前回無料ブログサービスからWordPressへの移転の注意点を書いた記事が軽くバズるなど反響が多くちょっとびっくりしました。重複コンテンツ問題って皆が知っているメジャーネタかと思っていましたが、マイナーネタなんですね。
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無料ブログサービスからWordPressへの移転する時に最も注意すべき点 #wordpress
無料ブログサービスからWordpressへ移転を検討されている方や実際に移転された方が多くなってきました。先日も相互リンクしていただいているティットさんが、Go ...
ブログサービス変更時に、旧記事を移転させるかどうかは、当然ですが個人個人の判断となります。特に無料ブログは、301リダイレクトが利用できないことが多いことから、お悩みの方も多いようで、読者の方から記事を引っ越す判断基準を教えてほしいとお問い合わせがありました。
そこで、記事を新ブログへ移転させるかどうか私個人の判断基準を公表します。
なお、これらはある程度ドメインパワーがある無料ブログからドメインパワーの無い取得したばかりのドメインによるWordpressへブログサービスを変更する場合に記事を移転しない判断基準です。
ある程度ドメインパワーのある無料ブログから元々それなりのドメインパワーがある無料ブログへ移行する場合や、ドメインパワーのある中古ドメインを取得してWordpressへ移行する場合の判断は異なりますので、ご注意ください。
301リダイレクトができない場合に、移転せずに無料ブログに記事を放置する判断基準
以下の要件をいくつか満たすならば、私は記事を移転せず、そのまま旧ブログに残します。やはり、301リダイレクトができないことによる移転時の重複コンテンツ問題、そしてコピーコンテンツ問題を恐れるからです。
無料ブログを始めて1~2年未満
記事への被リンクも少なくドメインパワーが弱いことが考えられます。なお、相互リンク先は移転後にリンク先を新ブログへ変えてもらうお願いをすればよいでしょうから、特段問題無いでしょう。
毎日の検索流入が100以下
検索流入が1日に100程度ならば検索結果は上位に進出していないはずですので、無理にドメインパワーを引き継ぐ必要は無いと判断し、記事は放置します。
常連様の閲覧が多いブログ
ブラウザからのお気に入りからいらっしゃる方(ノーファラー)やRSSリーダー、ソーシャルネットワークからいらっしゃる方など常連様が検索エンジンからの流入よりも極めて多い場合は、記事を放置してもよいかなと思います。
感覚的には、検索流入:その他の流入が3:7以上(2:8、1:9など)ならば、問題無いと思います。もちろん、放置したブログに移転先のアドレスなど引越しの告知をするのは大前提ですけどね。
1日の訪問者数が500以下
目安として1日の訪問者数(ユニークユーザー)が500以下ならば無理にドメインパワーを引き継がなくてもよいかなと思います。
PVで考えるならば、1ユニークユーザーが何ページ見るかによって異なります。平均2ページならば1000PV/日程度。この場合、月間PVは3万PVですね。平均3ページならば月間4万5千PVです
旧ブログで月間最高16万PV以上たたき出したけど、私は記事を移行しませんでした
ちなみに、私は、旧ブログをウェブリブログという無料ブログサービスで2年4ヶ月程度運営してきました。その無料ブログ時代に月間16万PV以上をたたき出したことがあります。今考えると、この程度のチープな内容でよく叩き出したなと関心しています。運がよかったのでしょう。
そのウェブリブロブの自由度の低さに見切りをつけて、Wordpressブログを立ち上げる時に、ウェブリブログは.htaccessファイルをいじれず301リダイレクト利用できないため、旧ブログの記事は移行しないで放置しました。
301リダイレクトができないということは、Googleの推奨するGoogle Search Consoleのアドレス変更ツールを利用できないということです。
いろんなサイトが301リダイレクト以外の手法を公開していますが、とどのつまりweb上に同じ記事が2つ存在することには変わりはありません。
その状況において、Google推奨方策を利用しないことは、現時点では問題がなくても、将来、重複コンテンツ問題、さらにはコピーコンテンツと判断される可能性があります。せっかく費用をかけて独自ドメインを取得しWordpressを運営するのに、その危険性を抱えながらブログを継続するのは、様々な面でよくないと私は、考えます。
放置するといってもリサイクルはしています
放置するといっても、新ブログへの告知記事だけはもったいないので、たまにリサイクルします。リサイクルとは、旧ブログの記事を、構成の見直し、大幅加筆により新ブログへ掲載することです。
どの程度加筆すれば重複コンテンツに該当しないかどうかは、googleが判断することですので、明確には分かりませんが、加筆に加えて構成も見直しすれば重複コンテンツにひっかからないと個人的には思います。なお、この方法は、新ブログのドメインパワーがある程度ついた段階でやることをおススメします。
ちなみに、旧ブログの記事を大幅加筆等して公開した記事の代表例は以下のとおりです。
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今でも昔のブログで自分の書いた記事を見返してリメイクできないかちょくちょく考えるときがあります。
移転を悩むのはやはり諸先輩ブロガーの老舗のブログです
移転を悩むのは何年も運営されていて、月間PV数が数十万PVクラスの先輩ブロガーの皆様です。無料ブログでも何年も運営し、コンスタントに記事を投下していれば、知名度などにより圧倒的な被リンクを得ていらっしゃり、そのドメインパワーが強く、さらに、圧倒的な記事数からロングテール戦略により検索エンジンからの流入も多いからです。
ベテランブロガー以外の方で、Wordpressに興味があるならば、無料ブログの記事は移転せずに、独自ドメインを取得してWordpressで心機一転運営するのも良いでしょう。
独自ドメインを取得後はドメインパワーが弱いのですが、SEOの基本であるウェブマスター向けガイドラインを忠実に守って、毎日コンスタントに記事を投下すれば、半年後にはそれなりに検索結果に引っかかるはずです。
ただし、検索でお越しになった方々がファンになるかどうかは、ブロガー個々人の腕次第です。一見さんだけ集めても運営的に厳しいので、個人的には読者の立場にたって運営すべきだと思います。
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ブログのアクセスアップを図るために意識すべき対象はGoogleではない
ブロガーは、インターネットという不特定多数の方へエントリーを配信しているブログを運営している以上、多くの人にエントリーを読んでほしいと思うのは当然の欲求です。 ...
以上、私の考えを書きました。当然、違うというご意見もあるかと思いますが、こんな考えもあるんだと捉えていただければ幸いです。
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