株式会社オリエントコーポレーションの円建個人向け社債が7月13日から申し込み開始します。
詳細を確認してみましょう。
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:オリコ学費ソーシャルボンド)の詳細
- 名称:株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 愛称:オリコ学費ソーシャルボンド
- 発行総額:5,000百万円
- 仮条件利率:0.15%~0.45%
- 正式利率:0.32%(2020年7月10日決定予定)
- 申込期間:2020年7月13日から2020年7月27日
- 払込期日:2020年7月28日
- 償還日:2025年7月28日
- 利払日:毎年1月28日及び7月28日(初回利払日は2021年1月28日)
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面100万円単位
- 格付:A-(JCR)およびBBB+(R&I)をいずれも7月10日に取得予定
- 引受会社:みずほ証券株式会社、野村證券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:オリコ学費ソーシャルボンド)の引受金額について
以下のとおりです。
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
みずほ証券株式会社 | 5,000百万円 |
野村證券株式会社 | 500百万円 |
大和証券株式会社 | 500百万円 |
SMBC日興証券株式会社 | 500百万円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 500百万円 |
合計 | 5,000百万円 |
社債購入すると図書カードが貰えます
大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券のリリース資料にはこのオリコ学費ソーシャルボンドを購入すると、オリジナル図書カードNEXT(500円分)が貰えます。
他の証券会社から購入した場合に貰えるかどうかは現時点では不明です。
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債はソーシャルボンド
この株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債は調達資金使途をポジティブな社会的成果を生み出すソーシャルプロジェクトに限定されたソーシャルボンドです。
集めた資金は、学費サポートプラン(学校提携教育ローン)を実行するためのリファイナンス資金に充当されます。
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:オリコ学費ソーシャルボンド)の購入方法
野村證券での購入方法
本店・支店での取引が可能です。
大和証券での購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
SMBC日興証券での購入方法
総合コースであれば、支店及びパソコンでの取引が可能です。
ダイレクトコースでの取扱いもパソコンでの購入は可能です。
みずほ証券での購入方法
3Sサポートコースならば、コールセンターでの取引に加え、店頭での取引が可能です。ダイレクトコースは、コールセンターでの取引限定となります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券での購入方法
取引店へ来店するか電話での取引及びインターネットトレードでの取引が可能です。
事業債・地方債 | 新発国内債券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールですね。当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
社債間限定順位特約とは?
今後起債する社債に担保をつけて発売すると、今回、無担保社債を購入した方(債権者)は不利益になりますので、他の社債に担保を設定しないと定めたものや、担保を設定した場合は、この社債間限定順位特約をつけた社債も同じ担保を設定することを約束したものが、社債間限定順位特約です。
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:オリコ学費ソーシャルボンド)購入の検討について
毎度のことながら、購入の是非について見当してみましょう。まず、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
定期預金との比較による信用リスクのプレミアムの考察
今回紹介した株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は0.32%です。期間は5年債ですので、5年もの定期預金との金利比較をします。
まず、メガバンクや多くの地方銀行の5年もの定期預金の店頭表示金利は0.002%ですので、それに比べると150倍の利率となります。
全国どこにお住まいでも口座開設可能、かつ取引可能なネットバンクや地方銀行のインターネット支店まで調査対象を広げると、オリックス銀行のeダイレクト預金が0.3%などあり、株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)が若干勝っています。
ちなみに、国内の金融期間で一番高い5年もの定期預金を取り扱う金融機関は、大阪協栄信用組合 スーパー定期1000(金利0.45%)です。
オリックス銀行のeダイレクト預金に預けた方が良いでしょう
今回紹介した株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は、預金保険により元本保証されているオリックス銀行のeダイレクト預金よりも、0.02%高い金利です。
わずかながら勝っているということですね。
株式会社オリエントコーポレーションの業績は安定していますので、5年の間に破綻する可能性は極めて低いとは思いますが、この程度の利率差ならば、預金保険が適用となるオリックス銀行のeダイレクト預金に預けいた方良いと考えます。
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付、愛称:オリコ学費ソーシャルボンド)の公式情報はこちら
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債|野村證券(PDF)
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債|大和証券(PDF)
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債|SMBC日興証券(PDF)
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債|三菱UFJモルガン・スタンレー証券(PDF)
株式会社オリエントコーポレーション第24回無担保社債|みずほ証券(PDF)
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