独立行政法人国際協力機構、いわゆるjicaが個人向け債券を発行します。
詳細を確認してみましょう。
独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)の詳細
- 名称:独立行政法人 国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)
- 愛称:JICA SDGs債
- 発行総額:80億円
- 仮条件利率:年0.12%~0.52%
- 利率:年0.294%未定(1月12日決定)
- 予約受付期間:2024年1月9日から2024年1月12日
- 申込期間:2024年1月15日から2024年2月1日
- 払込期日:2024年2月3日
- 償還日:2028年12月20日
- 利払日:毎年6月20日及び12月20日
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面1万円単位
- 格付:AA+(R&I)
- 引受会社:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、東海東京証券株式会社、野村證券株式会社、楽天証券株式会社
- 販売会社:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、東海東京証券株式会社、野村證券株式会社、楽天証券株式会社、池田泉州TT証券株式会社、十六TT証券証券株式会社、とちぎんTT証券株式会社、西日本シティTT証券株式会社、浜銀TT証券株式会社、ほくほくTT証券株式会社、ワイエム証券株式会社
独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)の発行情報ソースはこちらです
起債元の国際協力機構のプレスリリースは以下のとおり。
独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)の引受金額について
各社の引き受け金額は以下のとおりです。
なお、池田泉州TT証券株式会社、十六TT証券証券株式会社、とちぎんTT証券株式会社、西日本シティTT証券株式会社、浜銀TT証券株式会社、ほくほくTT証券株式会社、ワイエム証券株式会社は東海東京証券株式会社の持分法適用関連会社ですので、同社の引き受け分を委託販売するものと思われます。
証券会社名 | 引受金額 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 2,300百万円 |
SMBC日興証券株式会社 | 2,000百万円 |
東海東京証券株式会社 | 1,500百万円 |
野村證券株式会社 | 1,500百万円 |
楽天証券株式会社 | 700百万円 |
合計 | 8,000百万円 |
独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)の購入方法
証券会社ごとに購入方法を紹介します。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券での購入方法
取引店へ来店するか電話での取引及びインターネットトレードでの取引が可能です。
事業債・地方債 | 新発国内債券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
SMBC日興証券での購入方法
総合コースであれば、支店及びパソコンでの取引が可能で、ダイレクトコースでの取扱いもパソコンでの購入は可能です。
東海東京証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
野村證券での購入方法
本店・支店での取引が可能です。
楽天証券での購入方法
インターネットで申込となります。
なお、楽天証券ではICA SDGs債の購入予約は受け付けていません。
十六TT証券証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
とちぎんTT証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
西日本シティTT証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
浜銀TT証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
ほくほくTT証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
ワイエム証券での購入方法
直接店頭でご確認ください。
独立行政法人国際協力機構とは?
独立行政法人国際協力機構は、外務省が所管する政府開発援助(ODA)の実施機関の一つで、略称はJICA。前身は、前身は1974年(昭和39年)8月に設立された特殊法人国際協力事業団で、独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づき設立された独立行政法人です。
開発途上地域等の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的として、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行い、開発途上国への国際協力を行っています。
債券のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)購入の検討について
債券を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
今回紹介した独立行政法人国際協力機構 第78回国際協力機構債券(サステナビリティボンド)の利率は0.294%です。期間は約5年債ですので、5年もの定期預金との金利比較をします。
まず、メガバンクや多くの地方銀行の5年もの定期預金の店頭表示金利は0.070%から0.075%程度ですので、それに比べると4倍以上の利率となります。
ネットバンクをみると、オリックス銀行のeダイレクト定期預金5年ものの金利が0.40%ですので、それに比べると0.10%以上下回っていますね。
-
オリックス銀行eダイレクト定期預金(インターネット取引専用預金)の金利が変更になりました【2024年8月1日から】
オリックス銀行の人気商品であるeダイレクト定期預金の金利が2024年8月1日から変更になりました。 詳細を確認してみましょう。 オリックス銀行eダイレクト定期預 ...
信用リスク分のプレミアムはまったくありません。
政府系機関の債券ですので、信用リスクはほぼありませんが、定期預金よりも低い社債ということでおススメはしません。
最低投資額1万円とハードルの低い社債ですので、JICAの活動を支援したい方は、投資しても良いでしょうが、それ以外の方が頑張って投資する価値があるとも思えません。