なるのですが、最低でも本会員カードに1,760円、家族会員カード1枚につき550円がかかります。
他には、ポイントの利用先が少ないという意見もありました。
貯まったポイントの利用方法は、JTBグループの商品購入やトラベルポイントとの交換しかないのです。
クレジットカードを作成した方が良い方
JTBのサービスや関連店舗をよく利用する方
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)は、JTBホームページで国内宿泊事前決済などで還元率が最大2%まで上げられる魅力的なカードです。
JTB旅カード(JCB・VISA・MasterCard)を持っている方ならば、旅行の準備からJTBを使い倒すことによってさらにお得になります。sらに、貯めたJTBトラベルポイントもJTBの店舗やWebサイトでなら、現金同様に使えるので便利です。
さらに、旅行によく行く方で、かつ、JTBの「えらべる倶楽部」提携のレジャー施設をよく使う方だと、割引特典で年会費の元はすぐ取れそうです。
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ちなみに、新規入会キャンペーンを実施中ですが、国際カードブランドによって貰えるポイントがそれぞれ異なりますのでご注意ください。
いずれも入会だけでポイントが貰えますので、オススメです。
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公式情報JTB旅カードJMB
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