マネックス証券の関連会社であるマネックスファイナンスが発行する社債、個人向けマネックス債が11月2日から発売中です。
詳細を確認してみましょう。
個人向けマネックス債の概要
- 正式名称:マネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社2028年11月30日満期円建社債
- 略称:個人向けマネックス債
- 発行体:マネックスファイナンス株式会社
- 期間:5年
- 格付:BBB+(JCR)
- 利率:年1.2%(税引前)
- 申込単位:額面1万円以上、1万円単位
- 売出価格:額面100円につき100円
- 申込期間:2023年11月2日から2023年11月29日14時まで
- 発行日:2023年11月29日
- 受け渡し日:2023年11月13日
- 利払日:毎年11月30日
- 償還日:2028年11月30日
- 発行総額:30億円
債券の販売手数料の一部を植林活動に活用
マネックス証券は今回発売するマネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社2028年11月30日満期円建社債の販売手数料の一部を植林活動に活用します。
委託候補先 | カーボンフリーコンサルティング株式会社(神奈川県横浜市) |
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候補地 | 長野県信濃町 |
植林樹種 | カラマツ |
植林時期 | 2024年5~6月を予定 |
マネックス債とは?
マネックス証券の持株会社であるマネックスグループ株式会社などが発行する個人向けの社債です。1万円から申込可能と少額からの投資が可能かつ利回りが高い社債です
マネックスファイナンスとは?
マネックスファイナンスは、マネックスグループ株式会社の100%子会社で、市場などで調達した資金をマネックスグループやマネックス証券などの関連会社の運転資金、設備資金さらに投資資金を貸し付けることも目的とした金融事業専門の会社です。
マネックスファイナンス株式会社2028年11月30日満期円建社債はマネックスグループの保証付
マネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社2028年11月30日満期円建社債はその名前のとおりマネックスグループの保証がついています。
マネックスファイナンス自体はグループの資金を集めるための会社のため、破綻した場合は投資家は不利益を被る可能性が高いことから、その債務をマネックスグループが保証しています。
マネックス債の注意点
マネックス債は個人・法人で購入可能
マネックス債は個人でも法人でも購入可能です。
米国籍や外国人永住権を保有している方は購入不可
米国籍、米国の外国人永住権を保有している方はマネックス債を購入できません。
ユーロ円債(円建て債券)です
マネックス債は、ユーロ市場において募集されるユーロ円債(円建て社債)です。
円建て社債のため為替変動リスクはありません。
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールですね。
当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
今回のマネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社 2028年11月30日満期 円建社債は、1万円から購入可能とハードルの低い個人向け社債です。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
マネックス債の利率の妥当性について
今回紹介したマネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社 2028年11月30日満期 円建社債の利率は1.2%です。期間は5年ですので、5年もの定期預金と比べてみましょう。
メガバンクや多くの地方銀行の5年もの定期預金の店頭表示金利は0.002%ですので、それに比べると600倍の利率となります。
元本が保証されている定期預金に比べて、今回紹介したマネックス債のリスクプレミアムはそれなりについていると思います。
個人的には利率1%程度ならば大絶賛したのですが、現在の金利情勢から考えると、高望みかもしれません。
マネックス債の評判について
メガバンクの定期預金金利の600倍ですし、1万円から申し込むことができることから、魅力に感じる方は多いと思います。
よって、申込期限内に販売金額に達してしまい募集終了になる可能性があると思います。
マネックス債は先着順での申込の可能性が高い
マネックス債はSBI債と同様に、先着順での申込となるでしょう。
申込期限が11月29日までですが、募集金額(30億円)が決まっていっています
先着順の場合でも、瞬間蒸発することは無いとは思いますが、募集金額に達した場合は、申込期限前までに募集終了になる場合があることを理解しましょう。
マネックス債の購入できる証券会社はマネックス証券のみ
マネックス債はマネックス証券でしか購入することはできません。マネックス証券の口座を持ちの方ならば、ログイン後に債券⇒外国債券から申込可能です。
マネックス証券の口座をお持ちでない方で、マネックス債を購入するなら、直ぐに口座開設しましょう。
マネックス証券のメリットは?
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マネックス証券
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【販売開始】円建 個人向けマネックス債 年利率1.20%(税引前) | 最新情報 | マネックス証券
[参考]個人向けマネックス債の発行履歴について
過去の個人向けマネックス債の発行履歴は以下ページでまとめています。
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個人向けマネックス債の過去の発行履歴まとめ
高利の社債として人気が高いSBI債とマネックス債ですが、マネックス債の発行履歴をまとめました。 個人向けマネックス債の発行履歴について(マネックスグループ円建て ...