WealthNavi(ウェルスナビ)という個人資産家向けのAIによる資産運用サポートサービスが2016年7月3日より一般公開され、早速「2016RISING EXPOグランプリ」を受賞しました。NHK、民放のテレビ番組などでも次々と紹介され、注目されています。
本日は、WealthNavi(ウェルスナビ)の資産実績や評判さらにかかる手数料などの特徴やメリットデメリットを解説します。
WealthNavi(ウェルスナビ)とは?
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「ポートフォリオ理論」に基づいた長期運用にテクノロジーによる自動運用を取り入れたサービスです。
このようなサービスは、先立ってアメリカでサービス開始した「Wealth front」がサービス開始から3年半で預かり資産額26億ドルを超えるなど、投資家の中でかなり普及しているサービスですが、日本では2016年に入って楽天証券(楽ラップ)、マネックス証券(マネラップ)、松井証券(投信工房)など大手が参入していますし、お金のデザイン(THEO)も同様のサービスを行っています。
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現在、実際に口座開設したうえでWealthNavi(ウェルスナビ)を運用している方は、9割以上は株式投資経験したことがある方ですが、ターゲットは、やはり株式投資をしたくても、日々仕事などに追われて、発注などする時間もないという忙しい方です。
WealthNavi(ウェルスナビ)はどこの会社がやっているのか?
WealthNavi(ウェルスナビ)を提供する「ウェルスナビ株式会社」は、財務省勤務やマッキンゼー勤務の経歴を持つ柴山和久氏が、2015年4月28日に創業しました。
最初に、大手IVP(Infinity Venture Partners インターネット・モバイル分野のベンチャーキャピタル)から5000万円の資金出資を受け、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行の三大メガバンク系CVC(Corporate Venture Capital)などから約6億円の資金を調達しています。その後も業績拡大に応じて、第三者割当増資を行っています。
また、ウェルネスナビ株式会社は、2015年12月17日に、第一種金融商品取引業、投資運用業、投資助言・代理業の登録を完了しています。他にも、2016年には日本証券業協会や一般社団法人日本投資顧問業協会への加入をしています。
WealthNavi(ウェルスナビ)の特徴
投資はすべて海外ETF
投資対象はすべて海外ETF(上場投資信託)であり、インデックス連動・純資産総額・流動性を加味したコストなどの客観的基準で選ばれたものです。現時点で投資対象となっているETFは以下のとおりです。
資産クラス | 利用ETF | ティッカー |
---|---|---|
米国株 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | VTI |
日欧株 | バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF | VEA |
新興国株 | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | VWO |
米国債券 | iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF | AGG |
物価連動債 | iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF | TIP |
金 | SPDR Gold Shares | GLD |
不動産 | iシェアーズ 米国不動産 ETF | IYR |
6つの質問に答えるだけでポートフォリオが自動構築される
6つの質問に答えるだけで、自分の性格にあったポートフォリオが自動的に提示されます。
ポートフォリオは5タイプ
現時点ではリスク別に以下の5タイプが提示されます。もちろん提示されたポートフォリオとは違うポートフォリオを選択することもできます。
それぞれの投資家に用意されるポートフォリオによって、運用パフォーマンスが異なるものの、共通した狙いとして「世界経済の成長率を上回るリターン」が掲げられています。
また、予測シミュレーションをすることも可能です。
ちなみに、楽ラップやマネラップとは違ってコモディティにも投資するのが特徴です。
資産クラス | リスク1 | リスク2 | リスク3 | リスク4 | リスク5 |
---|---|---|---|---|---|
米国株 | 14.70% | 26.60% | 30.60% | 35.00% | 35.00% |
日欧株 | 5.00% | 9.80% | 21.50% | 26.60% | 31.80% |
新興国株 | 5.00% | 5.00% | 5.00% | 8.50% | 13.20% |
米国債券 | 35.00% | 35.00% | 29.10% | 14.90% | 5.00% |
物価連動債 | 30.30% | 13.60% | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
金 | 5.00% | 5.00% | 8.80% | 10.00% | 10.00% |
不動産 | 5.00% | 5.00% | 5.00% | 5.00% | 5.00% |
国際分散投資する理由は?
有名な話ですが、卵を1つのカゴに盛るなという投資格言があります。ご存知とは思いますが、解説します。
たくさんの卵を一つのカゴに盛って持ち運んだとしましょう。そのカゴを途中で、落とした場合には、全部の卵が割れてしまう可能性が高いですよね。
これを避けるには、違うカゴに分けて卵を盛って、カゴごとに持ち運ぶと、たとえ、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れてしまっても、駄目になるのは落としたカゴの卵だけで、他の卵は無事です。
投資も1つの銘柄に集中投資すると、リスクが高まるので、複数の銘柄に分散して投資するのが良いのですが、国内株式の銘柄を分散するだけではリスク分散の効果は薄れます。
つまり国内だけではなく違う国に投資する、さらに株式だけではなく、債券や商品などにも投資すれば、リスク分散することができます。
機関投資家などは、この国際分散投資を積極的に活用していますし、管理人が株を始めた20年前に比べて個人投資家も国際分散投資をする方が増えていることを考えると個人投資家において、今後の主流になる投資手法です。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、投資の知識がなくても自動的にポートフォリオが提示され、選択したポートフォリオで国際分散投資ができるという仕組で楽チンです。ちなみに、WealthNavi(ウェルスナビ)ではポートフォリオによって若干異なりますが、おおよそ50 カ国、11000銘柄以上に渡る分散投資が行われますのでリスク分散効果は十分でしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)を利用するには?
WealthNavi(ウェルスナビ)の利用する場合は、まず、口座開設する前に、6つの簡単な質問に答えます。
運用の目的や年収、年齢などの、いずれも簡単な質問ばかりで、その答えに応じてリスク許容度を診断し、運用プラント最適なポートフォリオをWealthNavi(ウェルスナビ)が提示します。
公式サイトから無料で、1分間ほどで試せる診断です。それに納得すれば、口座を開設しての自動運用開始となります。
なお、WealthNavi(ウェルスナビ)は、特定口座と一般口座どちからを選ぶことができます。
具体的な流れは次のようになります。
- オンラインで申し込みの必要事項を入力して、運転免許証+マイナンバー通知カード、もしくはマイナンバーカードによる本人確認を済ませる
- 口座開設完了
- 改めてナビゲーション機能を利用し、資産運用の目標金額と、リスク許容度を決定し、AIによる最適ポートフォリオを構築する
- WealthNavi(ウェルスナビ)の資産運用口座への運用資金入金(銀行振込もしくはクイック入金)によって、自動運用スタート
ここまで申し込みから最短2日で完了します。実際に管理人も最短2日で完了しました。
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ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設は申込から完了までわずか2日でした
ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設は最短2日で完了しました。事前に運転免許証やマイナンバー資料の写真を撮っておくのがポイントです。 備忘録として口座 ...
あとはWealthNavi(ウェルスナビ)に任せておくだけです。
WealthNavi(ウェルスナビ)のサービスはどうなの?
WealthNavi(ウェルスナビ)のクイック入金提携金融機関は?
クイック入金は、現時点で5行で、インターネットバンキングを利用して24時間365日いつでも無料でWealthNavi(ウェルスナビ)の口座に入金可能です。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
WealthNavi(ウェルスナビ)の最低投資額は?
WealthNavi(ウェルスナビ)の最低投資額は10万円から利用できます。
以前は、100万円という金額は、WealthNavi(ウェルスナビ)が推奨する銘柄への最適な割合での投資を実現するためには、この程度は必要であるとしていましたが、数回の引き下げにより使い勝手が改善されました。
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WealthNavi(ウェルスナビ)の最低投資金額が10万円に引きさがりました【2018年2月1日から】
WealthNavi(ウェルスナビ)の最低投資金額が引き下げとなりました。 詳細を確認してみましょう。 WealthNavi(ウェルスナビ)最低投資金額の引き下 ...
積立可能なの?
このような資産運用システムは他社も行っていますが、積立できるものは限られているのが現状ですが、WealthNavi(ウェルスナビ)には自動積立機能があります。投資家の指定した銀行口座から、毎月一定の金額を自動で引き落とし、資産運用口座へと移し、積立投資に使うシステムです。
この自動積立は、現時点で300以上の金融機関に対応しています。
また、毎月の積立金額は1万円から指定でき、途中で変更することも可能です。この際、手続きはネット上で簡単に完結します。
ただし、WealthNavi(ウェルスナビ)のシステムは2万円以上になった時点でETF購入をしますので、最低金額1万円の積み立てでは、2ヶ月に1度のETF購入となりますのでご注意ください。
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WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立サービスをするときの注意点を解説します
WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立サービスは勝手に自分の口座から資金を引落して運用してくれるので、資産運用残高が知らないうちに積みあがるなどの便利な ...
WealthNavi(ウェルスナビ)の手数料は?
WealthNavi(ウェルスナビ)では、取引ごとの手数料ではなく、預かり資産の評価額に応じた手数料というシステムが取られています。
よって、WealthNavi(ウェルスナビ)を使用した際は、3,000万円までなら預かり資産の年率1.1%(税込)の手数料がかかります。3,000万円を超える分に対しては、手数料年率0.55%(税込)となります。売買手数料や入出金手数料はかかりません。
ETFの運用会社は、ETFの維持・管理に必要な経費をETFの中で控除しているため、投資家が間接的に負担することになります。
VTIなど手数料が低廉なものが選択されおり、2016年10月のETF経費率は年率0.11~0.14%です。
また、ETFの購入・売却やリバランスの際は、為替手数料・為替スプレッドは、不要です。年率1.0%(3000万円超過分は0.5%)の手数料にインクルーズされているとお考えください。
ウェルスナビ長期割もスタート
2018年1月から長期割もスタートしました。長く保有すれば運用金額に応じて手数料が割引になるプログラムです。
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ウェルスナビ(WealthNavi)長期割スタートで長く保有すれば運用金額に応じて手数料が割引になります
申込件数56,000口座、預かり資産400億円に達する人気の資産運用サービスのWealthNavi(ウェルスナビ)に新しく手数料割引プログラムがスタートします。 ...
WealthNavi(ウェルスナビ)の資産保全は?
WealthNavi(ウェルスナビ)では、投資家の資産は会社の保有する資産としっかり分別して管理しています。したがって、万が一、WealthNavi(ウェルスナビ)が経営破たんするようなことがあっても、投資家の資産は確実に保護されます。ETFは世界最大規模の証券保管期間(DTC)、現金は三井住友銀行に信託しての分別管理となります。
また、もし分別管理に不備があり、投資家の資産を返還できないという事態に備えて、「日本投資者保護基金」へ加入しているので、万が一のときも1,000万円までの補償が行われます。
WealthNavi(ウェルスナビ)のセキュリティシステムは?
他にも、投資家の大事な個人情報が洩れることがないよう、全ての通信に256bitSSL通信方式を採用し、口座情報や入出金などのデータを暗号化して保存するなど、投資家の安心や安全を重視しています。
全部売却や一部売却できるの?
売却は全部売却することも一部売却することも可能です。売却した資金は4営業日に指定した口座に振り込まれます。
WealthNavi(ウェルスナビ)の特徴
WealthNavi(ウェルスナビ)は他のサービスとは違った特徴があります。
DeTAX(自動税金最適化)
WealthNavi(ウェルスナビ)には税負担を軽減する「DeTAX(自動税金最適化)」という機能もあります。分配金やリバランスから、一定額以上の税負担が生じた場合に、自動的に含み損を実現して、翌年以降に税負担を繰り延べるものです。
具体的には、年末に利益が出ているものはETFと損失が出ているETFを売り、利益を相殺し、即時に売ったETFを買い戻すことを行います。
分配金は自動的にETFへ再投資
また、WealthNavi(ウェルスナビ)は資産運用口座で受け取った分配金が一定額以上になると、自動的にETFへと再投資し、複利効果による資産の成長を狙います。
海外ETFを利用すると、配当金を再投資する際に、手数料負けするケースがありますが、WealthNavi(ウェルスナビ)は預かり資産の年率1.0%(税別)のみ徴収(ETF管理経費除く)されますので、売買手数料負けすることはありません。
リバランス付き追加投資機能
WealthNavi(ウェルスナビ)では、追加投資を行う際の「リバランス付き追加投資機能」が備わっています。
これは、最適ポートフォリオと現実のずれを優先的に埋める形で、各ETF資産の自動発注を行い、随時バランスを調整するものです。
例えば、株式と債券を50%ずつ保有するのポートフォリオを運用開始時に選択した場合、購入して保有していたが、株式のみが値上がりして、総投資資産額において株式の割合が増えてしまうケースが生じます。
このときに、株式を一部売却して、その資金で債券を購入し、再び株式と債券が50%ずつの配分になるようにします。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、投資家個々のポートフォリオの継続的なモニタリングを行っているので、バランスが一定以上崩れた場合(おおよそ5%乖離した場合)に、リバランスを行います。
リバランス付き追加投資機能は3月10日に特許取得
ちなみに、WealthNavi(ウェルスナビ)は、このリバランス付き追加投資機能について2つの特許を2017年3月10日にに取得しました。
- 特許第6105799号(有価証券の売買に用いられる装置/特許取得日2017年3月10日)
- 特許第6105828号(有価証券の売買に用いられる装置/特許取得日2017年3月10日)
WealthNavi(ウェルスナビ)のメリット
海外ETFへ気軽に投資することができる
海外ETFはSBI証券や楽天証券などネット証券で取引することができますが、取引手数料のほか為替手数料もかかり初心者には中々ハードルが高いです。
WealthNavi(ウェルスナビ)はポートフォリオに基づいて自動的に取引しますので、敷居は大変低いのが特徴です。
投資資金は当日米国市場でETC購入する
当日20時までの入金確認した資金を当日中に米国市場でETCの購入にあてがわれます。資金を寝かすことはなく即座に投資できるメリットはあります。
10万円から完全お任せ分散投資ができる
以前はウェルスナビは100万円からしか投資ができませんでしたが、2018年2月から10万円に引き下がりました。つまり、ボーナスの余剰資金程度あれば、完全おかませ分散投資ができます。
インターフェイスは大変使いやすく初心者でも戸惑うことなく利用できる。
個人的な感想になりますが、管理画面は投資初心者でも直観的にわかる操作性で、マネラップなどよりも使いやすいです。
ETFの端株取引に対応
ウェルスナビは、10万円から効率よく分散投資するために、運用資金によっては1株に満たないETFであっても1000分の1単位で取引するように対応しています。預り資産が多額になったことから対応できるサービスで他社のサービスには無い機能です。
長期割により長く続ければ続けるほど手数料が割引になる
継続の期間に応じ手数料を最大0.90%(年率)まで割引になる長期割というサービスがあります。詳しくは以下のページをご覧ください。
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ウェルスナビ(WealthNavi)長期割スタートで長く保有すれば運用金額に応じて手数料が割引になります
申込件数56,000口座、預かり資産400億円に達する人気の資産運用サービスのWealthNavi(ウェルスナビ)に新しく手数料割引プログラムがスタートします。 ...
出金依頼して最短3営業日で出金できる
ウェルスナビで運用している資金をなんらかの事情で使いたい場合、出金依頼してから最短3営業日で実際に指定した口座に入金されます。他社は5営業日とか10営業日かかる場合がありますので、困ったときでもすぐに出金できる優れたサービスです。
住信SBIネット銀行やSBI証券との連携が期待できる
ウェルスナビ株式会社は、北尾総帥のお目にかかったことから、SBIホールディングの出資を受けています
さらに、傘下のSBI証券や住信SBIネット銀行がウェルスナビ株式会社と業務委託契約を締結し、WealthNavi for SBI証券やWealthNavi for 住信SBIネット銀行を提供しています。
現時点では、ウェルスナビ全体の預り資産の2分の3程度がこれらのSBIホールディングス関連会社のサービスによるものです。
WealthNavi for SBI証券は平成29年1月31日からスタート
WealthNavi for SBI証券のサービスが、平成29年1月31日からスタートしました。詳しくは以下のページをご覧ください。
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WealthNavi for SBI証券(SBI証券初の資産自動運用サービス)の特徴や機能を解説しました
SBI証券がWealthNavi(ウェルスナビ)と提携して新しくWealthNavi for SBI証券というサービスを2017年1月31日にリリースしました。 ...
WealthNavi for 住信SBIネット銀行は平成29年1月31日からスタート
WealthNavi for 住信SBIネット銀行のサービスが、平成29年2月28日からスタートしました。詳しくは以下のページをご覧ください。
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WealthNavi for 住信SBIネット銀行(住信SBIネット銀行初の資産自動運用サービス)の機能やメリットデメリットを解説しました
住信SBIネット銀行がWealthNavi(ウェルスナビ)と提携して新しくWealthNavi for 住信SBIネット銀行というサービスを2017年2月28日 ...
WealthNavi(ウェルスナビ)のデメリット
一番のデメリットはコストの高さです。低コストのバランス型のファンドに投資すれば、ウェルスナビとそん色ない投資効果がありますが、コスト分だけウェルスナビはバランスファンド型のファンドに負けます。
年利換算で0.6%から0.9%程度劣化しますが、これを20年という長期にわたって投資した場合は大きな違いになります。
手数料が1%以上かかる
長期投資において、リターンを下げる要因である手数料がWealthNavi(ウェルスナビ)に対して年間1%、さらにETFのコスト(平均0.11%から0.14%)かかります。
楽天証券の楽ラップやマネックス証券のマネラップは1%を切る手数料であり、松井証券の投信工房は現時点では0.4%以下と圧倒的な低コストを実現しています。これらと比べると現状においてはコスト的に不利です。
長期投資には不利になるコストがネック
具体的な知識が必要なくネット証券などの口座開設することなく、資産運用を手軽に行いたいという方には、リスクを低減できる分散投資型のサービスとしては、オススメのサービスです。
ただし、資金運用サービス自体は、インデックスファンドをバランスよく組み合わせたバランス型ファンドとほぼ同じ。
バランスファンドは今や信託報酬コストが高いため長期的に投資した場合は、低コストのバランスファンドよりも劣ります。
特に全世界株式に投資できるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬の10倍のコストがWealthNavi(ウェルスナビ)はかかります。
もちろん、長期投資割を利用すればコスト差は縮まりますが、それでも年間1%から0.5%程度のコスト差は大きいものがあります。
10年、20年という長期投資には、このコスト差は圧倒的に不利になるため、利用する場合ご注意ください。
ちなみに、WealthNavi(ウェルスナビ)の口座開設費用や口座維持費用は無料です。