大和証券グループの円建個人向け社債の募集を開始します。
詳細を確認してみましょう。
株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の詳細
- 名称:株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 発行総額:未定
- 仮条件利率:年0.70%~年1.30%
- 正式利率:年0.858%(2023年11月19日決定)
- 申込期間:2023年11月22日から2023年12月15日
- 払込期日:2023年12月18日
- 償還日:2028年12月18日
- 利払日:毎年6月18日及び12月18日(初回利払日は2024年6月18日)
- 発行価格:額面100円につき100円
- 申込単位:額面100万円単位
- 格付:A+(JCR)およびA(R&I)をいずれも11月21日に取得予定
- 引受会社:大和証券株式会社
株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の引受金額について
以下のとおりです。つまり、株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は大和証券の独占販売ということです。
引受人の氏名又は名称 | 引受金額 |
---|---|
大和証券株式会社 | 45,000百万円 |
合計 | 45,000百万円 |
株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の購入方法
「ダイワ・コンサルティング」コースの方は、取扱店に来店しての取引が可能です。「ダイワ・ダイレクト」コースの方は、取扱店に来店しての取引か、コンタクトセンターでの注文が可能です。
社債とは?
社債は、会社が資金調達のために、発行する債券です。ようするに会社が、機関投資家や個人投資家などからお金を借りるためのツールですね。当然、社債を発行した会社は、原則として利率に定めた利払いを、社債を購入した機関投資家や個人投資家に支払います(ゼロクーポン債除く)。さらに、発行した社債は、償還期日に額面をもって、債券の所有者に資金を償還します。
上場企業などが発行する社債は、申込単位1億円の機関投資家向けの社債が多いのですが、一部は、申込単位が10万円から100万円程度の個人向けの社債もあります。
社債のリスクについて
信用リスク
発行元が破綻した場合は、預けたお金が戻ってこない可能性があります。最悪全額償還されないケースもありえます。
流動性リスク
償還日前までに、自身の都合によりお金が必要となり、市場等で売却する場合、流動性が低いことから、適正な価格よりも若干安い金額で売却しなければならない可能性があります。ようするに火急のお金が必要なので足元を見られるということです。
価格変動リスク
償還日まで保持していれば関係ないのですが、償還日前までになんらかの事情で売却する必要が生じた場合、市場で売却することになりますので、額面の金額よりも高い金額で売却、もしくは低い金額で売却するといった価格変動するリスクがあります。
社債間限定順位特約とは?
今後起債する社債に担保をつけて発売すると、今回、無担保社債を購入した方(債権者)は不利益になりますので、他の社債に担保を設定しないと定めたものや、担保を設定した場合は、この社債間限定順位特約をつけた社債も同じ担保を設定することを約束したものが、社債間限定順位特約です。
株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)購入の検討について
毎度のことながら、購入の是非について見当してみましょう。まず、社債を購入を考える場合に、比較検討すべきは、1000万円まで元本とその利息が保証されている定期預金の利息に比べてどの程度高いのかということです。つまり、信用リスク分のプレミアム(金利に上乗せ)がついた金利が上乗せされているかどうかです。
定期預金との比較による信用リスクのプレミアムの考察
今回紹介した株式会社大和証券グループ本社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の利率は0.858%です。期間は5年債ですので、5年もの定期預金との金利比較をします。
まず、メガバンクや多くの地方銀行の5年もの定期預金の店頭表示金利は最近上昇傾向にありばらつきがありますが、0.070%から0.075%ですので、それに比べると12~13倍の利率となります。
全国どこにお住まいでも口座開設可能、かつ取引可能なネットバンクや地方銀行のインターネット支店まで調査対象を広げると、オリックス銀行のeダイレクト預金が0.4%などがあり、それに比べると2倍以上の利率ですね。
利率は良いので信用リスクとの天秤か
利率面では定期預金に比べて有利です。
しかしながら、また、払込から償還までの期間は5年という5年債であり、多額の資金が5年という長期間拘束されますので、流動性を犠牲にしてまで預入れる利率ではないと考えます。さらに、社債は社債発行会社が破綻した場合になんら保護されないという信用リスクがありますし、5年の間に資金が必要となったときに、流動性低く、日銀金利政策変更などによりさらに金利が上昇した場合は、市場価格はかなり下落するため、買い叩かれる可能性があります。
そのあたりを天秤にかけて投資判断すべき案件だと思います。
株式会社大和証券グループ本社第42回無担保社債(社債間限定同順位特約付)も起債されます!
株式会社大和証券グループ本社第42回無担保社債(社債間限定同順位特約付)も同時期に起債されます。
こちらは3年債です。
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株式会社大和証券グループ本社第42回無担保社債(社債間限定同順位特約付)が11月22日から募集開始【3年債、利率0.575%】
大和証券グループの円建個人向け社債の募集を開始します。 詳細を確認してみましょう。 株式会社大和証券グループ本社第42回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の詳 ...
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