SMBC日興証券 三井住友銀行の連携サービス「バンク&トレード」の機能や手数料などを解説します

SMBC日興証券と三井住友銀行の連携サービスにバンク＆トレードというものがあります。

その、サービス機能や手数料さらに申込方法について、解説します。

SMBC日興証券 三井住友銀行のバンク＆トレードとは？

バンク＆トレードとは、三井住友銀行の「インターネットバンキング」とSMBC日興証券の「オンライントレード」を繋ぐことで、インターネット上で銀行取引や証券取引などが一元的に管理できるサービスです。

SMBC日興証券 三井住友銀行のバンク＆トレードの機能は？

シングルログインでなんどもパスワード入力が不要に

SMBCダイレクト、または日興イージートレードに1度ログインすれば、両方のサービスを使う際に、その度パスワードを入力する必要がありません。

例えば、パスワードカードを利用する方は、ログイン時にパスワードカードを利用する設定になっていても、シングルログインを利用して日興イージートレードにログインすれば、SMBCダイレクトにログインするときに、ワンタイムパスワードを入力する必要がありません。

ただし、SMBCダイレクトまたは日興イージートレードが暗証ロック等でログインできない状態のときは、シングルログインを利用できませんので注意してください。

銀行・証券残高一覧で銀行と証券の残高が確認できる

バンク＆トレードでは、日興イージートレードを通じてSMBCダイレクトのサービス利用口座、SMBC日興証券口座残高を、まとめて同じ1つの画面で確認できます。

三井住友銀行の対象口座は、SMBCダイレクトのサービス利用口座のみ、確認画面には当座貸越、カードローンは表示されますが、借入残高は表示されません。

銀行・証券残高推移で過去１３か月分の動きが視覚的に分かる

バンク＆トレードでは日興イージートレードを通じて、申込をした月の翌月第4営業日から、最大で過去13ヶ月分の三井住友銀行・SMBC日興証券の月末時点の口座残高の推移、金融商品ごとの資産の配分状況をグラフで照会できます。

銀行・証券残高一覧の確認と同じで、三井住友銀行の対象口座はSMBCダイレクトのサービス利用口座です。

またサービス利用口座と同じ取引で本人の口座として取引している口座も対象です。

即時入出金で証券と銀行の間のお金の移動が簡単に

三井住友銀行の普通預金口座、SMBC日興証券の証券総合口座の入出金が、日興イージートレードを利用して簡単にできます。ただし、三井住友銀行の口座は１口座のみを指定ですので、複数の口座をお持ちの方はご注意ください。

ちなみに、１日に入金・出金はそれぞ１０回まで、取扱い単位は１，０００円以上からで即時入出金にかかる手数料は無料です。

また、即時出金は１日の上限金額が合計１億円までで、利用するにはSMBCダイレクトサービスのサービス利用口座をSMBC日興証券の振込先口座として登録する必要があります。

振込先口座にSMBC日興証券に未登録の口座を指定する場合は、振込先口座の追加登録申込書を送付します。

証券不足金自動振替

SMBC日興証券の口座で不足金等が発生した場合、自動で三井住友銀行の普通預金口座から不足金に相当する額を振り替えることができます。これを利用するためには、事前に即時入出金サービスに申込し、指定したSMBCダイレクトのサービス利用口座を指定する必要があります。もちろん入金の手数料は無料です。

SMBC日興証券 三井住友銀行のバンク＆トレードのサービス対応時間・取扱チャネルについて

※1　即時入出金、証券不足金自動振替は「オプション契約」に該当するので、取扱チャネルは日興イージートレードのみです。

※2 毎週日曜日の21:00～月曜日の7:00はSMBCのシステムメンテナンスのため、利用できません。

SMBC日興証券手数料優遇サービス

バンク＆トレードを利用するとSMBC日興証券で以下の取引の手数料の優遇・割引サービスを受けることができます。

SMBC日興証券ダイレクトコースの場合

「投信つみたてプラン」で購入手数料がかかる投資信託であっても、無料になります。ただし毎月の引き落とし額が10万円以下の利用者のみが対象です。

SMBC日興証券総合コースの場合

日興イージートレード信用取引の、委託手数料が割引されます。SMBC日興証券の支店での取引の場合は、通常65%割引のところが75%割引になります。

証券仲介を利用する方は、SMBC日興証券の信用取引・投信つみたてプランの取引ができないので、手数料割引はありません。

SMBC日興証券のバンク＆トレードの申込方法について

バンク＆トレードに申込をするには、以下の条件を満たしている必要があります。

1. ２０歳以上の個人であること
2. 三井住友銀行の普通預金口座の口座開設していること
3. SMBCダイレクトに登録していること
4. SMBC日興証券の証券口座を開設していること
5. 日興イージートレードの利用申込をしていること

1、2、３の条件を満たしているならば、バンク＆トレードの申込をした後に、SMBC日興証券の証券口座開設手続きにそのまま進むことができますし、三井住友銀行のサービスサイトの申込ボタンから申し込むことができます。

SMBC日興証券 三井住友銀行バンク＆トレードを利用するときの留意点

三井住友銀行の金融商品仲介業務で証券口座を開設している方の場合

三井住友銀行の金融商品仲介業務で、証券総合口座を開設した方がバンク＆トレードを利用する場合、即時入出金で指定する口座は証券仲介口座で「円預金入金口座」として指定した口座のみになります。

即時入出金利用口座を削除すると解約になります

即時入出金で指定している普通預金口座をSMBCダイレクトのサービス利用口座から削除すると、バンク＆トレードの契約が解約されます。

申込後の住所・名義変更は？

バンク＆トレードに申込した後に住所・名義を変更する場合は三井住友銀行、SMBC日興証券両者で変更手続きを行う必要がありますのでご注意ください。

取引制限等があると、機能が利用できない場合があります

三井住友銀行、SMBC日興証券のいずれかに取引制限等の措置がされている方は、バンク＆トレードの全部、または一部のサービスを提供されないことがあります。

普通預金の金利は上乗せになりません

バンク＆トレードを利用しても、楽天証券と楽天銀行の連携サービスであるマネーブリッジのように普通預金の金利は上乗せにはなりませんのでご注意ください。

無料の便利なサービスなので登録しておきましょう

同じグループ企業の連携サービスですので条件に当てはまる方ならば、即時入金サービスや手数料割引サービスなど便利でおトクな機能がありますので、利用しないともったいないです

三井住友銀行、SMBC日興証券のいずれかの口座をもっていない方でも、持っていない口座を新しく開設すればもちろん利用可能ですよ。

SMBC日興証券とは？

三井住友フィナンシャルグループの証券会社である日興証券は、大手証券会社の１角で、取引商品も豊富です。

ダイレクトコースならば、対面証券会社のように執拗な営業も無く、安心してトレードできるうえに、取引手数料も低廉で、ＩＰＯ（新規公開株式）の取扱水準も高いのが特徴です。

さらに、申込手数料無料のファンドも６００本以上そろっています。

さらに、たびたび実施する国債キャンペーンは、ダイレクトコースであっても他のネット証券よりもポイントが高いのもポイントです。

【参考】ＳＭＢＣ日興証券 dポイントクラブもありますよ

ＳＭＢＣ日興証券が新しく開始したプログラムで、メールマガジン購読やアプリダウンロードさらに取引やドコモdポイントがもらえます。

詳しくは以下の詳細記事をご覧ください。

【参考】預けた資金を無料で他の金融機関の自分の口座に移動させる方法

預けた資金を無料で他の金融機関の自分の口座に振り込む方法は以下のページで解説しましたのでぜひご覧ください。

三井住友銀行は、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、GMOクリック証券などの主要ネット証券会社のほか、ＤＭＭＦＸ、ＬＩＯＮ ＦＸなどにおいてクイック入金可能ですので、振込手数料を支払うことなく他の金融機関へ資金を移動することが可能です。

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