SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号が募集中です。
ほぼオリックス銀行 eダイレクト金銭信託と同じ内容であり、1年ものの短期社債と同じような金融商品です。
詳細を確認してみましょう。
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号の概要
- 主な運用対象:ソフトバンクグループ株式会社を貸付先とする無担保貸付金
- 申込可能者:総合口座パワーフレックス所有の、国内に住所を有する20歳以上の個人
- 募集期間:2024年7月16日から2024年8月13日15:00まで
- 信託設定日:2024年9月5日
- 信託終了日:2025年9月5日
- 信託期間:1年
- 募集予定総額:100億円
- 申込単位:50万円以上10万円単位
- 予定配当率(50万円以上):年0.48%(税引前)
- 予定配当率(1000万円以上):年0.50%(税引前)
- 申込窓口:募集期間中、新生信託銀行のウェブサイトにて24時間申込可能
- 予定配当額計算式:「信託元本」×「予定配当率」×「計算期間の実日数」÷365
- 収益金・元本の支払日:信託期間満了日の5営業日後
- 税金:原則として収益金に対し、20.315%が源泉分離課税(国税15.315%、地方税5%)
- 中途解約:原則として中途解約不可
- その他:マル優制度は利用不可
- 受託者:新生信託銀行
- 格付け:短期発行体格付J-1(JCR)
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号の注意点
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号の注意点は以下のとおりです。
日本国内に居住する満20歳以上の方のみ申込可能
日本国内に居住する満20歳以上の方のみ申込できます。
総合口座パワーフレックスを開設していても20歳未満の方は申込することはできませんのでご注意ください。
1回の申込上限は1億円
パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)ソフトバンクグループ株式会社第9号の1回の申し込み上限は1億円です。
それ以上申し込む場合は、例えば1億5千万円申し込む場合は、複数回に分けて申込みすることができます。
1口50万円以上
50万円以下の申込はできません。
10万円単位での申込
10万円単位での申込ですので、よって、52万円、169万円などの申込はできません。
円普通預金から口座振替
申込後に、SBI新生銀行の円普通預金から口座振替されます。新生信託銀行に振り込む必要はありません。
パワートラストNeoとは?
パワートラストNeoとは、信託者であり受益者である顧客が自分の金を、信託者である新生信託銀行へ信託し、新生信託銀行はソフトバンクグループへ貸し出しすることにより運用し、ソフトバンクグループからの利息を収益とします。その収益金は、信託金に応じて分配し、信託終了時に信託金を受益者へ返します。
なお、募集は新生信託銀行ではなくSBI新生銀行が行います。
パワートラストNeoに預託した場合に得られる収益金について
予定配当金率のとおり収益金が生じた場合、収益金は以下のとおりになります。
預入金額 | 税引き前収益金 | 税引き後収益金 |
---|---|---|
1,000,000円 | 4,800円 | 3,825円 |
2,000,000円 | 9,600円 | 7,650円 |
3,000,000円 | 14,400円 | 11,475円 |
4,000,000円 | 19,200円 | 15,300円 |
5,000,000円 | 24,000円 | 19,125円 |
6,000,000円 | 28,800円 | 22,950円 |
7,000,000円 | 33,600円 | 26,775円 |
8,000,000円 | 38,400円 | 30,600円 |
9,000,000円 | 43,200円 | 34,424円 |
10,000,000円 | 50,000円 | 39,843円 |
20,000,000円 | 100,000円 | 79,685円 |
30,000,000円 | 150,000円 | 119,528円 |
40,000,000円 | 200,000円 | 159,370円 |
50,000,000円 | 250,000円 | 199,213円 |
60,000,000円 | 300,000円 | 239,055円 |
70,000,000円 | 350,000円 | 278,898円 |
80,000,000円 | 400,000円 | 318,740円 |
90,000,000円 | 450,000円 | 358,583円 |
100,000,000円 | 500,000円 | 398,425円 |
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号の評価
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号はオリックス銀行 eダイレクト金銭信託ソフトバンクグループ株式会社の予定配当率(0.48%)とほぼ同率ですが、1千万以上信託した場合は、こちらの方が有利です
定期預金金利に比べると高い利率ですので、魅力的な商品とお考えになる方も多いと思います。
例えば、メガバンクの1年もの定期預金の店頭表示金利は0.002%であるので、SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)のリスクプレミアムはそれなりについています。
元本保証していないSBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)ですが、1000万円以上預けるならば、そもそも定期預金も1,000万円の超過分は預金保護の範囲外なので、1億円以上など多額の資金を購入するならば投資する場合とあまり変わりがないかもしれません。
-
預金保険制度によるペイオフ(預金保護)の仕組などの内容や預金保険の対象などを徹底解説
預金保険制度というものがあります。銀行などの金融機関が万が一破綻した場合に、一定額の預金などを保護する制度で、金融業界の信用秩序を維持することを目的として、預金 ...
いろいろ意見をお伝えしましたが、今回紹介したパワートラストNeo(ソフトバンクグループ)ソフトバンク株式会社は、1年という短期債券とほぼ同じ性質を持つ金融商品ですので、資産の一部を運用するための投資商品として検討しても良いと考えます。
ただし、クラウドファンディングに比べると利率は低いので、サテライト投資の一つとして利用する場合は、リスクと利率を天秤にして、うまく使い分けるのが良いでしょう。
SBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)第9号の公式情報はこちら
パワートラストNeo(ソフトバンクグループ) | SBI新生銀行
【参考】他の金融機関からSBI新生銀行 パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)の資金を振り込む時の手数料を無料にできる銀行はこちら
SBI新生銀行 パワートラストNeo購入資金を他の金融機関から移動させるときに、振込手数料を支払っていませんか?
他行宛振込手数料が無料になる金融機関は、たくさんありますので、利用しないともったいないですよ。
詳細は以下のページをご覧ください。
-
5分で分かる他行宛振込手数料が無料になる銀行や信託銀行などの全26サービスまとめ
他行宛振込手数料が無料となる銀行や信託銀行、さらに労働金庫などのサービスをまとめました。全部で26サービスです。 一般的に他行宛振込手数料は、インターネットバン ...
【参考】社債情報はこちらを
金銭信託と同じように、通常は価格変動がなく、満期期日まで保有していれば、利息を得ることができる社債。